遠藤章教授ってどんな人?ノーベル賞候補!スタチン発見のすごさまとめ

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菌博士という愛称もお持ちの遠藤章教授、みなさんはご存知ですか?

毎年ノーベル賞候補として名前が上がる遠藤章教授は、1933年に秋田県由利本荘市の農家に生まれました。

そんな東京農工大特別栄誉教授の遠藤章先生が、「ガードナー国際賞」をとったとのニュースが!!

「ガードナー国際賞」といえば、カナダのガードナー財団より、医学にたいして顕著な発見や貢献を行った者に与えられる学術賞のことで、ノーベル賞の前哨戦とも言われています。

過去には、ノーベル生理学・医学賞に輝いた大隅良典・東京工業大栄誉教授や山中伸弥・京都大教授らが「ガードナー国際賞」を受章し、その後にノーベル賞を受賞しているんだって!

最近の日本人のノーベル賞受賞者は、物理学賞や医学・生理学賞が多いと言われているし、「ガードナー国際賞」も受賞しているし・・・、ノーベル賞候補者として遠藤章先生、期待大ですね!

今回は、今ノーベル賞受賞者候補として名高い菌博士「遠藤章先生」はどんな方なのか、過去にさかのぼって調べてみました♪

遠藤章先生の経歴は?

遠藤章先生は1933年に農家のご家庭に生まれ、幼少期から菌に囲まれた生活をしていたと言います。ウィキペディアによると、国内外問わず、なんと輝かしい受賞歴!!

研究分野:
細菌学

研究機関:
東北大学
三共 (製薬会社)
アルバート・アインシュタイン医科大学
東京農工大学
金沢大学
一橋大学イノベーション研究センター

主な受賞歴:
1966年4月 – 農芸化学賞(日本農芸化学会)
1987年10月 – ハインリッヒ・ヴィーラント賞(西ドイツ)
1988年3月 – 東レ科学技術賞(日本)
2000年5月 – ウォーレン・アルパート財団賞(en)(米国)
2006年4月 – 日本国際賞(スタチンの発見と開発)
2006年11月 – マスリー賞(米国)
2008年9月 – アルバート・ラスカー臨床医学研究賞(米国)
2017年3月 – ガードナー国際賞(カナダ)

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A0%E8%97%A4%E7%AB%A0

遠藤章先生は、国内外問わず、素晴らしい受賞歴!

ガードナー国際賞の受賞はなるべくしてなったのですね~!では、何が理由で、遠藤章先生は、ガードナー国際賞の受賞に至ったのでしょうか?

ここからは、ガードナー国際賞と遠藤章先生の関係について、詳しく見てみたいと思います。

遠藤章先生がガードナー国際賞を受章した理由

今回、遠藤章先生が「ガードナー国際賞」に選ばれた理由は、主に2つあります。

1:「スタチン」と呼ばれる血中コレステロール値を下げる高脂血症治療薬の原型となる物質を発見したこと

2:「スタチン」を心不全などの病気の予防と治療につなげたこと

遠藤章先生は、ただ「スタチン」という物質を見つけただけでなく、病気の予防や治療につなげたことが評価されての受章となりました。

1970年代当時、第一三共の発酵研究所に所属していた遠藤章先生を含むグループで、「スタチン」の研究は始まりました。

1966年からの2年間、遠藤章先生はアルバート・アインシュタイン医科大学(ニューヨーク)に留学されています。この時、アメリカではコレステロールが年間数10万人が死亡する心筋梗塞の主要な原因であることを知ります。

帰国後は有効なコレステロール低下剤の開発を目指して、2年間に6000株の菌類を調べたのだとか!遠藤章先生たちの信念、そしてチームワークや努力のたまものですね。

微生物やカビ約6400株を調べ、73年に青カビの一種から、血液中のコレステロールを劇的に下げる物質「ML-236B」(コンパクチン)を発見した。

参考:http://www.vnetj.com/55localangle/localangle8.html

遠藤章先生は、ガードナー国際賞の前に〇〇も受賞済み!

遠藤章先生のホームページによると、「スタチン」の研究に関する発表は、新聞や雑誌、単行本などで1980年代からされていて、2006年には、スタチンの発見とこれまでの開発研究が評価され、日本国際賞(Japan Prize)を受章されています。

この日本国際賞(Japan Prize)もとてもスゴイ賞なんです。日本国際賞のホームページにはこのように定義されています。

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「Japan Prize」(日本国際賞)とは、「国際社会への恩返しの意味で日本にノーベル賞並みの世界的な賞を作ってはどうか」との政府の構想に、松下幸之助氏が寄付をもって応え、1985年に実現した国際賞です。

参考:http://www.japanprize.jp/prize.html

遠藤章先生は、すでに2006年段階で、ノーベル賞受賞が期待されていたことがわかりますね。「そろそろノーベル賞を取られるのかも?」と噂されるのもよくわかります。

遠藤章先生が研究する「スタチン」とは?

