【腸活とパフォーマンス】集中力が持たない人へ。継続できないのは腸内環境のせいかもしれません

コロナ禍で働き方が変わった人、多いと思います。

リモートワークの人も増え、おうち時間が増えると、気持ちの切り替えがすごーく難しい。なかなか集中できない。そんな悩みがある人も多いでしょう。そんな時、ちゃんと気を付けたほうがいいのが腸内環境です。腸内環境を整えておくと、集中力や全体のパフォーマンスがアップします。

今回は、集中力を下げないために気を付けたほうがいいことについてまとめてみました。

※この記事は長谷川ろみのStand.fm「聴くだけ腸活ラジオ」内での話題を元に原稿にしています。
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集中力を下げる食べ物とは?

最初に1つの論文をご紹介したいと思います。2020年にオハイオ州立大学の研究チームが行った研究です。

研究対象者は、40代~60代の51人の女性。この方たちに10分間の注意力・集中力テストを受けてもらいました。そして、彼女たちを2つのグループに分け、2種類の食事を採ってもらいました。

2種類の食事の材料はほぼ一緒です。そして、摂取カロリーも一緒でした。違うのは食事に使われている油のみ。1つめのグループは、飽和脂肪酸(パルミチン酸)を豊富に使いました。そして2つめのグループには、不飽和脂肪酸(オレイン酸)を豊富に使いました。

食事1:飽和脂肪酸(パルミチン酸)を豊富に使った食事
食事2:不飽和脂肪酸(オレイン酸)を豊富に使った食事

この結果、わかったことはこちらです。

飽和脂肪酸(パルミチン酸)を食べた後に明らかに集中力や注意力が落ちた。

なんと、飽和脂肪酸(パルミチン酸)を食べたあとに集中力や注意力が落ちたことがわかりました。油の種類を変えただけで、集中できるかできないか、お仕事や勉強のパフォーマンスが変わってしまうんです。

飽和脂肪酸とは?

ここで飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸について、まとめておきましょう。

飽和脂肪酸
=常温では固形
=動物性脂肪に多く含まれている
=パルミチン酸、ステアリン酸などがある
不飽和脂肪酸
=常温では液体
=植物性脂肪に多く含まれている
=腸内環境を整えると言われるEPAやDHAなどのオメガ3系の油だけでなく、現代人は摂り過ぎていると言われるオメガ6系の油なども含まれる

飽和脂肪酸は常温では固形で固まる性質のある油です。ラードやバター、そしてお肉の脂など動物性脂肪に多く含まれています。ポテトチップスやお菓子、ケーキやインスタント食品、ファーストフードなどの加工食品に使われやすい油です。

一方、不飽和脂肪酸は常温では液体です。血液をさらさらにしたり、腸内環境を整えるとも言われるお魚の油EPAやDHAなどののオメガ3系の油はもちろん、現代人は摂り過ぎていると言われるオメガ6系の油も含まれます。

今回わかった集中力が下がる油は不飽和脂肪酸です。つまりファーストフードやインスタント食品ばかり食べていると、集中力や注意力が下がることがわかりました。

自粛生活が始まった時、日持ちがする食品をなるべくたくさんストックしようとしてインスタント食品をたくさん準備した方もいると思います。でも、これはちょっと危険。インスタント食品ばっかり食べていると、私たちの体は集中力や注意力が散漫になってしまうんです。

飽和脂肪酸がコワい理由

飽和脂肪酸が多い食事をしていた被験者の方々の血液の中に「エンドトキシン」という毒素が見つかりました。

エンドトキシン
=内毒素
=腸内細菌の細胞壁由来

エンドトキシンは、腸内細菌の細胞壁の成分です。なぜ腸内細菌の成分が血液から見つかったのか。それは、飽和脂肪酸が多い食事をしていた被験者の方々の腸に穴が空いていたからなんです。

飽和脂肪酸が含まれたものばかりを食べる

腸に穴があく
(腸の粘膜が弱くなる)

腸から腸内細菌や炎症物質が漏れる

体中で炎症が起こる

インスタント食品などの加工品に含まれる油を食べ過ぎると、腸に穴が開いて、腸内細菌が体中に炎症を起こます。それが結果的に集中力や注意力が下がる原因になっていると言われています。

集中力や注意力が下がってしまうだけではありません。実は腸もれによって、生活習慣病を発症させたり、肥満や老化につながることもわかっています。

腸もれとは?

このように腸に穴があき、腸内のものが血液に流れ出ることを「腸もれ」と言います。そしてこの「腸もれ」の症状のことを「リーキーガット症候群」と呼びます。

リーキーガット症候群
=漏れやすい腸

Leaky=「漏れやすい」、Gut=「腸」という意味なので、直訳すると「漏れやすい腸」という意味になります。

リーキーガット症候群は、集中力散漫になるだけではありません。他にもこんな危険性があると言われています。

・慢性疲労
・肥満

・認知症/老化
・アトピーや喘息などのアレルギー疾患
・クローン病や潰瘍性大腸炎などの病気 など

もうね、体中に炎症が起こっているわけですから、すべての病気に少なからず影響があります。

腸もれにならないための3つのポイント

腸もれにならないためには、まずインスタント食品や加工品を減らすことが大事です。

忙しくて料理ができない時にちょっと頼るぐらいなら、現代を生きている私たちにとってはしょうがないことかもしれません。でも、毎日あたりまえのようにインスタント食品や加工食品を食べている人は、注意が必要です。

ただインスタント食品や加工食品を避けるだけではなく、飽和脂肪酸の代わりにオメガ3系脂肪酸を意識してとりましょう。オメガ3系脂肪酸といえば、DHAやEPAなどのお魚の油、そして最近よく取り上げられるアマニ油もオメガ3系です。

腸もれを起こさないように気を付ける3つのポイントはこちらです。

1:オメガ3系脂肪酸をとる
2:緑黄色野菜やフィトケミカルをとる
3:アルコールやカフェイン、遅延性アレルギーを持っている食べ物を避ける

この3つに気をつければ、腸もれを避けることができます。お仕事やお勉強のパフォーマンスも上がるかもしれません。

参考にしてみてね。

ばいばいきん。

参考:研究結果&論文等

Microbiome potentiates endurance exercise through intestinal acetate production
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30860879/

Effect of a Protein Supplement on the Gut Microbiota of Endurance Athletes: A Randomized, Controlled, Double-Blind Pilot Studyhttps://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29534465/

Afternoon distraction: a high-saturated-fat meal and endotoxemia impact postmeal attention in a randomized crossover trialhttps://academic.oup.com/ajcn/article-abstract/111/6/1150/5835679

Our ability to focus may falter after eating one meal high in saturated fathttps://www.sciencedaily.com/releases/2020/05/200512134433.htm

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