腸活の効果測定指標「インドール」とは?腸内細菌と腎臓病予防のはなし。




工藤孝文先生
この記事の監修ドクター:工藤内科副院長 工藤孝文先生 詳しくはこちら

腸活をしたら、どれだけその効果があったか確かめたくなりますよね。

実際、今は少なくとも1万円以上する(病院などではもっと高い)腸内環境チェックを受けないと腸内環境の変化を見ることができません。

でも、最近は、もう少しお安く、お手軽に腸活の効果測定ができないか、研究されている方達がいらっしゃいます。

その腸活の効果測定指標の1つが「」です。今回はこの「」について調べてみました。

インドールとは?

悪玉菌などの腸内細菌が食べ物などを分解する過程で生まれると言われるインドール。

三省堂 大辞林で「インドール」を引くとこんな説明が・・・。

タンパク質の腐敗によって生じ,また,哺乳類の排泄物やコールタール中に含まれている二環式化合物。化学式 C8H7N 特有の臭気をもつが,微量では芳香として感じられる。無色の葉状結晶で,アルコール・エーテルに溶け弱酸性を示す。

参考:https://www.weblio.jp/

いわゆる、腐敗物です。
どう考えてもカラダに悪そう・・・笑

私たちの腸内にも腐敗物質の1つである「インドール」をつくる、「インドール生産菌」がいます。この悪玉菌たちがいることで、私たちのカラダに「インドール」という毒素が溜まるのです。

インドールはどうやってできるのか?

私たちのカラダは食べ物や環境によって、いろんな毒素が溜まると言われています。

でもこのインドールに限っては、私たちが食べる食べ物や環境というよりも、腸内細菌の影響が強いことがわかっています。

医療介護求人メドフィットさんのホームページによると、インドールは「100%腸内細菌叢由来」なのだそう。

また、腎不全時に体内に蓄積して毒性を発揮する尿毒素のうち、11種の尿毒素は腸内細菌叢の影響を大きく受ける(腸内細菌叢由来尿毒素)ことが分かった。

これらの尿毒素は、「100%腸内細菌叢由来」、「腸内細菌叢と宿主の代謝由来」、「腸内細菌叢代謝と食事成分由来」の3つに分類され、尿毒症毒素の原因物質とされるインドキシル硫酸は「100%腸内細菌叢由来」の物質であることも確認された。

参考:https://medfit-gl.jp/mt_job/column/20170525.php

こう考えると、腸内細菌のうちインドールをつくる悪玉菌を減らすことができれば、インドールが関連する毒素を体内に貯めるリスクは確実に減らすことができるということですよね。

インドールが増えるとどうなる?

排泄物として出るぐらいですから、インドールはカラダによくないのは想像に難くありません。

それどころか、インドール産生菌がインドールを作りすぎてしまうと血管や内臓にダメージを与えてしまう・・・。

腸内環境の検査キットなどを販売している株式会社ヘルスケアシステムズさんのホームページによると、体臭や口臭のもとになったり、臓器を傷つけたりするそう・・・。

腸内細菌のひとつ、インドール産生菌がつくる物質で、これが多くつくられると血管や内臓にダメージを与えたり、体臭や口臭の元になったりします。

参考:https://karadacheck.com/check-kit/chokatucheck/

株式会社ヘルスケアシステムズさんは、このインドールの多さが、腸内環境のよさと関連が強いとして、腸内環境の改善指標として検査キットを開発しています。

もちろんこれだけを腸内環境改善の指標にすると、ちょっと片寄りは出そうではありますが、お手軽に、お安く検査するという意味では、すごくイイですよね!

どうしたらインドールを減らせるか?

