私自身、子供の頃に便秘やそれに伴う腹痛を経験してきました。
当時は3〜4日ほど出ていなかったとしてもいつもの事としていましたし、人前で何か発表する時や部活動での大会など緊張を感じやすく、お腹が痛くなったり下したりしがちでした。
その当時は、なんてデリケートなお腹なんだ。と思っていましたが、腸の事を勉強していくうちにそれらは体からのSOSだったのでは…汗
と思うようになりました。
便秘は幼少期よりも前の段階から始まっているケースがあることに驚きました。
今回は乳幼児〜幼少期の便秘の原因と対策についてご紹介します。
目次
赤ちゃんの便秘とはどんな状態のことを言うの?
大人になってからは自己判断が出来ますが、赤ちゃんは言葉にすることは出来ませんので、下記のような状態になっていたら便秘を疑いましょう。
・下腹部が張っている、固い
・うんちが固く少量
・母乳やミルクを飲む量が減っている、飲みたがらない
・うんちをする際、痛がったり泣いたりする
・おならやうんちが臭い
赤ちゃんの便秘の原因とは?
新生児〜乳幼児のころの赤ちゃんの便秘の原因をまとめてみました。
両親の腸内細菌の量と種類
自然分娩の赤ちゃんは産道を通る時に子宮近くにある、腸の細菌に触れて産まれてきます。
帝王切開で産まれた赤ちゃんの場合、それがないために産まれた時に触れる細菌量が少ないです。
産まれた時の細菌量をベースに腸内細菌を育てていくので、細菌量の少ない赤ちゃんや母親から引き継いだ腸内細菌によって環境が整わず便秘になりやすい子もいます。
また、消化器官の機能が未熟であったりほとんどの時間を眠っているか、仰向けの姿勢で過ごしている新生児は運動不足により便秘しやすい時期です。消化の良い母乳を飲む赤ちゃんより人工乳を飲む赤ちゃんの方がなりやすい傾向にあります。
離乳食の開始
離乳食が開始となり、固形物を食べるようになると腸内最近のバランスが崩れたり、うんちが固まりやすくなりますが、りきむ力が足りない事により便秘がちになります。母乳やミルクの量が減った分、水分を意識して取るようにしましょう。
赤ちゃんの便秘の対策
お母さんの生活習慣を整え、赤ちゃんは手作りご飯で善玉菌を増やす
お母さんの母乳は血液から作られます。その血液は小腸より栄養を吸収し全身に運ばれていきます。食物繊維、オリゴ糖を積極的にとる事で整腸作用があり、消化吸収がしっかり出来るくれるだけでなく、善玉菌のえさにもなり悪玉菌の増殖を抑制する働きもあります。
赤ちゃんの離乳食では、消化の良いバナナやサツマイモのペーストのほかすりりんごなど食物繊維も取れるメニューも取り入れるのがおすすめです。
運動、マッサージをしてお腹周りの筋肉を使う
赤ちゃんのお腹に〈の〉の字を描くようにさすってあげたり、両足を自転車をこぐように動かす事で腸に刺激が伝わり便秘対策にもなります。
上記に合わせて、排泄環境によっても便秘になるケースもあるので、安心空間で上手に排泄ができた時は褒めてあげるなど環境を整えてあげることも便秘防止へと繋がります。
便は体からの大事なお便り。
赤ちゃんの健康チェックの際、参考にしてみてください。