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長谷川ろみ
編集長:長谷川ろみ麹のちから推進委員会代表。元おデブの腸活研究家。腸内細菌に救われたことをきっかけに、日本の発酵文化や腸の大切さを伝えるためのコト・モノ・しくみづくりに挑戦中。詳細はこちら>

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ケトン体ダイエットは便秘になる?!原因と解消法まとめ

工藤孝文先生
この記事の監修ドクター:工藤内科副院長 工藤孝文先生 詳しくはこちら

糖質制限をする方が増えると同時に、「ケトン体ダイエット」や「ケトジェニックダイエット」と呼ばれるダイエット法が有名になりました。

でも、途中で断念する人も結構いるみたい。
・・・その理由は「便秘がひどくなるから」なんだとか。

一見関係なさそうに見える、ケトン体ダイエットと便秘。今回はこの関係とメカニズムを確認してみました!

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目次

「ケトン体ダイエット」とは?

「ケトン体ダイエット」は、炭水化物の摂取量を減らして、血糖値やインスリンをコントロールし、体脂肪が消費されやすい体質を作るダイエット方法です。

「ケトン体」とは?

「ケトン体」は脂肪をエネルギーに変換する時に、私たちの肝臓が作る物質です。

私たちが生きていくためには、エネルギーが必要です。
このエネルギーを得るためには、「糖」と「脂肪」が必要だと思ってください。

まず最初にエネルギーを得るために消費されるのは「糖」です。
「脂肪」よりも優先されます。

でも「糖」が不足している時、「脂肪」をエネルギーにします。
その「脂肪」をエネルギーにする時に作られるのが「ケトン体」です。

だから、「糖」があまりない体のほうが「ケトン体」は多く作られます。

「ケトン体」は、血液に乗って脳や内臓、筋肉などたくさんの場所でエネルギーとして使用されます。

「ケトン体」が多く作られるカラダは、脂肪が燃えやすいカラダなので、痩せやすいカラダとも言えます。

「ケトン体ダイエット」を言い換えると、ケトン体をたくさん作って痩せやすいカラダを作るダイエット・・・ということができそうです。

「糖質制限」と「ケトン体」

最近、糖質を制限するダイエットが流行ってますよね。広い意味では糖質制限ダイエットとケトン体ダイエットは似ています。

糖質をあまりとらないようにすれば、私たちの体はケトン体の濃度が高まった状態(ケトーシス)になります。脂肪を燃やしやすい状態ですね!

ファスティングや断食なども、基本的にはこのメカニズムを利用しています。

食べない⇒糖が不足する⇒ケトーシス⇒脂肪が燃える

というメカニズムを利用したダイエットという意味では一緒ですね。

「ケトン体ダイエット」と効果

やせるだけではないのが「ケトン体ダイエット」が注目されている理由です。

じゃあ他にどんな効果があるのか・・・最近その効果として、寿命を伸ばし、記憶力や体力を向上させることが、マウスを使った研究で明らかになりました。

米カリフォルニア大学デイヴィス校獣医学大学院が『Cell Metabolism』で報告した内容はこちらです。

この研究によると、脂肪を多く含む食事は長寿にプラスの影響を与えるだけでなく、記憶力や体力も向上させるという。ただし、いまのところはマウスについてのみの話だということは最初にはっきりさせておくべきだろう。

「脂肪を多く含み、炭水化物の少ない食事をしたマウスの平均寿命が13パーセント延びたのです。これは人間では7~10年に相当します」

参考:https://wired.jp/2017/10/06/ketogenic-diet/

もちろん、まだマウス実験しかされていませんが、人間にも応用できるのではないかと注目されているのは確かです。

「ケトン体ダイエット」が「便秘」になる原因

一方で「ケトン体ダイエット」をすると便秘になるという方もいます。
便秘がつらくて、「ケトン体ダイエット」は辞めました・・・という方も少なくありません。

例えば、「ケトン体ダイエット」をされている方の口コミはコチラです。

ケトン体ダイエットを始めてから最大の悩みは便秘でした。

当初便秘になることなど予想だにしてませんでした。またこれまで便秘になったことがなかったので、かなり戸惑いました。

参考:http://ketondiet.hatenablog.com/entry/2016/05/29/193612

確かに直接的にはあまり関係なさそうな、「ケトン体ダイエット」と便秘。
でも、糖質を制限すると、どうやら便秘予防に大切なこちらの2つが不足しがちな食生活になりやすくなると言うのです。

便秘の原因1:脂質が足りない

便をスムーズに出すための質の良い油の摂取が不足してしまいがちになります。

便秘の原因2:食物繊維が足りない

食物繊維と言えば、炭水化物の中にたくさん含まれています。この炭水化物を減らすことで食物繊維の摂取量も一緒に減り、便秘になりやすくなることが考えられます。

「ケトン体ダイエット」で「便秘」にならないためには?

「ケトン体ダイエット」で「便秘」にならないために、意識したほうがよいことをまとめてみました!

便秘改善法1:良質の油を摂る

悪い油をあえてとる必要はありませんが、飽和脂肪酸をもう少し大目に摂ると、便が出やすくなります。

便秘改善法2:水分を摂る

便秘の方の多くは水分不足だと言われています。特に糖質制限をしている時は、水分を多く摂ってカラダの機能を調整しましょう。

ミネラルウォーターだけでなく、炭酸水も活用すると、空腹時の強い味方になります。

便秘改善法3:マグネシウムを摂る

マグネシウムは、便を押し出してくれるぜん動運動を促してくれると言われています。マグネシウムがたくさん含まれている食品としては、ひじきや海苔、わかめなどの海藻やするめなどがおすすめです。

「ケトン体ダイエット」は「便秘」になる?まとめ

「ケトン体ダイエット」は、糖質を制限するダイエット法であるため、糖質がたくさん含まれた炭水化物を減らし、肉などのタンパク質や脂質が多い食材を多く摂ることになります。

それが結果的に「便秘」を招くのは、そんなに珍しいことではありません。

便秘になりやすいと感じたら、水分や良質な油、マグネシウムなどのミネラルを十分にとることをおすすめします♪参考にしてみてくださいね。

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