腸内環境の良さ・悪さとインドールが直結するのであれば、インドールを減らすためにはどうしたらいいのか?とても興味があります。

インドールを減らす方法については、多くの機関が研究しています。

東京女子医科大学東医療センターのホームページによると、インドールを作らないようにするには、

乳酸菌
食物繊維

を十分にとることが大事だということがわかっているんですって。

前者の乳酸菌製剤は腸内細菌叢を正常化することで知られており、腸内の大腸菌を減少させることにより、腸内でのインドールの生産を抑え、ひいては体内のインドキシル硫酸濃度を低下させる働きがあります。

また、食物繊維を1日20~40gと比較的大量に摂ることにより大腸の機能を改善し、正常細菌叢を十分に有した便、良好な便通を獲得でき、その結果、インドキシル硫酸やAge’sなど腎毒性物質の血中濃度を低下させることが出来ると期待されています。

参考:http://www.cheiron.co.jp/cheirox/frommedicalsite.html

一般的に腸内環境を整えるためにイイとされるものが、インドールの生産を抑えることにつながるみたい。

となると、「腸内環境の改善」=「インドールが少なくなる」と考えるのも、間違っていない気がしますね!

インドールによるカラダへのダメージ

私たちの腸内には、インドールを作ってしまい、口臭やおならを臭くしたり、内臓や血液を汚してしまう菌が少なからずいることがわかりましたが、これをほおっておくとどんな弊害が起きてしまうのでしょうか?

ちょっとおならが臭いくらいいいよ

という方はいるかもしれませんが、重大な病気を患うことになったらやっぱり困りますよね。

慢性腎臓病とインドール

「腸腎連関」という言葉を知っていますか?

腸と腎臓はとても関連が深く、

腸内細菌叢が悪化すると、腎臓が悪化する
腸内細菌叢が良化すると、腎臓が良化する

と言われています。

まだわかっていないことは多いのですが、腸と腎臓は関連があるのではないかということは明らかになりつつあります。

例えば、東北大学のプレスリリースでは、このように「腸腎連関」について報告されています。

腎臓病の病態において腸内細菌叢を含む腸内環境の変化が報告されており、腸管
が腎臓と相互に影響を及ぼしているという「腸腎連関」の存在が明らかになりつつありま
す。

しかし腸内細菌叢が腎臓病にどのように関わっているか不明な点が多いのが現状です。

腸内細菌叢の関わりとして尿毒素の産生という腎臓病にとって負の影響を有している一方、短鎖脂肪酸産生やアミノ酸代謝といった有益な作用も担っており、その結果腸内細菌がいない状態では腎臓病がより悪化しやすいといことが分かりました。

参考:https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20170413_02web.pdf

やっぱりインドール量だけでは測れないほど、腸内環境はとても複雑。インドール量が多くても、例えば劇的に短鎖脂肪酸をつくる菌が多かったり、アミノ酸代謝しやすい腸内環境だと、すぐに病気に直結するということはないかもしれません。

でも、一つの目安としてインドール量を測るのはおもしろそうです。

腸活の効果測定指標「インドール」とは?まとめ

日々腸活をしている方なら、絶対気になるのが効果測定方法!そこで、自分の腸内環境がちゃんと改善しているかどうかをチェックするために、「インドール」量に注目する方法が知られています。

「インドール」は悪玉菌などの腸内細菌が食べ物などを分解する過程で生まれ、「インドール」が増えすぎると、口臭や体臭の原因になったり、臓器や血液を傷つける可能性がある、人間にとってはあまりよくない老廃物です。

インドールを作らないようにするには、乳酸菌と食物繊維をたっぷりとることが必要だと言われています。

乳酸菌や食物繊維をたっぷりとって、腸活をつづけてみてくださいね!

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長谷川ろみ

本サイト「腸内革命」の編集長。元おデブの腸活研究家。小学生にして重度の便秘+肥満体でしたが、「腸活」により数十キロのダイエットに成功しました!現在も自分のカラダで人体実験中!

「自分の周りの人の腸内環境をアップデートして、元気でポジティブな仲間を作る」ことを目標に、腸活の情報発信やしくみづくりに挑戦しています♪

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