フェリカス菌ってどんな菌?効果と特徴をまとめてみた!

工藤孝文先生
この記事の監修ドクター:工藤内科副院長 工藤孝文先生 詳しくはこちら

乳酸菌という名前は知っていても、その種類まで知っている方はまだそんなに多くありません。

でも、最近いろいろなメーカーの製品に入れられていることから、」という種類の乳酸菌の知名度が上がっているようです。

さて、フェリカス菌とはどんな菌なのでしょうか?その効果や特徴をまとめてみました。

「フェカリス菌」とは?

「フェカリス菌」という名前は、実は略名で、正式には「エンテロコッカス属フェカリス菌(Enterococcus faecalis)」という菌属に分類されます。

「フェカリス菌」という一つの菌がいるのではなく、あくまで「フェカリス菌」は総称で、もうちょっと細かく「菌株」に分けることができます。

犬>チワワ
猫>アメリカンショートヘア

みたいなかんじで株に分けることができるのです。

フェリカス菌>EC-12株
フェリカス菌>EF-2001株
フェリカス菌>129 BIO 3B株
フェリカス菌>FK-23株

といいます。エンテロッカスという菌属の中に分類される菌種のひとつです。

フェリカス菌自体が、乳酸菌の中に入る菌属ですから、もうちょっとちゃんと書くとこんなかんじ。

>フェリカス菌>EC-12株
乳酸菌>フェリカス菌>EF-2001株
乳酸菌>フェリカス菌>129 BIO 3B株
乳酸菌>フェリカス菌>FK-23株

おもしろいですね~。人間や動物、植物と同じです。

「フェカリス菌」の特徴

そんな「フェカリス菌」にはいくつかの特徴があります。

球状の形をしていること
他の乳酸菌に比べると菌体が非常に小さいこと
殺菌や加熱をした乳酸菌でも腸内に刺激を与えられること

乳酸菌には丸いものから、長細いものまで、いろいろな形のものがいるのですが、フェリカス菌は球状の形をしています。そして、とても小さいのが特徴です。

特徴1:たくさん配合しやすい

だから、同じ体積の中に他の乳酸菌を入れるよりも、フェリカス菌を入れるほうがたくさん入ります。例えば一粒のチョコレートの中に、たくさん乳酸菌を入れたかったら、フェリカス菌を使うとたくさん入れられます。

このフェリカス菌の粒の小ささが注目され、たくさん乳酸菌をとったほうがよいと考える人たちは、製品に入れる乳酸菌を選ぶときに、フェリカス菌を選ぶのです。だから最近、「フェリカス菌」を入れた商品が増えているんですね。

最近では、乳酸菌入りのチロルチョコが発売され、このチョコレートに入っている乳酸菌は「フェリカス菌」でした。

▼チロルチョコ「朝ヨーグルト」発売!
1粒に乳酸菌(フェカリス菌)が100億個入っています。
https://twitter.com/monputhy/status/981035258685538309

ヨーグルト100gを食べたときと同じぐらいの乳酸菌摂取が可能だといわれていますが、フェリカス菌を使えばたしかに乳酸菌量を増やすことができるんです。

特徴2:加熱殺菌しても大丈夫なバイオジェニックス

フェリカス菌は、必ずしも生きて腸まで届ける必要はありません。殺菌して、加熱しても菌体自体や菌が作り出した成分が私たちの身体によい影響をもたらしてくれるといわれています。

特に免疫力を上げて、体の機能を活性化するのは、フェリカス菌が得意とするところで、フェリカス菌の場合は生菌でも死菌でもかまわないので、菌数が多いほど高い効果が期待できるという考え方をされることが多いのです。

「フェカリス菌」の効果

「フェカリス菌」の効果としては、腸内環境の改善や整腸作用、そして免疫力のアップが注目されています。

「フェカリス菌」の整腸作用

「フェカリス菌」を摂取すると善玉菌であるビフィズス菌が増えるという研究結果があります。「第16回 腸内細菌学会」にて、株式会社伊藤園が発表した内容がこちらです。

フェカリス菌低用量群および高用量群にて、善玉菌である Bifidobacterium(ビフィドバクテリウム) の占有割合が摂取前と比較して摂取2週後、有意に増加しました。

善玉菌である Bifidobacterium(ビフィドバクテリウム) の変化量は、フェカリス菌高用量群でのみプラセボ群と比較して有意に増加しました。また、便形スケールはフェカリス菌低用量群および高用量群にて摂取前と比較して摂取2週後、有意に改善しました。

参考:https://www.itoen.co.jp/news/detail/id=22819

整腸剤として有名な、「新ビオフェルミンS」に使われているのも実はフェリカス菌です。フェカリス菌129 BIO 3B株は、小腸で働くことが特徴でビフィズス菌やアシドフィルス菌の増殖をサポートする働きがあります。

「フェカリス菌」の花粉症・アレルギー緩和作用

フェカリス菌は腸内環境を整えるだけでなく、免疫の安定も促してくれることがわかっています。

免疫の安定が促されると、アレルギーや花粉症などが緩和されたり、風邪をひきにくくなるのは想像に難しくないですよね。

実際に株式会社伊藤園は、こんな花粉とフェリカス菌の関係を発表しています。

Enterococcus faecalis(エンテロコッカス フェカリス)(以下、フェカリス菌(※))含有乳性飲料のスギ花粉に対する症状緩和効果を確認しました。この試験結果の詳細は、3月発刊予定の「薬理と治療(JPT)Vol.40 no.2 2012」(ライフサイエンス出版)に掲載されます。

参考:https://www.itoen.co.jp/news/detail/id=22639

腸内環境を整えたい方だけでなく、花粉症やアレルギーの方も注目度大ですね!

フェリカス菌ってどんな菌?まとめ

フェリカス菌は、乳酸菌の一族で、総称です。その種類は多く、これらはみなフェリカス菌と呼ばれます。

乳酸菌>フェリカス菌>EC-12株
乳酸菌>フェリカス菌>EF-2001株
乳酸菌>フェリカス菌>129 BIO 3B株
乳酸菌>フェリカス菌>FK-23株

菌の大きさが小さいので、小さいスペースにたくさん入れることができ、商品やサプリなどにも使いやすいのが特徴です。

フェリカス菌の効果としては、善玉菌を増やしてくれる整腸作用や便秘改善のほか、免疫力をアップさせることによる、アレルギーや花粉症改善が注目されています。

いろんな商品に入っているので、ぜひ注目してみてくださいね。

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長谷川ろみ

腸活じんべー編集長。元おデブ。貧乏だったこともあり、野菜少なめ、揚げ物多めで育ち、小学生にして重度の便秘+肥満体に。その後、発酵食品との出会い、数十キロのダイエットに成功! 現在も「ココロとカラダの健康のための腸活」を意識し、大切さを伝えながら、日本の発酵技術の応援活動をしています。
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