整腸剤とは?下痢止め・便秘薬との効果の違いとお悩み別の選び方

「なんとなくお腹が張っていて苦しい」
「下痢っぽくて腸内環境が良くない気がする」
「いつも便秘がちだから、肌が荒れやすくて困る」

こんなお悩みがある方を助けてくれるのが、整腸剤の存在です。でも整腸剤って、下痢止めや便秘薬と何が違うのか、ちょっとわかりにくいですよね。今回は、整腸剤とはなにかについて整理しながら、下痢止めや便秘薬との効果の違いとお悩み別の選び方をまとめてみました。





整腸剤とは?

整腸剤は、その名のとおり「腸内環境を整える錠剤」です。

整腸剤
=腸内環境を整える錠剤

主な成分は、ビフィズス菌や乳酸菌、酪酸菌などの菌類です。しかし、すべての整腸剤がすべて菌類だけというわけではありません。整腸剤はほとんど菌類だけで作られた整腸剤と、菌類に漢方薬や食物繊維を追加した整腸剤の大きく2種類に分けられます。

乳酸菌などの菌類は「医薬品」ではなく、「医薬部外品」に分類されています。

①医薬部外品:乳酸菌などの菌類が入っている整腸剤
②医薬品:乳酸菌などの菌類以外に医薬品の成分が入っている整腸剤

特徴① 目的は腸内環境を整えること

整腸剤を飲む時の主な目的は以下の3つです。

①腸内環境を整える
②消化を助ける
③ガスを減らす

整腸剤を飲む主目的は、その名のとおり腸内環境を整えることです。善玉菌と悪玉菌のバランスが整うように調整したり、あばれている菌の働きをおさえることが期待できます。

特徴② 即効性はない

整腸剤は、腸内環境が変化するまでに一定の時間がかかります。腸内細菌のバランスが整うことで、食べ物を消化しやすくなったり、大量にガスが発生する状況を変化させることができます。

結果的に便秘が緩和したり、下痢が緩和することもありますが、それは腸内細菌のバランスが整ったことによる効果で、刺激性の便秘薬のように直接腸の動きを促進したり、逆に止めたりする効果はありません。

「1時間後に下痢を止めたい!」などは整腸剤では叶いにくく、即効性は期待できません。菌類は一度摂っても流れてしまうことが多いので継続的に飲むことも必要です。

特徴③ 人によって効果が異なる

腸内環境のバランスは10人10色です。わたしたちの腸内環境には、100兆個、1000種類の腸内細菌が住んでいます。人によって持っている菌が違うので、良いとされるバランスももちろん違います。整腸剤に含まれる菌が、今腸にいる腸内細菌と合うかどうかは飲んでみないとわかりません。

一般的には2週間~4週間ぐらい続けて飲んでみて変化を感じるか、チェックすることが推奨されます。

特徴④ 副作用が少ない

整腸剤は、医師の処方箋がなくても、薬局やドラッグストアでも気軽に購入することができます。医薬品とは違い、効果に即効性はありませんが、同時に副作用もありません。

医療用医薬品(処方薬)
=医師に処方される。体の状態をみて、薬の種類や量が決められる。
市販薬(医薬部外品含む)
=医師の処方箋がなくても、薬局やドラッグストアで購入できる。

副作用がない代わりに、自分に合わない菌しか含まれていない場合は、なんの効果も感じられないことがあります。なにも変化がない時は、違う菌類や成分が含まれている整腸剤を試してみましょう。

整腸剤に含まれる善玉菌の種類

整腸剤に含まれる善玉菌には、多くの種類があります。菌類は大きく3つに分類されます。

善玉菌①  ビフィズス菌

ヒトの腸内に多く生息している菌で、赤ちゃんの腸の99%はビフィズス菌だと言われています。腸内で発酵し、乳酸と酢酸を作ります。腸内が酸性に傾くと、アルカリ性の環境が好きな悪玉菌は増殖できなくなるので、結果的に腸内フローラのバランスが整います。

酢酸には殺菌効果もあるので、悪玉菌の活動をおさえることもでき、腸の粘膜も保護してくれます。

善玉菌② 酪酸菌

ヒトの腸内はもちろん、ぬか漬けなどの発酵食品に多く含まれる菌です。腸内で発酵して、酪酸や酢酸を作ります。酪酸は大腸のエネルギーとなり、腸を元気にしてくれるので、腸のぜん動運動が活発になります。長生きする方の腸に多いために、「長寿菌」と呼ばれることもあります。

空気(酸素)がニガテなので、大腸の中でも奥のほうの肛門の近くに生息しています。

善玉菌③ 

ヒトの腸内はもちろん、ヨーグルトなどの発酵食品に多く含まれる菌です。腸内で発酵して、乳酸を作ります。乳酸は腸内を酸性にして、悪玉菌の増殖を押さえてくれます。空気(酸素)がニガテな菌と、得意な菌がいて、比較的腸の全体に生息する菌で、大腸だけでなく小腸にも生息することがあります。

整腸剤と下痢止めの違い

整腸剤と下痢止めは、その目的や効果が大きく違います。


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下痢止めとは?

