トランス脂肪酸を多く含む食品を知っておこう!「悪い油」と言われる理由とは?

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私たち人間が生きていくうえで欠かせない、「脂質」!
いい油をとるか悪い油をとるかで、カラダは大きく変わります・・・。

WHO/FAOや米食品医薬品局(FDA)など、世界中で「控えるべきだ!」と騒がれている脂質に「」があります。悪い油の代表みたいに取り上げられがちな「トランス脂肪酸」ですが、一体なにがそんなに「悪」なのでしょうか?

今回は、トランス脂肪酸の危険性や世界の対応を振り返りつつ、トランス脂肪酸を多く含む食品についてまとめておきましょう。

トランス脂肪酸とは?

トランス脂肪酸は、多くの食品に含まれる脂肪です。

ウィキペディアによると・・・

トランス脂肪酸は、構造中にトランス型の二重結合を持つ不飽和脂肪酸。 トランス脂肪酸は天然の動植物の脂肪中に少し存在する。

水素を付加して硬化した部分硬化油を製造する過程で多く生成される。マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングはそうして製造された硬化油である。

他にも特定の油の高温調理やマイクロ波加熱(電子レンジ)によっても多く発生することがある。

参考:ウィキペディア

トランス脂肪酸は、基本的にはほとんどの食品に含まれると言われていて、完全に摂らないようにするのは難しい脂肪酸です。

トランス脂肪酸には天然のものもありますが、健康面が問題になっているのは、加工されたトランス脂肪酸の方です。

マーガリンやスナック菓子、インスタント食品などに含まれる、安くて酸化しにくい脂肪酸で、そのため古いものを長く使い続けてしまう危険性もあります。

トランス脂肪酸の完全除去は難しいにしても、中には含有量がかなり多い食品があって、健康面から危険性が指摘されているんです・・・。

トランス脂肪酸は、本当にカラダに悪いのか?

トランス脂肪酸は、心臓病の疾患リスクを高めたり、肥満の原因になるなど、世界中でその危険性が取り上げられています。

2003年、WHO/FAO合同専門家会合で食品からとる総脂肪、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸等の目標値が設定されました。

この目標値によると、

トランス脂肪酸の摂取量を、総エネルギー摂取量の1%未満とする

ことを勧告をしています。日本人の場合は1g~2g程度でしょうか?

日本人が一日に消費するエネルギーは平均で約1,900 kcalですので、平均的な活動量の場合には一人一日当たり約2グラム未満に相当します。

参考:http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_wakaru/#2

トランス脂肪酸に対するアメリカの見解

もともと日本よりトランス脂肪酸を多く摂っていた国の1つであるアメリカは、2018年6月以降、「トランス脂肪酸の食品添加を原則禁止する!」と発表しました。

産経ニュースにはこのように、「トランス脂肪酸禁止」という記事になっています。

米食品医薬品局(FDA)は今月、トランス脂肪酸の原因となる油脂の使用を3年後に原則禁止することを決めた。大量に摂取すると心臓疾患などのリスクを高めるとされるトランス脂肪酸の削減が目的だ。

参考:http://www.sankei.com/life/news/150629/lif1506290017-n1.html

トランス脂肪酸はなにも今、突然問題視されているわけではなく、これまでにいろんな訴訟問題が起きています。

例えば、私たちにもなじみ深いマクドナルド。米マクドナルドは、健康問題活動家らが消費者への告知が不十分だったとして損害賠償などを求められ、結局約850万ドル(約9億円)を支払って和解しています。

トランス脂肪酸訴訟で取り上げられてしまったマクドナルドのフライドポテトは、その後改良がおこなわれたのか、他社に比べてトランス脂肪酸量が少なかったことがわかっています。

有力消費者団体の公益科学センター(CSPI)が独自調査を行い、いまだ多くのファーストフード店舗が基準を大幅に上回るフライドポテトを販売している中、マクドナルドのポテトは 0.2gで合格だった、と公表しました。

参考:http://www.transfat.org.uk/mac.html

訴訟という痛手を負ったことで、トランス脂肪酸への危機感が強まった結果ですね・・・。

トランス脂肪酸に対するデンマークの見解

アメリカだけではありません。

農林水産省のホームページによると、ヨーロッパでもトランス脂肪酸の規制は進んでいるようです。

デンマークでは、全ての食品について油脂中のトランス脂肪酸の含有率を2%以下に制限したんですって。

デンマーク政府は、2003年6月から、消費者向けに販売・供給される食品(中食や外食を含む。)に含まれるトランス脂肪酸について、最終製品に含まれる油脂100 gあたり2 gを超えてはならないとする規則を設けています。

参考:http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_kokusai/danmark.html

トランス脂肪酸は、世界中で「心臓病になるリスクが高まる脂肪酸」として有名になっています。

トランス脂肪酸に対する日本の見解

そして日本・・・実は日本は他国に比べると、トランス脂肪酸への対応がかなり遅れているのでは?と指摘されています。

もちろん日本の企業も自主的にトランス脂肪酸の削減を行っている場合も多く、これからルールができる可能性はありそうですね。

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農林水産省のトランス脂肪酸についての見解がホームページに掲載されていました。

