グルテンフリーは逆効果?特に健康に関係がないとする論文をチェック!




工藤孝文先生
この記事の監修ドクター:工藤内科副院長 工藤孝文先生 詳しくはこちら

ライフスタイルの1つとしてキーワードになるほど、健康美容業界では話題の「グルテンフリー」。

グルテンを食べない(フリー)生活を送ることが健康であるとする人々がいる中で、グルテンフリーは健康的な生活を送るうえで必ずしも重要ではないという考え方、そしていやいや逆効果だ!という方もいます。

注目のグルテンフリーの効果について、まとめてみました。

グルテンフリーとは?

グルテンフリーとは、

小麦や大麦に多いたんぱく質の一種であるグルテンを含まない

という意味です。

海外セレブが火付け役となり、欧米ではグルテンフリー食品がたくさん生まれました。

最近は日本でも、グルテンフリーダイエットが話題になったり、既存製品のグルテンフリー版が発売されたりと注目を集めています。

小麦のかわりに米粉を使った料理に注目が集まっているのも、大きなグルテンフリーブームの流れに関連がありそうです。

グルテンフリーが健康にいいといわれた理由

健康志向のセレブモデル、ミランダ・カーさんがグルテンフリーな生活を送っていることを公開したり、プロテニスプレイヤーのノバク・ジョコビッチ選手が自分のカラダをコントロールするために、グルテンフリー食品を取り入れていることを発表したことで、アメリカではグルテンフリーがブームになりました。

特にノバク・ジョコビッチ選手については、自著の中で自分の成功ストーリーを語ったことで話題になりました。

絶不調だった時代から、グルテンフリーを伴う生活改善の結果、世界ランキング1位になったというお話です。

日本でも発売されたジョコビッチの著書「ジョコビッチの生まれ変わる食事」は大ヒットしました。

グルテンフリーの落とし穴

でも、これはたまたまジョコビッチ選手が小麦に関連するアレルギーを持っていたからであって、すべての人にとって、グルテンフリーが健康的なカラダを作るかといえば、そうではありません。

ここが少し、ずれてきてしまっているのでは?というのが、多くのグルテンフリー反対派の見解です。

グルテンフリー食品に期待される効果

小麦の中に多く含まれるといわれるグルテンが体質に合わない方は、グルテンを食べると「グルテン関連障害」と呼ばれる、自己免疫系の障害がでることが知られています。

<グルテン関連障害の分類と疾患例>
(1)自己免疫系:「セリアック病」
(2)非自己免疫・非アレルギー系:「非セリアック・グルテン過敏症」
(3)アレルギー系:「食物アレルギー」

参考:https://news.yahoo.co.jp/byline/fukudamemori/20171009-00076690/

セリアック病は有名ですかね?グルテンを食べると腸の粘膜に炎症が生じる遺伝性の病気です。

セリアック病は、通常は北欧系の人にみられる遺伝性の病気です。欧州(特にアイルランドとイタリア)では150人に1人、米国の一部の地域ではおそらく250人に1人にセリアック病がみられますが、アフリカ、日本、中国では極めてまれにしかみられません。セリアック病患者の近親者では、約10~20%がセリアック病を発症します。男性と比べて女性が2倍多く発症します。

参考:https://www.msdmanuals.com/

アメリカでは1%ぐらいの方がセリアック病になるといわれていますが、日本では正確な数字はあまり発表されていないものの、アメリカよりも少ないと考えるのが一般的です。

そう、あんまり日本人にはいないんですよね。

とはいえ、アレルギーを持っている方がいないわけではありません。でもね、実はすごーーく少ないのではないかといわれています。

Yahooニュースに掲載されていた日本人の割合をみると、こんなかんじ。

(1)セリアック病 ごく少数~0.7%
(2)非セリアック・グルテン過敏症(NCGS) 0.6~6%
(3)食物アレルギー 0.2%程度(日本人において)

参考:https://news.yahoo.co.jp/byline/fukudamemori/20171009-00076690/

全部足しても7%!93%の日本人にとっては、健康とグルテンフリーはあまり関係がないんです。

そうなると、グルテンフリー食品を選ぶ必要性がわからなくなってきませんか?

グルテンフリー食品は特に健康的ではない

そんな中、「Journal of Human Nutrition and Dietetics」オンラインに、グルテンフリー食品は普通の食品と比べて、塩分含有量が高い、また繊維質とたんぱく質含有量が低い傾向があるという、ちょっと怖い論文が掲載されました。、

グルテンフリー食品は、全般的に高~中脂肪、飽和脂肪、砂糖および塩分を通常の食品よりも多く含むことがわかった。

グルテンフリーのパンおよび小麦粉製品には高脂肪と砂糖が、グルテンフリークラッカーには高脂肪と砂糖が含まれていた。

一般的な食品よりもグルテンフリー食品の方が塩分含有量が高い、また繊維質とたんぱく質含有量が低い傾向にあった。

参考:http://bhn.jp/news/91740

うーん、グルテンフリーかどうかよりも、その食品にどんなものが入っているのかのほうが気になる…w

塩分や糖分、添加物は製造者によって全く違うので、「グルテンフリー」と書かれていたからと言って、「ほかのものより健康だ」と判断するのはすごーく危険であると思います。

どっちもどっちなら、自分が好きなほうを、満足できるほうを食べたい!笑

グルテンフリーは逆効果まとめ

グルテンフリー食品は、とても人気が高く既存製品のグルテンフリー版も多数発売されています。

私たち消費者にとって、いろんな選択ができることは素晴らしいことで、アレルギーなどのグルテン障害を持っている人は、絶対にグルテンフリー食品がお勧めです。

しかーし、グルテンに関してなんのアレルギーも病気も持っていない方は、気にしすぎても意味がないかもしれません。

グルテンフリー=健康と信じて、卵入りのグルテンフリー食品を買っている卵アレルギーの方もいるわけです。

グルテンフリー=健康と信じすぎていなければ、こういう間違いは起きないはず。(日本人は小麦アレルギーよりも、卵や乳製品のアレルギーの方のほうが多いといわれています)

グルテンフリーに神経質になるよりも、自分がどんな体質なのかを知ることのほうが大切な気がしますね。

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長谷川ろみ

本サイト「腸内革命」の編集長。元おデブの腸活研究家。小学生にして重度の便秘+肥満体でしたが、「腸活」により数十キロのダイエットに成功しました!現在も自分のカラダで人体実験中!

「自分の周りの人の腸内環境をアップデートして、元気でポジティブな仲間を作る」ことを目標に、腸活の情報発信やしくみづくりに挑戦しています♪

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