飲酒(アルコール)で口内フローラは変化する?!腸内フローラへの影響は?




工藤孝文先生
この記事の監修ドクター:工藤内科副院長 工藤孝文先生 詳しくはこちら

腸内環境を整えるための勉強会などをやらせてもらうと、よく聞かれるのがアルコールと口内フローラ、腸内フローラの関係です。

そりゃね、飲みすぎはだめでしょ。笑

でも、私もお酒は飲むし、むしろ好きだし、毎日飲むわけでも飲みすぎるわけでもないので、そこまで気にしていません。そんな中、飲酒と口内フローラの関係について、ある研究結果が発表されていたので、ご紹介しますね。

口内フローラと腸内フローラ

腸内環境も口内環境も、私たちの健康にとってとても重要であることがいろいろなメディアで取り出されています。

人間のカラダは筋肉も臓器も血液も…すべてがつながっているのでね、口内フローラが乱れていれば、、腸内フローラも乱れているのが普通です。逆に腸内環境が整っている人は、口の中のトラブルも少ないのよね。

口内環境の乱れは、歯周病などの口の中の疾患だけでなく、口の中にいる歯周病菌が血液に乗ってカラダ中にまわり、頭部、頸部、消化管などなどに到達し、がんなどの発生につながる可能性もあるといわれているの。

だから、腸内環境と口内環境は、私たちの健康のためにとても大事で、いつもセットで考えなくてはいけません。

飲酒すると口内フローラはどうなるのか?

今回行われた研究は、学術論文誌「Microbiome」オンラインに掲載されたものです。

学術論文誌「Microbiome」オンラインの研究結果

私たちの口の中の細菌叢が乱れる原因となるものには何があるのか調べる研究の中で、アルコールが口腔内細菌叢にどんな影響があるかしらべたんだって。

そこでわかったことは、以下の3つ。

口腔微生物叢の多様性は、大量飲酒者と非飲酒者で異なった。

→たくさんお酒を飲む人と飲まない人では、口の中にいる細菌の種類の数が違うことがわかった。

乳酸菌の存在量は、大量飲酒によって減少する傾向にあった。

→たくさんお酒を飲む人は、善玉菌の代表だとされる乳酸菌が減少していることがわかった。

より大量の飲酒をする人では、アクチノマイセス、レプトトリシア、カーディオバクテリウム、およびナイセリアといった特定の細菌(属)が多かった。これらの属のうちのいくつかは口腔病原体を含み、ナイセリアはエタノールからヒト発癌性アセトアルデヒドを産生することができる。

→お酒を飲みすぎる人の口の中には、発がん性が疑われている菌たちがたくさんいることがわかった。

参考:https://bhn.jp/news/96619

ちょっと!やばいじゃんww 笑

ですがね、これはあくまでたくさんお酒を飲む人、飲みすぎる人を例にしています。(基準はわかんないけど)
心配しすぎるのもよくないよね。あ、とはいえ、飲みすぎはだめね。

この結果を受けて、この研究をした研究者たちは、

大量のアルコール消費が口腔内細菌叢の組成に影響を与える可能性を示唆している。

と発表されています。

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大量に飲酒すれば、口内環境は変化する可能性が高そうです。

まぁ、アルコールに限らず、大量になにかを摂取するのは、リスクが多い食べ方であり、腸内細菌叢も口内細菌叢も多様性が低くなり、不安定になるのはなんとなくわかりますよね。

厚生労働省 Eヘルスネットの見解

大量のアルコール消費は、私たちのカラダに変化を与えます。それは、腸内環境や口内環境に限ったことではないかもしれません。

でもね、お酒は悪!って思うのも、ちょっと寂しすぎるじゃん?笑

適正な量であれば大丈夫でしょ!というのが厚生労働省 Eヘルスネットの見解でもあるようです。

アルコールを適正に飲酒しているかぎり、口腔機能に影響を与えることは少ないと思われます。

参考:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-01-009.html

でもね、それと同時にアルコールを大量に摂取すると、利尿作用による慢性的な水分不足、そして規則正しい食事をしなくなることから唾液の分泌量が減ったりと、いろいろな問題が出てくることを示唆していました。

食事量が減少することで咀嚼回数が減ってしまい、唾液の分泌量の低下・質の変化が起き、自浄作用(自らの唾液で口腔内をキレイにする)の低下や口腔乾燥が進み口腔環境が悪化してしまいます。【図】に示したように、これらが歯科疾患を徐々に増幅させる要因になっています。

参考:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-01-009.html

アルコールの飲みすぎは、絶対にやめましょう。

飲酒すると腸内フローラはどうなるのか?

飲酒による口内フローラへの影響がわかったところで、腸内フローラへの影響の話にも触れてみたいと思います。口内フローラに対してよくないのであれば、腸内フローラに対しても同じであることがわかると思いますが、まさしくその通りです。

アルコールの飲みすぎと腸内フローラの関係について、米国国立衛生研究所(NIH)が研究した内容はこちらです。

米国国立衛生研究所(NIH)の研究によって、アルコールを摂り過ぎると、腸内で毒性の強い細菌が増え、腸内フローラが悪化してしまうおそれがあることが判明した。

参考:http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2016/009148.php

口内フローラも腸内フローラも、影響はとてもよく似ています。あたりまえよね、つながってるんだもの。

飲酒と口内フローラ&腸内フローラまとめ

飲酒による口内フローラや腸内フローラへの変化は、適切な量を飲んでいるだけでしたら、そんなに問題にするほどのことではないというのが、一般的な見解です。

でも、アルコールはあくまで刺激物なので、影響はゼロではありません。
お酒を飲みすぎた場合、発がん性物質を作る細菌が腸内フローラや口内フローラに増えてしまう可能性は、ゼロではないんです。

発がん性物質を作るまでいかなくても、やっぱり刺激物を大量に身体に入れると、乱れる可能性は捨てきれないはず。

決してお酒は飲みすぎず、でも楽しめる程度にしておきましょう♪
参考にしてみてくださいね。

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長谷川ろみ

腸活クリエイター&本サイトの編集長。元おデブ。貧乏だったこともあり、野菜少なめ、揚げ物多めで育ち、小学生にして重度の便秘+肥満体に。その後、発酵食品との出会い、数十キロのダイエットに成功! 現在も「ココロとカラダの健康のための腸活」を意識し、大切さを伝えながら、日本の発酵技術の応援活動をしています。 ▼プロフィール詳細はコチラ ▼活動内容詳細はコチラ ▼取材やお仕事の依頼はコチラ ▼instagramはコチラ ▼腸内革命ラジオ(Youtube)はコチラ

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