世界初!和食(麹)独自素材の健康効果を研究で明らかに♪ ~佐賀大学農学部の北垣浩志先生にインタビュー!~

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みなさん、こんにちは♪
腸活じんべー編集長 長谷川ろみです。

2013年12月、「」がユネスコの世界無形文化遺産に登録されたことをご存じの方も多いと思います。日本人としては、とてもうれしいことですよね!

そんな「和食」の独自素材である「」の健康効果を、今回世界で初めて明らかにされた方がいます。そう、佐賀大学農学部の北垣浩志先生とその研究室のみなさんです。

今回は、この「麹」が、日本人の健康を支えているのではないかという仮説のもと、「麹」の研究をされている佐賀大学農学部の北垣浩志先生、そしてその研究室のみなさん、そして世界初となる「麹の機能性食品としての可能性」を示した論文をご紹介したいと思います。

佐賀大学農学部北垣研究室の研究内容

論文要約

・麹に多量に含まれる「グリコシルセラミド」をマウスに食べさせた。
・そのマウスのフンを採取して、腸内環境の変化を確認した。
・すると、近年善玉菌として注目されていてる「Blautia coccoides」が増加していることがわかった。
・これは、麹が腸内環境を改善すること(=プレバイオティクス)を具体的に明らかにした世界初の論文である。

 

和食のスターター「麹(こうじ)」とは?

和食には必ずと言っていいほど使われていて、海外のお料理には使われていない食材があります。なんだと思いますか?

それは、「麹(こうじ)」です。

「麹」は、米に麹菌をはやして作ったもので、和食に欠かせない調味料である、「醤油」「味噌」「酢」「日本酒」「塩麹」「甘酒」などを作る際に必ず使用される発酵食品のスターターなのです。

麹に含まれる「グリコシルセラミド」とは?

グルコシルセラミドは、麹のほかに、トウモロコシや大豆などにも含まれる成分で、これまでは保湿効果やアトピー性皮膚炎に対する改善効果が報告されていました。

皮膚の水分を蒸発させないようにしたり、肌へ侵入しようとする異物を防御したりするという理由で、化粧品に使われることもあります。

 

Blautia coccoidesってどんな菌?

Blautia coccoidesは注目を集めている善玉菌で、最近の研究では不安を鎮めたり、腸炎を防止したりする効果があることが報告されています。

まだまだ研究報告は少ないですが、高齢者に少ないという報告や肝硬変患者や大腸癌患者、大腸炎感謝で減少しているという報告もあり、善玉菌としての役割がこれから期待されますね!

佐賀大学農学部の北垣先生にインタビュー!!

今回はなんと、この研究を発表された佐賀大学農学部の北垣先生にインタビューをさせていただくことができました!

ろみ(以下ろ):北垣先生、本日はよろしくお願いいたします!

北垣先生(以下き):よろしくお願いします!

ろ:では早速…北垣先生は「麹」や「和食」の研究をたくさんされていらっしゃいますが、この研究を始めたきっかけはなんだったのでしょうか?

き:和食の健康効果が世界中でこれだけ注目されているのに、その独自素材もその機能性も報告されておらず、このままでは和食の消費は減少していくと思ったからです。

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また、とても親しい、そして尊敬する友人が40代の若さで小さなお子さんを残して生活習慣病で亡くなり、生活習慣病の根絶の必要性を痛感したこともありました。。。

ろ:そうだったんですね…そんなことが…!私たちの大事な和食の消費が減ってしまうのも哀しすぎます…もっとたくさんの方に機能性を知っていただきたいですね。

今回の研究は、麹が腸内環境を改善することを具体的に明らかにした世界初の論文だとお聞きしましたが、それだけ革新的な研究ですと、ご苦労も多かったことと思います。今回の研究で一番大変だったことはなんですか?

き:和食独自の機能性を調べるために、和食共通の素材である麹に含まれているグリコシルセラミドの腸内細菌への影響を調べるという斬新なアプローチを取ったため、研究は非常にスムーズでした。

栄養学の権威である佐賀大学の永尾晃治教授、西九州大学の柳田晃良教授、スフィンゴ脂質研究の権威である佐賀大学の光武進准教授、腸内細菌研究の権威である中山二郎准教授のご協力、浜島浩史研究員の尽力が得られたことも大きいでしょう。

これだけ異なる分野のトップ研究者が集まってチームを形成することは非常に稀であり、それが成功の要因だと思います。

ろ:わぁ~~やはりたくさんの方のご協力のもとに成り立っているのですね!!チームの協力体制の強さをとても感じます!では、反対に研究をされていて、おもしろいなと思ったエピソードなどあれば、教えてください。

き:私自身はもともと発酵学、醸造学の出身ですが、異分野の研究者と議論する中で、これまで教科書の中でしか知らなかった栄養学や腸内細菌学、脂質化学の視野を身に着けることができたことは、しかもそれで世界初の発見をできたのは自分の中では最高に面白かったですね。これぞ異分野融合だと思います。

ろ:たくさんの専門知識が重なりあった結果なのですね!!すごいなぁ~…!

北垣先生の研究室では、研究をもとに実用化された商品もありますが、今回の研究を元に具体的にこんな商品ができたらいいな…などとイメージしているものはありますか?

き:具体的なところは企業の開発の話になってきますが、おおまかな方向性としては、こうした知見を活かして和食が日本人の、そして世界の人々の健康に貢献するようなスーパー健康和食に切り替わることを期待しています。そして、私は近いうちに実現可能だと思っています。

和食のポテンシャルはまだまだ開放されていない、開発の余地がある、と思っていて、それを使って志半ばで生活習慣病で亡くなる人がいなくなる、それが私の夢です。

ろ:わぁ~~♪ ほんとうにそれは人類の夢ですよね!私も、知識や技術は何もないけど、1人でも多くの方に伝えるお手伝いができたらうれしいです…!!

佐賀大学農学部の北垣先生、本当にありがとうございました!
そして、これからもよろしくお願いします!

編集後記

今回は論文を読むだけでなく、実際に研究をされている北垣先生のお話を聞くことができました。

和食の可能性を知り、事実を伝えるだけでなく、その研究の裏の大きな情熱に触れることができ、本当に素敵な機会をいただけたことに感謝しています。

和食は私たち日本人の歴史であり財産であるー。
そんなことを強く思った経験でした。本当にありがとうございました!!

これからも和食や発酵文化の裏側の情熱に触れ、そしてこの腸活じんべーでお届けする機会をたくさん持てるように精進します!

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長谷川ろみ

腸活じんべー編集長。元おデブ。貧乏だったこともあり、野菜少なめ、揚げ物多めで育ち、小学生にして重度の便秘+肥満体に。その後、発酵食品との出会い、数十キロのダイエットに成功! 現在も「ココロとカラダの健康のための腸活」を意識し、大切さを伝えながら、日本の発酵技術の応援活動をしています。
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