酪酸菌とは?酪酸ってカラダにいいの?わるいの?効果効能とさまざまな見解まとめ




久しぶりに株式会社サイキンソーさんが提供している、腸内細菌叢検査(腸内フローラ検査)のMykinso(マイキンソー)を受けることにしました。

前回受けたのは、約2年前・・・それからずっと腸活中ではありますが、微妙に環境が変わったり、やることが変わったり、習慣が変わったりしているので、どんな腸内細菌叢になっているか、ちょっと楽しみ♪

違う会社の腸内細菌叢検査はその間に受けていますが、同じ内容を同じ基準で計測してみないと、変化はわかりにくいよね。

前回の腸内細菌叢検査で、私がいちばんうれしかったのは、私のおなかの中には、平均よりも多い「酪酸菌(らくさんきん)」がいたことです。

でも、本当にうれしがっていいことなのか、実はまだわかっていないことも多くて、よくわからないの。(とはいえ、Mykinso的にはほめられたので、よしとしてる)

今回は、酪酸菌とは?、そして酪酸菌の良いうわさや悪いうわさ、期待する効果効能やさまざまな見解をまとめてみたいと思います。

酪酸菌とは?

最近、いろいろなメディアで、「酪酸」とか「酪酸菌」とか「酪酸生産菌」という言葉がでてきたように思います。

乳酸菌やビフィズス菌が不動の知名度をほこっていますが、その次に有名な「〇〇菌」のひとつなんじゃないかな?

酪酸菌の定義

酪酸菌という言葉は、

酪酸を生成する菌

という意味です。

「酪酸菌」という名前の菌がいるように思っている人も多そうだけど、「酪酸菌」という菌がいるわけではありません。

「酪酸」を作ることができる菌は、たくさん種類があるので、それらすべてを含めた総称なんです。

ウィキペディアで「酪酸菌」のページを見てみると、このように書かれています。

酪酸菌(らくさんきん、Butyrate-producing bacteria)は、酪酸を産生する細菌をいう。

代表的な細菌としてクロストリジウム・ブチリカム(Clostridium butyricum Prazmowski 1880)が掲げられる。動物の腸内にはもともと存在する菌である。

参考:ウィキペディア

決して、珍しい菌ではないんですね♪

酪酸菌が注目されている理由

ちょっと前までは、乳酸菌やビフィズス菌はとても有名だったけど、酪酸菌ってそんなに注目されていなかったように思います。

ちょっと前は、かなりひどいいわれようだったような・・・。靴下の腐った臭いの原因だとか、ぬか漬けの臭くなったやつの原因だとか、なんか臭くて、汚いみたいなイメージが先行していたように思います。笑

わたしが最初に腸内細菌叢検査を受けたときに、酪酸菌の割合なんてわかったっけなー。わからなかった気もする・・・。

とにかくそんなに注目されていませんでした。

では、酪酸菌が急に注目されはじめた理由は、いったいなんなのでしょうか?

酪酸菌は長寿菌?

その理由は、この酪酸菌が「健康長寿」と少なからず関係があるのではないか?といわれ始めたからなんです。

株式会社サイキンソーの腸内細菌叢検査「Mykinso(マイキンソー)」の中では、酪酸菌の説明文として、このようなことが書かれています。

腸管内の細胞のエネルギー源となることが知られ、特定の疾患のリスクを低減する可能性などの新たな発見が多数報告されています。近年、フィーカリバクテリウム・プラウスニッツイとコプロコッカスが、長寿に関わる菌として新たに注目を集めています。

参考:Mykinsoのマイページより

まだ研究中なんだろうな・・・と思わせるようなふわっとした文章だけど、「なんとなくよさそうな気がするよ」という気持ちは伝わってきますよね。笑

この長寿と酪酸菌の関係は、なんとなくではなく、実際に長寿の方たちの腸内細菌を調べてみて、見えてきた仮説がもとになっています。

101歳のおじいちゃんの腸内6割は大便菌?

