子供の便秘(小児慢性機能性便秘症)が増えている?!原因や解消法を調べてみたよ。

工藤孝文先生
この記事の監修ドクター:工藤内科副院長 工藤孝文先生 詳しくはこちら

子供の便秘が増えています。

子供の便秘が怖いのは、子供は自分が普通だと思っているために、なかなか自分が便秘であることに気が付けないところ。

私も、2~3週間うんちがでないことが普通だと思っていました。

そして、慢性的な吐き気がしていたけど、それも「人間生きているとそんなこともあるのかなぁ」と思ってたし、「生きるってたいへん」とも思っていたよ。笑

でも、どんなに気持ち悪くても当時のわたしには「親に言う」という選択肢がなく、動けないぐらい気持ち悪くなって、初めて親に「ちょっと動けない」と言ったのでした。笑

食の欧米化や孤食、家族の形の変化などいろいろな原因で、子供の便秘が増えているとしたら、私みたいな子も増えているってこと?

それは大変!ちゃんと気が付いてあげられる環境をつくらないと。今回は、子供の便秘の実態やその解消法などについてまとめてみました。

子供の便秘は増えている?

子供の便秘は増えているとさまざまなメディアや機関が伝えています。

2013年に日本小児栄養小機器肝臓学会と日本小児消化管機能研究会が発表した、小児慢性機能性便秘症診療ガイドラインをみてみると、今や小児の慢性便秘症は全く珍しくない病気なのだそう。

小児の慢性便秘症は,日常診療でしばしば遭遇する頻度の高い疾患である.また,患児・養育者の QOL が少なからず障害される疾患である.

初期に適切な治療が行われれば容易にコントロール可能である一方,巨大結腸症や遺糞症に至った例ではその治療はしばしば困難であり,早期診断と積極的治療を必要とする.

参考:http://www.jspghan.org/constipation/files/guideline.pdf

そう、ほおっておくと治らなくなっちゃいます。腸内環境全体が悪化したら、わたしのように慢性的なデブ体質、ネガティブ気質になってしまうかもしれません。

子供の便秘の症状

子供の便秘って、具体的にはどのような症状をいうのでしょうか?大人と同じ基準でみていいの?と、お父さんお母さんは心配しているかもしれません。

実は、この基準については、「国際的に使用されている診断基準」があります。

4 歳未満の小児とそれ以上でその基準は異なります。まずは4歳未満から。4 歳未満の小児では、以下の項目の少なくとも 2 つが 1 か月以上あることが条件になっていました。

1.1 週間に 2 回以下の排便
2.トイレでの排便を習得した後,少なくとも週に 1 回の便失禁
3.過度の便の貯留の既往
4.痛みを伴う,あるいは硬い便通の既往
5.直腸に大きな便塊の存在
6.トイレが詰まるくらい大きな便の既往

参考:http://www.jspghan.org/constipation/files/guideline.pdf

そして4歳以上はこちら。以下の項目の少なくとも 2 つ以上があり、過敏性腸症候群の基準を満たさないことが条件になります。

1.1 週間に 2 回以下のトイレでの排便
2.少なくとも週に 1 回の便失禁
3.便を我慢する姿勢や過度の自発的便の貯留の既往
4.痛みを伴う,あるいは硬い便通の既往
5.直腸に大きな便塊の存在
6.トイレが詰まるくらい大きな便の既往

参考:http://www.jspghan.org/constipation/files/guideline.pdf

1週間に2回以下・・・以外と基準が厳しい気がする・・・みんな毎日うんちが出ているわけではないんですね。

まぁ、わたしは1週間に1回もでないことも多かったけど。笑

子供の便秘をほおっておくと・・・

便秘なんてたいしたことないとほおっておいたり、気が付かないでいると、子供にとってはトラウマになりかねないことも起こります。

嘔吐
排出されない便が体内で発行することによって体の抵抗力がなくなり、胃や腸に菌が侵入して嘔吐してしまうことがあります。

便失禁
たまった便で直腸がいっぱいになり、勝手に漏れたり、出たりするようになる。(子どもの心にも大きな影響が及ぶ)