遠藤章先生が長年研究していらっしゃる「スタチン」は、またの名を「HMG-CoA還元酵素阻害薬」といいます。

HMG-CoA還元酵素の働きを阻害する、すなわち、血液中のコレステロール値を低下させる薬の総称です。1つの薬の名前ではないんですね。

1989年に製品名「メバロチン」として発売したところ、なんと144億円も売り上げて、2004年3月期には年間売上高が2000億円に達しました。

ただ研究だけをしたのではなく、すでにたくさんの方の健康を守っていらっしゃいます。

高コレステロールで悩んでいる方は心筋梗塞や脳血管障害になりがちですが、「メバロチン」はその発症リスクを低下させることができると言われ、今や高コレステロール血症の治療薬として世界各国で使用されています。

具体的な体への影響が薬剤師国家試験対策COMさんのホームページに掲載されていました。

①HMG-CoA還元酵素を阻害して、
②肝臓中のコレステロールを低下させ、
③肝臓のLDL受容体の数を増やし、
④血中LDLを肝臓へたくさん取り込ませて、
⑤血中LDLを低下させている

参考:https://be89314.com/column10.html

なーるほど!でも、これだけカラダに変化をもたらすとなると…ちょっと副作用も心配…。実は女性には効かない…とか、コエンザイムQ10が減少する…という発表もあるんです。

65歳以上では効果を確認できなかったのである。コレステロール値がどんなに下がったとしてもである。また年齢にかかわらず、女性には効果がなかった。

参考:http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080125/145406/?rt=nocnt

このスタチンはメバロン酸の合成を抑えるので、結果として同じメバロン酸から作られる、コエンザイムQ10も低下させます。

参考:http://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2011-05-23

んー、貴重な抗酸化物質が…。笑 効果を得るためにはいろいろな条件が必要なのかも?

医学の世界は奥深すぎて、まだまだ研究が必要なのかもしれませんが、とにかくものすごい発見なのはたしか!

そして長い年月をかけて、ここまでの研究が進んだのは本当に素晴らしいことです。そろそろ40歳に差し掛かる私が生まれる前から研究されていたということですから…!!

まだまだいろいろなことがわかってくるとイイですね。

追記:2017年、遠藤章先生はノーベル賞を受賞するのか?

2017年のノーベル賞ウィークがとうとうスタートしました!
やはり、遠藤章先生、今年もノーベル賞候補として名前が挙がっています。

2017年ノーベル賞候補者(一部)

・遠藤章特別教授(東京農工大学)
青カビから血液中のコレステロール値を低下させる物質「スタチン」を発見した。

・本庶佑特別教授(京都大学)
免疫のブレーキ役となるたんぱく質「PD-1」を発見し、がんの治療薬「オプジーボ」の開発につなげた。

・森和俊教授(京都大学)
「小胞体ストレス応答」という機能を発見した。

さてさて今年は日本人の受賞はあるのでしょうか?はたまたもっと先になってしまうのか?個人的には日本人の研究が認められるのを楽しみにしています。

遠藤章教授ってどんな人?ノーベル賞候補!まとめ

小さいころから農家の息子として細菌たちと戯れてきた遠藤章教授。以下の2つの理由から「ガードナー国際賞」を受章され、またノーベル賞候補として常に名前が挙がっています。

1:「スタチン」と呼ばれる血中コレステロール値を下げる高脂血症治療薬の原型となる物質を発見したこと

2:「スタチン」を心不全などの病気の予防と治療につなげたこと

ノーベル賞がとれてもとれなくても、遠藤章教授の研究は多くの人を救っているのは間違いありません。まだまだ多くの研究が進み、多くの方が救われる結果が出ることを願っています。

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長谷川ろみ

腸活じんべー編集長。元おデブ。貧乏だったこともあり、野菜少なめ、揚げ物多めで育ち、小学生にして重度の便秘+肥満体に。その後、発酵食品との出会い、数十キロのダイエットに成功! 現在も「ココロとカラダの健康のための腸活」を意識し、大切さを伝えながら、日本の発酵技術の応援活動をしています。
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