腸内細菌学の世界的権威であり、うんち博士としても有名な辨野義己先生は、健康長寿の方が多い地域の食文化などを調査されています。

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その中で、寝たきりにならない健康長寿の方たちが多いといわれる奄美大島や徳之島と南大東島などの回った結果、「酪酸産生菌」の仲間をおなかの中に飼っている人が多いことがわかってきたといいます。

奄美大島の100歳のおばあちゃんの便からは、従来から腸内環境によいとされているBifidobacterium bifidum(ビフィズス菌)が、1グラムあたり約31億個見つかった。これは、60~80代の平均の30倍以上だ。

徳之島と南大東島での調査では、ビフィズス菌に加え、食物繊維から「酪酸(らくさん)」という物質を作る「酪酸産生菌」の仲間であるFaecalibacterium属(大便菌)とLachnospira属も長寿に関わっているという仮説に確証が得られた。

両島の元気なお年寄りの便では、これら3種の菌の割合が6割前後、南大東島の101歳のおじいさんにいたっては、大便菌だけで6割、3種を合わせると8割を占めていたのだ。

参考:https://lab.mykinso.com/syohyo/20170314_1/

大便菌っていう名前が衝撃だけど・・・笑

6割が大便菌ってすごいですね。菌の多様性が大事だといわれているのに、多様性もなにもあったもんじゃない。笑

でも、このおじいちゃんの場合は、それが自分の食生活や体質にちょうどあっているバランスなのかもしれません。

大便菌とは?

Faecalibacterium(フィーカリバクテリウム)属の菌のことを、「大便菌」と呼ぶそうです。

その中でも私が個人的に注目しているのは、フィーカリバクテリウム プラウスニッツィという菌。

フィーカリバクテリウム プラウスニッツィは、酸素が苦手で、酸素濃度の低いほうへ低いほうへと住む場所を変えていくので、小腸より、大腸、大腸よりも便の中に多く存在するんだって。

大便菌って言われるのも、酸素がきらいであるがゆえに、大便の中によくいるからってことなんですね。

大便菌は極端に酸素に敏感な細菌で、培養する際は酸素に触れさせることのないように、細心の注意が必要です。この性質のため、この細菌は小腸よりも酸素濃度の低い大腸に、そして大腸の粘膜付近よりも便の中に多く存在します。

この細菌はヒトを含むさまざまな生物の消化管内に多数存在し、個人差はあるもののヒトの全腸内細菌のおよそ5%を占めると考えられています。

また、この菌は酢酸を消費して、健康に有益な酪酸を産生するため、次世代のプロバイオティクスとしても期待されています。

参考:https://institute.yakult.co.jp/bacteria/4269/

2年前に腸内細菌叢を調べたときのデータをみてみたら、私のおなかの中にもFaecalibacterium(フィーカリバクテリウム)属が5%いました。

酪酸菌による悪い影響

長寿菌ともいわれる酪酸菌ですが、実は歯周病菌も酪酸を発生させることがわかっています。

でもね、この歯周病菌が作る酪酸について、あんまりよくない流れもあるんです。

酪酸とアルツハイマー病に関係が?

2017年8月に開催された日本臨床口腔病理学会で、歯周病菌がアルツハイマー病と関係があるかもしれないという内容の研究結果が発表されています。

落合教授によると、ラット3匹の歯肉に酪酸を注射し、6時間後に脳各部位の状態を調べたところ、通常のラットに比べて、全部位で酸化ストレスの上昇が見られ、中でも海馬での上昇率が最も高かったとのこと。

また、細胞の自殺を誘導する酵素の活性も、海馬で増加していました。アルツハイマー患者の脳神経細胞内に異常に蓄積することが知られている「タウ」タンパク質も、通常のラットに比べて海馬で増加していたと言います。

参考:http://lohasmedical.jp/blog/2017/09/post_2797.php

酪酸って、むずかしいな・・・。
なにかの条件の時の酪酸は微妙なのかな・・・。

まだまだ分かっていないこともあるかもしれませんね。

酪酸菌とは?まとめ

酪酸菌は、最近よくもわるくも注目されています。

酪酸は腸内環境を改善させてくれたり、実際に長生きしている方たちのお腹に酪酸菌が多かったりと、ちょっと期待してしまう素敵な効果があることが注目されているものの、

歯周病菌も酪酸を出すことがわかっていて、その酪酸がアルツハイマー病と関連があるかもしれない可能性も示唆されています。

今言えることは、やっぱり歯周病にはならないように気をつけないといけないということでしょうか?笑

参考にしてみてくださいね!わたしも研究が進むことを願います!

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長谷川ろみ

腸活研究家&本サイトの編集長。元おデブの腸活研究家。小学生にして重度の便秘+肥満体でしたが、「腸活」により数十キロのダイエットに成功しました!現在も自分のカラダで人体実験中! 「自分の周りの人の腸内環境をアップデートして、100歳まで遊んでくれる仲間を作る」ことを目標に、腸活の情報発信やしくみづくりに挑戦しています♪ ▼プロフィール詳細はコチラ ▼活動内容詳細はコチラ ▼取材やお仕事の依頼はコチラ ▼instagramはコチラ ▼腸内革命ラジオ(Youtube)はコチラ

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