参考:http://fc-ai.com/blog20160920/

わたし、まさに嘔吐してました。
今思うと、なんでがまんしてたんだろうw 

子供はがまんしちゃうから、危険なのです。がまんだけはしないでほしい。

子供の便秘の原因と病院にいく目安

赤ちゃんの腸内環境は、基本的に99%がビフィズス菌です。

そこからいろいろなものを食べたり、いろんな環境に触れたり、お母さんをはじめとする近くの大人から菌をもらったりして、少しずつ菌の種類が増えていきます。

だから、子供は大人に比べて、腸内環境は良いはずなんです。

小学生とかになってしまってからならまだしも、小さい子なのに便秘になるようであれば、他のなんらかの異常も考えられるみたい・・・。

その原因になる病気には,体のつくりの異常(鎖肛(直腸肛門奇形)など),ホルモンの異常(甲状腺機能低下症など),脊髄神経の異常(二分脊椎,髄膜瘤など),腸の神経の異常(ヒルシュスプルング病など),おなかの筋肉(腹筋)の異常(腹壁破裂,ダウン症候群など)のほか,常用の薬(抗痙攣剤,麻薬など),精神発達の遅延,精神的なもの,毒物によるものなどがあります.

しかし,便秘の大部分は,結腸が長い,腸の動きが悪い,腸の水分の吸収が少ないなど,原因としてあげることはできても特定はできない,いわゆる特発性のものが多いです.

小児では2~3日以上排便がなければ治療を受けたほうがよいでしょう.

参考:http://www.jsps.gr.jp/general/disease/gi/14c2wn

なんかしらの原因がある場合もありますから、ちょっと心配です。
病院に行く目安は、「2~3日以上排便がないこと」ですね。

子供の便秘に関する調査

20000人以上の5歳6か月の子供を対象に厚生労働省が行った「第6回21世紀出生児縦断調査結果では、5歳6か月の子供の5人に1人が「消化器系の病気、下痢、腹痛、便秘などの症状」で病院にかかっています。

それも第4回調査、第5回調査、第6回調査と追っていくと、割合が増えているんです。

この1年間に病院や診療所にかかった主な病気やけが(複数回答)は「かぜ、咽頭炎、扁桃(腺)炎、気管支炎、肺炎」が 79.2%と最も多く、次いで、「う歯〔むし歯〕」が 36.2%、「胃腸炎など消化器系の病気、下痢、腹痛、便秘などの症状」が 21.9%となっている。

参考:http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/syusseiji/06/dl/data.pdf

こわい・・・やっぱり、便秘の子は増えているんだ。

子供の便秘の治し方・解消法

子供の便秘を減らす方法も考えたくなってきました。でもとりあえずは今苦しんでいる方の治し方、解消法について・・・。

乳児や幼児の場合

小児科ファミリークリニックあいさんのページには、こんな解消法が紹介されていました。

乳児や幼児などうんちがなかなか出ない時は、オリーブオイルをお尻に塗ってあげると効果があります。

また、綿棒を肛門から1~2センチ入れて、肛門を広げるイメージでやさしく「の」の字を4、5回描く方法もあります。

参考:http://fc-ai.com/blog20160920/

綿棒マッサージは有名ですよね!

幼児や小学生の場合

大人と同じような食事がとれる年齢になったら、やっぱり一番影響が大きいのは食事です。バランスのよい食事って難しいけど・・・お医者さんの中にはやっぱり「和食」をお勧めする方も多いみたい。

排便リズムができてきたら、あとは食事に気をつけることで、また便秘になってしまうことを予防することができます。基本はしっかりと水分を摂ること、食物繊維を摂ることです。

参考:https://www.mayado.jp/library/constipation/kids.html

小学生になると、大人の便秘解消法とそんなに変わらないかな?

それにしても、他人事とは思えない子供の便秘・・・ちゃんと考えてみたくなりました。大人にも気が付いてあげられる体制が必要なのかもしれません。

恥ずかしいと思わせずに、毎日うんちの話ができる家庭にするとか、大事だと思います。

小学生になって便秘になる子は、やっぱり食生活の見直しも必要なのかな。私は明らかにバランスが悪い食事をしていたので、そう考えてしまいます。

大人も子供も、食物繊維やオリゴ糖、そして発酵食品などをバランスよく食べたいですね。

子供の便秘、見直すきっかけになれば幸いです。

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長谷川ろみ

本サイトの編集長|元おデブの腸活研究家|腸内細菌に救われたことをきっかけに、日本の発酵文化や腸の大切さを伝えるためのコト・モノ・しくみづくりに挑戦中|イライラおデブ→海外逃亡→腸覚醒→元楽天→腸活ドリル準備中|健康経営アドバイザー|発酵ライフ推進協会本校オンライン校長|著:発酵菌早わかりマニュアル|
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