「腸腎連関」ってなに? ~腸内細菌は腎臓病を防ぐのか、悪化させるのか問題~

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人間の体ってほんとにふしぎ。
 

 
以前より、「腸」と「腎臓」は連携していて、
 

腸内細菌叢が悪化すると、腎臓が悪化するし、
腸内細菌叢が良化すると、腎臓が良化する

 
という、「腸腎連関」という言葉が生まれるほどに注目されています。そんな中、慢性腎臓病(CKD)を防ぐためのヒントが明らかにされたとの研究発表が!
 
今回は、この「腸腎連関」についてまとめてみたいと思います。
 

 

「腸腎連関」とは?

まだまだ分かっていることが少ない腸内細菌叢(=腸内フローラ)。でも、少しずつ、わたしたちの体を制御しているのでは?と思われる研究結果が発表されつつあります。
 
「腸腎連関」の考え方もそのひとつ。KAKEN(科学研究費助成事業データベース)に登録されている『慢性腎臓病と異常腸内細菌叢による悪循環「腸腎連関」の病態生理の解明』の研究結果概要として、以下の内容が記されていました。
 

生化学的検査ではインドキシル硫酸の血清濃度やインドール濃度の腸管内での上昇を認め、軽度の腎機能障害でもこれら尿毒素が上昇することが明らかとなった。
 
また腸内細菌叢の変化を抑制する目的でガラクトオリゴ糖を投与したところCKDモデルで増加が見られたクロストリジウム群の増加抑制が認められ、血中の尿毒素(インドキシル硫酸)濃度も低下しており、ガラクトオリゴ糖による腸内環境と尿毒症状態の改善も認められることを明らかとし、論文として発表した。
 
参考:https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-25461210/

 
「腸腎連関」とは、腸管が腎臓と相互に影響を及ぼしているということ。
腸内細菌叢がよい状態だと、腎臓を保護してくれるけど、悪い状態だと尿毒素を蓄積させてしまい、慢性的な腎臓病(腎臓の動きが低下する状態)になる可能性が高まるんですって。
 
おっ・・・恐ろしい。
 

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100%腸内細菌が作ってる尿毒素があった?

腸内細菌を持っていない無菌のマウスと、菌を持っている通常のマウスが腎不全になった時に体内に蓄積する「尿毒素」を調べたのが、今回の東北大学と慶應義塾大学の実験です。

腸内細菌叢由来尿毒素

(1)100%腸内細菌叢由来の尿毒素
(2)腸内細菌叢と宿主の代謝由来の尿毒素
(3)腸内細菌叢代謝と食事成分由来の尿毒素
 
参考:http://www.dm-net.co.jp/calendar/2017/026794.php
 
無菌のマウスの場合、このうちの(1)については、できない=尿毒素類が減少するらしいの。だったら、腸内細菌はいないほうがいいんじゃない?って思いがちなのですが、どうやらそんなに単純ではないらしいのです。
 

腸内細菌は腎臓に良い影響と悪い影響の両方がある?

尿毒素の量だけでみたら増えていたとしても、それが腎機能障害を悪化させるかどうかは、また別の問題のようです。
 

今回の研究では、腸内細菌叢は腎不全状態でも、腸管内での短鎖脂肪酸の産生やアミノ酸の代謝に大きな影響を及ぼしていることが明らかになっている。これらは、免疫制御や栄養シグナルを介して腎臓を保護する役割を担っているという。
参考:http://www.dm-net.co.jp/calendar/2017/026794.php

 
うーむ。本当に腸内細菌が持つパワーは、一筋縄ではいかないなぁ。
でも、個人的には、やっぱり腸内細菌叢を多様化させておくことは健康にとって、とても大事なことなのではないかと思っています。
 
・菌活の参考にしてみてくださいね。

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長谷川ろみ

腸活じんべー編集長。元おデブ。 生まれたおうちが貧乏だったこともあり、野菜少なめ、揚げ物多めで育ち、小学生にして重度の便秘+肥満体に。その後、発酵食品との出会いにより、数十キロのダイエットに成功! 「腸活」を意識して生活するようになると、なぜか気持ちまでポジティブになりました。このブログでは、楽しく自由に生きていく上で欠かせない、ココロとカラダの健康法としての「腸活」や「自分らしい生き方」についてお届けします。 >プロフィール詳細はコチラ

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