免疫老化を防ぎたい!!注意すべきこと&予防法は?運動?抗酸化物質?それとも…




工藤孝文先生
この記事の監修ドクター:工藤内科副院長 工藤孝文先生 詳しくはこちら

最近よくきく「」という言葉。

免疫疾患にかかる人も多く、「免疫老化」をうまく防げるかどうかが、これから先の人生100年時代を乗り切るすべの1つなのではと思います。

そんな中、株式会社ディーエイチシーが実施した、現代女性の健康と運動に関する意識調査結果が発表されました。

その結果によると、現代女性の3大不調は「日常的なストレス」「疲労が取れない」「睡眠の質が悪い」なんですって。そして、その不調の原因と免疫老化はとても関係が深いのだとか・・・。

今回は、免疫老化のメカニズムについて調べてみました。

免疫老化とは?

30代の中ごろから、急に周りに「免疫疾患」を患う人が増えた気がします。
10代のころは全く心配していなかったのだけど、いろいろな怖いケースを聞くようになりました。

友人等に起きた例としては、舌が腫れて話せなくなったとか、目が見えなくなったとか、「え?それって免疫機能に関係あるの?」と思われるような、意外な症状かつ致命的な症状なんです。

なんでそんなことが起こるのか・・・まずは、免疫老化について意味からおさらいしてみましょう。

免疫老化の意味

京都大学のニュースによると、免疫老化の意味はこちらです。

加齢に伴い個体の免疫機能は、外来病原体に対する獲得免疫応答の低下(たとえばワクチン効率の低下)や過剰な炎症反応傾向などの特徴的な変化を示し、一般に「免疫老化」と呼ばれている。

参考:http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/news6/2009/090908_1.htm

花粉症やアレルギーの免疫疾患の1つですが、加齢に伴って、私たちが持つ免疫細胞(とくにTリンパ球)の全体的な機能劣化をし、カラダに異常がきたしやすくなるのが、「免疫老化」です。

免疫老化が起こると、慢性炎症疾患、がんや感染症などの疾患が増加すると言われています。私たちの体を病気から守るために、とても大事な機能であることがわかりますよね。

免疫機能のしくみ

免疫機能には大きくわけて2つあります。
1つは「自然免疫」、そしてもう1つは「獲得免疫」です。

自然免疫

いろいろな免疫細胞の中からまず、マクロファージと顆粒球(特に好中球)が風邪のウィルスを食べて殺し、さらにNK細胞がウィルス感染細胞を破壊、マクロファージが感染細胞を食べて掃除します。またマクロファージがヘルパーT細胞へウィルス侵入の信号を発します。

参考:http://www.menekiplaza.com/sikumi.html

獲得免疫

司令細胞であるヘルパーT細胞は、キラーT細胞に命令してウィルスと戦わせます。高熱が出て咳も激しくなっている時がこの状態です。その一方で、ウィルスに対抗する抗体をB細胞に指示して生産させ、これでウィルスを撃破します。この戦いでウィルスに勝てば風邪は治ります。それと同時にT細胞、B細胞がこのウィルスの情報を記憶し再侵入してきた時に備えます。

参考:http://www.menekiplaza.com/sikumi.html

自然免疫というのは、私たちが生まれつき持っている免疫系のことで、NK細胞、マクロファージがあります。

獲得免疫というのは、私たちがいろんな抗原に感染し獲得していく免疫系でT細胞、B細胞、サイトカイン、抗体などから構成されます。インフルエンザの注射などで抗体を作りますが、これは獲得免疫に値します。

免疫老化は特に獲得免疫の応答が低下・劣化することを言うそうで、この免疫老化が、高齢者における慢性炎症疾患(関節リウマチなどの自己免疫疾患)や発がんの増加、易感染性の誘発、ワクチン効率の低下につながると考えられています。

怖いですね・・・。

なるべく獲得免疫の低下や劣化を防ぎたい・・・そう思ったら、私たちは一体なにをすればいいのでしょうか?

免疫老化を防ぐためには?