トランス脂肪酸については、食品からとる必要がないと考えられており、むしろ、とりすぎた場合の健康への悪影響が注目されています。

具体的には、トランス脂肪酸をとる量が多いと、血液中のLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)が増えて、一方、HDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)が減ることが報告されています。

日常的にトランス脂肪酸を多くとりすぎている場合には、少ない場合と比較して心臓病のリスクを高めることが示されています。

参考:http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_wakaru/#2

でも同時に、まだ日本人へのトランス脂肪酸への悪影響は不明としているのが農林水産省の見解のようです。

トランス脂肪酸による健康への悪影響を示す研究の多くは、トランス脂肪酸をとる量が多い欧米人を対象としたものであり、日本人の場合にも同じ影響があるのかどうかは明らかではありません。

参考:http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_wakaru/#2

マーガリン=プラスチック説は誤解?!

プラスチックは、英語で「可塑性」という意味になります。
コトバンクさんによると、「可塑性」の意味はコチラです。

固体に外力を加えて変形させ、力を取り去ってももとに戻らない性質。塑性。

参考:https://kotobank.jp/word/%E5%8F%AF%E5%A1%91%E6%80%A7-44854

トランス脂肪は、英語でプラスチック脂肪と呼ばれることが多かったため、「プラスチックと同じ成分でできた脂肪だ」と恐れられることが多くなってしまいましたが、これは誤解だという指摘があるようです。

トランス脂肪が、プラスチック脂肪と呼ばれることもあることから生じた勘違いです。

この場合のプラスチック(plastic)は、英語の「塑造する(形を作る)」という意味の形容詞です。

日本語化した合成樹脂を表すプラスチックとは違います。

参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1385630488;_ylt=A7dP5W64DZ1UWS4ALXdF.vN7?fr=rcmd_chie_detail

日本語と英語、確かに難しいですね。

でも・・・トランス脂肪酸が食べるプラスチックではないとしても、個人的にはあまりたくさん食べたいものではないなと思うのが正直なところ・・・笑 みなさんはいかがですか?

トランス脂肪酸を多く含む食品

トランス脂肪酸を多く含む食品として有名なものを以下にあげておきましょう。

▼オイル類:例
マーガリン(ネオソフト、コーンソフト、バター仕立てのマーガリン、ケーキ用マーガリン、学校給食用マーガリン等)、サラダ油、コーン油、ごま油、紅花油、ひまわり油、ピーナッツバター、オイリードレッシング、マヨネーズ等

▼お菓子類:例
ケーキ、アイスクリーム、チョコレート菓子、クッキー、菓子パン、ドーナツ、ポテトチップス、ポップコーン、袋菓子など

▼インスタント類:例
カップラーメン、袋ラーメン、カップスープ、パリパリ焼きそば、カレーやシチューのルー、レトルト食品

▼冷凍食品類:例
唐揚げ、コロッケ、メンチカツ、ミートボール、ハンバーグ、魚フライ、エビフライ、冷凍ギョウザ、冷凍ピザなど

▼外食全般:例
ファストフード全般、カフェのコーヒークリーム、ドーナツ、からあげ、フライドポテト、パイ、フライドチキン、ピザ、トンカツ、メンチカツ、エビカツ、天ぷらなどの揚げ物、スーパーのお惣菜全般

いちばん含有量が多いのはマーガリン&ショートニング

トランス脂肪酸を多く含む食品としていちばん有名なのは、マーガリンやショートニングです。

成分表をみてそれらが多く入っているものは、すべてトランス脂肪酸を多く含む食品かもしれないと疑ってみるのがよいかもしれません。

ショートニングは、お菓子作りをする方はよく見るかもしれませんが、マーガリンから水分と不純物を取り除いたもののことを指します。

加工過程が多く、マーガリンよりも更に倍近いトランス脂肪酸が含まれていると言われています・・・怖いですね・・・。

トランス脂肪酸を多く含む食品はコレ!まとめ

世界中から嫌われ、恐れられているトランス脂肪酸、今回はその危険性をまとめてみました。

日本はアメリカなどの欧米諸国に比べると、トランス脂肪酸の摂取量がそこまで多くないので、まだふわっとしている感じがしますが、アメリカやデンマークなどでは、トランス脂肪酸を国が規制するほどの大問題になっています。

日本の食生活の欧米化もかなり叫ばれているし、結婚しない一人暮らしの人が増えたり、核家族・共働きが増えることで、お惣菜の消費も増えていることから、知らないうちにトランス脂肪酸の摂取量が増えているかもしれません。

まだ国としては大きな規制はないので、私たちが自分のカラダを自分でまもる知識をつけておきたいところですね。

トランス脂肪酸を食べるのも、食べないのも、個人の自由!知っておくことは大事です♪

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長谷川ろみ

腸活じんべー編集長。元おデブ。貧乏だったこともあり、野菜少なめ、揚げ物多めで育ち、小学生にして重度の便秘+肥満体に。その後、発酵食品との出会い、数十キロのダイエットに成功! 現在も「ココロとカラダの健康のための腸活」を意識し、大切さを伝えながら、日本の発酵技術の応援活動をしています。
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