下痢止めは、その名のとおり「下痢を止める薬」です。

下痢止め
=下痢を止める薬

下痢止めは即効性が重要視されるので、腸内環境を整えるのではなく直接腸のぜん動運動を抑えたり、水分を調節する成分が入っています。整腸剤はあくまで腸内環境を整えるだけなので、腸の働きを調整する成分は入っていません。

下痢止めには大きく分けると2種類あります。どちらを飲むのが良いかは、下痢が起きている原因によります。

下痢が起こる2つのメカニズム

下痢にはいろいろな原因があります。その原因によって、効果がある下痢止めは変わります。主な原因は以下の2つです。

メカニズム①:腸のぜん動運動が起こりすぎることが原因
腸のぜん動運動を正常化して、腸内の水分量を調整したり、腸の動きを抑える下痢止めが効きやすい。
成分:木クレオソート、ロートエキス、タンニン酸
メカニズム②:食あたりや食中毒などによる菌が原因
食中毒の原因になった菌を殺菌する成分が入っている下痢止めが効きやすい。
成分:アクリノール、ベルベリン塩化物、タンニン酸ベルベリン

整腸剤と便秘薬の違い

整腸剤と便秘薬もその目的や効果が大きく違います。

便秘薬とは?

便秘薬は、「腸を刺激して腸のぜん動運動を活発にしたり、腸内の水分量を調整して便を柔らかくする薬」です。

便秘薬
=腸を刺激して腸のぜん動運動を活発にしたり、腸内の水分量を調整して便を柔らかくする薬

整腸薬も便秘を改善しますが、あくまで腸内環境を整えたことによる影響によるものです。整腸薬は腸を直接刺激することはありません。しかし、便秘薬は直接腸を刺激したり、腸内の水分量を調節して積極的に便をやわらかくします。便秘薬にも大きく分けると2種類あります。どちらを飲むのが良いかは、便秘になっている原因によります。

便秘が起こる2つのメカニズム

便秘にはいろいろな原因があります。その原因によって、効果がある便秘薬は変わります。主な原因は以下の2つです。

メカニズム①:腸の水分が足りないことが原因
1:便のかさや水分量を増やす成分が入っている「非刺激性便秘薬」が効きやすい。
成分:酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム、水酸化マグネシウム
2:便に水分を浸透させて便を柔らかくして膨らませる「膨潤性下剤」が効きやすい。
成分:ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)、プランタゴ・オバタ種皮
メカニズム②:腸のぜん動運動が弱いことが原因
結腸や直腸を直接刺激したり、大腸の腸内細菌が作る酵素に変換されたりして、腸のぜん動運動を高める刺激性下剤が効きやすい。
成分:ビサコジル、ピコスルファートナトリウム水和物

下痢止めも便秘薬も腸に刺激を与える薬なので、安易に頼れません。即効性が必要ない場合は、腸内環境を整えることからはじめ、整腸剤を選ぶのがおすすめです。

お悩み別の整腸剤の選び方

お悩みによって、選ぶべき整腸剤の種類が違います。ここからはお悩み別・症状別におすすめの整腸剤をご紹介していきましょう。

お悩み① お腹がはる(ガスがたまる)

腸の機能が低下して、腸内にたまったガスが排泄できず、お腹が張ってしまうことがあります。同時に便秘になっている場合は、ますますガスがたまりやすくなります。腸内の老廃物が腐敗発酵して、余計なガスが発生し、腹部膨満感を引き起こします。ストレスや運動不足が原因になることもあるので、日常生活を見直すことも大切です。

おすすめの整腸剤:
ビフィズス菌や酪酸菌、消泡剤などが配合されているもの

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お悩み② 胃腸が弱って消化不良を起こしている

腸だけでなく胃の働きが弱っている場合は、辛いものや冷たいものをさけて、消化しやすいものを食べましょう。体全体の疲れからきている場合も多いので休養をとることも大切です。

おすすめの整腸剤:
ビフィズス菌や乳酸菌、また健胃薬も一緒に配合されているもの

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お悩み③ ストレスによって便秘と下痢を繰り返している

ストレスによって自律神経が乱れると、腸のぜん動運動も一緒に乱れてしまいます。まずは自律神経のバランスを元に戻すために生活リズムを一定にして、十分な睡眠を摂ることが重要です。

おすすめの整腸剤:
ビフィズス菌や乳酸菌、酪酸菌が配合されているもの

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こんな時はすぐに病院へ

胃腸の不調は思わぬ病気の前兆である可能性もあります。整腸剤を使っていても症状が改善しない場合は、病院に行き医師の診断を受けてください。

・便に血が混ざったとき
・整腸剤で全く改善しないとき
・腹痛、嘔吐、発熱、めまいなどの別の症状があるとき など

まとめ

整腸剤と下痢止めや便秘薬は、飲む目的や入っている成分が全く違います。

①整腸剤
目的:腸内環境を整えること
成分:、酪酸菌などの菌類
②下痢止めや便秘薬
目的:下痢や便秘を緩和すること
成分:腸を直接刺激したり、腸内の水分量を調整する成分

腸内環境を整えると結果的に整腸剤が便秘や下痢を緩和することはありますが即効性はありません。その代わり、腸への刺激も強くないので、胃腸の調子が悪い時は整腸剤からはじめてみるのも手です。

参考にしてみてね。


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