免疫老化を防ぐために効果がありそうなこととして、いくつか研究発表を見てみたいと思います。

定期的な運動の必要性

薬学博士の石川正明氏は、免疫老化についてこのように述べられました。

現代の女性は、顕著な運動不足状態であることが分かります。そして、運動不足の結果として、「日常的なストレスの蓄積」「疲労が取れない」などの悩みが上位を占めていることも考えられます。

これらの悩みと免疫は非常に密接な関係で、顕著な運動不足状態の現代の女性は、高齢者のように免疫が落ちやすい“免疫老化”の傾向があると考えられます。

参考:https://www.jiji.com/jc/article?k=000000001.000030218&g=prt

やはり運動!!運動は恒常性維持機能を正常化したり、ストレスを減らしたりもできる、すごいものなんですよね。気がついた時にやるのではなく、毎日の習慣にしてしまうのがベストです。

私は毎朝必ず1駅分歩くようにしていますが、ちょっと足りないだろうなぁ。笑

あと週3日のジム通いもずっと継続しています。最近は行かないとストレスの行き所をなくしてしまうぐらいクセになっているので良い傾向!まだまだがんばります。

抗酸化物質の摂取

国立健康・栄養研究所の発表によると、やはり抗酸化物質を摂取することもとても重要だと言われています。

最近Bubらは、抗酸化成分を多く含む果物のジュースを2週間摂取すると、生体内の酸化物質が減少し、マイトゲン刺激による細胞からのサイトカインであるIL-2分泌量やNK活性が上昇することを報告している6)。このことは、抗酸化成分を摂取することにより、免疫能を調節することが可能であることを示している。

参考:http://www.nyusankin.or.jp/scientific/aiba1.html

緑茶のカテキン、玉ねぎのケルセチン、鮭やますのアスタキサンチン、ブルーベリーやワインのシアニジン、レスベラトロールなどなど、ポリフェノールにはたくさんの抗酸化成分が入っていて、免疫老化を防いでくれることが期待されています。

やっぱり野菜などの食物には多いので、野菜や果物をたくさんとることも大切ですね。

ストレスコントロールや肥満予防

実はわたしがいちばん気をつけないといけない気がしているのがコレ。

免疫老化を抑制しようと試みる際には、これまで述べてきた様な正の因子の強化のみではなく、負の因子の中で、調節可能な因子、例えば肥満予防やストレスの管理を行い、負の因子の減弱を試みる必要がある。

参考:http://www.nyusankin.or.jp/scientific/aiba1.html

肥満は本当にいいことないです。笑
私自身、肥満体だった時は、本当にストレスが溜まりやすかった気がします。ネガティブになりやすかったんですよね。(もちろん個人差あります。笑 肥満でもべらぼうにかわいくて、ポジティブな人もいる!!)

肥満体にならないように、たくさん食べた時は運動する、次の日に食べ物のコントロールをするなど、自分のカラダと向き合ったチェックが必要です。

ストレスも同じで、ちゃんと自分がストレス発散できるものを知っておくことは大事ですよね。個人差があると思うので、自分のカラダと向き合うことが大切!

私は、最近気がついたんですが、「無心で走ること・1人で歩くこと」がかなりのストレス解消になっているみたいです。人によっては、むしろ友達とおしゃべりしたほうがいい場合もあるし、自分を知ることが大切であるように思います。

免疫老化を防ぎたい!!予防法まとめ

「免疫老化」とは、私たちの体が持つ獲得免疫の応答が低下することで、過剰な炎症反応が起きたり、異常な反応を起こしてしまいやすい状態を言います。

「免疫老化」が起こると、慢性炎症疾患(関節リウマチなどの自己免疫疾患)や発がんの増加、易感染性の誘発、ワクチン効率の低下など、私たちの健康を脅かします。

最近は特に、若いのに免疫老化を疑われる方もちらほら・・・

その原因ともなりえて、予防するために必要なこととしては、

1:運動すること
2:抗酸化物質の摂取すること
3:負の要因である肥満やストレスをさけること

があげられます。

腸内環境を改善することは、免疫力の強化にもつながるので、特に食に関しては注意して、自分のカラダをチェックしてみてくださいね。

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長谷川ろみ

長谷川ろみ

本サイト「腸内革命」の編集長。元おデブの腸活&発酵life×クリエイター。腸内細菌に救われたことをきっかけに、日本の発酵文化や腸の大切さを伝えるためのコト・モノ・しくみづくりに挑戦中。

「自分の周りの人の腸内環境をアップデートする」ことが目標♪

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