健康

未来のノーベル賞受賞者?!「遠藤章・東京農工大特別栄誉教授」ってどんな人?

投稿日:2017年3月29日 更新日:




こんにちは♪
発酵プロデューサー/腸内環境改善アドバイザーの長谷川ろみです。

今日はなんと農家に生まれ、菌博士とも言わざるを得ない東京農工大特別栄誉教授の遠藤章先生が、「ガードナー国際賞」をとったとのニュースが!!

研究結果.jpg

「ガードナー国際賞」といえば、カナダのガードナー財団より、医学にたいして顕著な発見や貢献を行った者に与えられる学術賞のことで、ノーベル賞の前哨戦とも言われています。

過去には、ノーベル生理学・医学賞に輝いた大隅良典・東京工業大栄誉教授や山中伸弥・京都大教授らが「ガードナー国際賞」を受章し、その後にノーベル賞を受賞しているんだって!最近の日本人のノーベル賞受賞者は、物理学賞や医学・生理学賞が多いし…期待大です!

これは、ちょっと注目しておかなければ…!それも細菌学の教授だよ?!大注目せざるをえないでしょ!…ということで、今回は今旬な菌博士「遠藤章先生」はどんな方なのか、調べてみました♪

遠藤章先生の経歴は?

遠藤章先生は1933年に農家のご家庭に生まれ、幼少期から金に囲まれた生活をしていたと言います。ウィキペディアによると、国内外問わず、なんと輝かしい受賞歴!!

研究分野:細菌学
研究機関:
東北大学
三共 (製薬会社)
アルバート・アインシュタイン医科大学
東京農工大学
金沢大学
一橋大学イノベーション研究センター

主な受賞歴:
1966年4月 – 農芸化学賞(日本農芸化学会)
1987年10月 – ハインリッヒ・ヴィーラント賞(西ドイツ)
1988年3月 – 東レ科学技術賞(日本)
2000年5月 – ウォーレン・アルパート財団賞(en)(米国)
2006年4月 – 日本国際賞(スタチンの発見と開発)
2006年11月 – マスリー賞(米国)
2008年9月 – アルバート・ラスカー臨床医学研究賞(米国)
2017年3月 – ガードナー国際賞(カナダ)

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A0%E8%97%A4%E7%AB%A0

ガードナー国際賞の受賞はなるべくしてなったのですね~!では、何が理由でガードナー国際賞の受賞に至ったのでしょうか?詳しく見てみたいと思います。

遠藤章先生がガードナー国際賞を受章した理由

今回、遠藤章先生が「ガードナー国際賞」に選ばれた理由は、

」と呼ばれる血中コレステロール値を下げる高脂血症治療薬の原型となる物質を発見したこと

そして

その「スタチン」を心不全などの病気の予防と治療につなげたこと

の2つが評価されての受章となりました。1970年代当時、第一三共の発酵研究所に所属していた遠藤章先生を含むグループで、「スタチン」の研究は始まりました。ブイネットジャパンの記事によると、なんと約6400株ものカビや微生物を調べたとか…!

微生物やカビ約6400株を調べ、73年に青カビの一種から、血液中のコレステロールを劇的に下げる物質「ML-236B」(コンパクチン)を発見した。
参考:http://www.vnetj.com/55localangle/localangle8.html

スゴイ…さすが、菌博士…。遠藤章先生のホームページによると、「スタチン」の研究に関する発表は、新聞や雑誌、単行本などで1980年代からされていて、2006年には、スタチンの発見とこれまでの開発研究が評価され、日本国際賞(Japan Prize)を受章されています。


▼記事内容はこの下に続きます▼


この日本国際賞(Japan Prize)もとてもスゴイ賞なんです。日本国際賞のホームページにはこのように定義されています。

「Japan Prize」(日本国際賞)とは、「国際社会への恩返しの意味で日本にノーベル賞並みの世界的な賞を作ってはどうか」との政府の構想に、松下幸之助氏が寄付をもって応え、1985年に実現した国際賞です。

参考:http://www.japanprize.jp/prize.html

もう、2006年段階では、ノーベル賞受賞が期待されていたのかもしれません。

遠藤章先生が研究する「スタチン」とは?

遠藤章先生が長年研究していらっしゃる「スタチン」は、またの名を「HMG-CoA還元酵素阻害薬」といいます。

HMG-CoA還元酵素の働きを阻害する、すなわち、血液中のコレステロール値を低下させる薬の総称です。1つの薬の名前ではないんですね。

1989年に製品名「メバロチン」として発売したところ、なんと144億円も売り上げて、2004年3月期には年間売上高が2000億円に達しました。

高コレステロールで悩んでいる方は心筋梗塞や脳血管障害になりがちですが、その発症リスクを低下させることができると言われ、今や高コレステロール血症の治療薬として世界各国で使用されています。具体的な体への影響が薬剤師国家試験対策COMさんのホームページに掲載されていました。

①HMG-CoA還元酵素を阻害して、
②肝臓中のコレステロールを低下させ、
③肝臓のLDL受容体の数を増やし、
④血中LDLを肝臓へたくさん取り込ませて、
⑤血中LDLを低下させている

参考:https://be89314.com/column10.html

なーるほど!でも、これだけカラダに変化をもたらすとなると…ちょっと副作用も心配…。実は女性には効かない…とか、コエンザイムQ10が減少する…という発表もあるんです。

65歳以上では効果を確認できなかったのである。コレステロール値がどんなに下がったとしてもである。また年齢にかかわらず、女性には効果がなかった。
参考:http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080125/145406/?rt=nocnt
このスタチンはメバロン酸の合成を抑えるので、結果として同じメバロン酸から作られる、コエンザイムQ10も低下させます。
参考:http://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2011-05-23

んー、貴重な抗酸化物質が…。笑 効果を得るためにはいろいろな条件が必要なのかも?

医学の世界は奥深すぎて、まだまだ研究が必要なのかもしれませんが、とにかくものすごい発見なのはたしか!そして長い年月をかけて、ここまでの研究が進んだのは本当に素晴らしいことです。そろそろ40歳に差し掛かる私が生まれる前から研究されていたということですから…!!まだまだいろいろなことがわかってくるとイイですね。

長谷川ろみでした★

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長谷川ろみ

腸活LAB.編集長。元おデブ。 発酵食品との出会いにより数十キロのダイエットに成功。過去の自分と同じ悩みを持っている人に向けて、腸内環境の大切さを伝える活動中。

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