セロトニンの分泌量とうつ症状の関係性!女性のほうがうつ病になりやすい理由




不安やムカムカ、イライラを収めて、心を安定させてくれると言われるホルモン、セロトニン。

心の健康を保つために、とても大事な物質ですが、セロトニンをきちんと必要な分だけ分泌するには、腸内環境を整えておくことがとても重要だってしってました?

今回は、セロトニンの役割や分泌部位、必要な分泌量、分泌タイミングなどをおさらいし、セロトニンが不足して起こる不安や心配性、そしてそれがひどくなってしまったときにおこるうつ病を予防するために気を付けておきたいことをまとめてみました。

セロトニンとは?

セロトニンは、私たちの体で作られる内分泌物の1つです。

しかし、何もしなくても体内で作られるというわけではありません。セロトニンを作るためには、食事から必須アミノ酸の「トリプトファン」を摂取することが必要です。

イェール大学(アメリカ・コネティカット州)の研究では、血液中にトリプトファンが少なくなってしまうとうつ病を発症しやすくなるという報告があるほど、セロトニンは私たちの心の状態に影響を与えていることがわかっています。

トリプトファンの目標摂取量(成人)は、一般に体重1㎏あたり2㎎(/日)ほどだと言われています。体重が50kgの方の場合は100mgとなります。

食材でいうとどのくらいかというと…お肉やお魚なら、50g程度食べれば十分で、豆腐なら100gが目安になりそうですね。

マグロ赤身:270mg/100g
豚ロース:280mg/100g
鶏むね肉:270mg/100g
木綿豆腐:98mg/100g

分泌部位

セロトニンの分泌部位は、腸と脳です。

実は食事からとったトリプトファンだけでは、セロトニンは脳内に増えません。

脳内にセロトニンを増やすためには、トリプトファンだけでなく、ビタミンB6やナイアシン、葉酸なども必要で、これらを合成する役割を担っているのが、腸内細菌だと言われています。腸内細菌がバランスよく腸内に存在しないと、脳内にセロトニンを増やすことはできません。

腸内環境を整えておくことは、トリプトファンをとることと同じくらい重要です。

分泌のタイミング

実はセロトニンは、いつでもどこでも分泌できるわけではありません。

分泌しやすいタイミングが存在します。

肉や大豆などに含まれるトリプトファンをとると、分泌するための準備ができますが、それ以外に太陽の光を浴びたり、軽い運動をするなど、規則正しい生活をすることがとても重要になります。

▼分泌が高まるタイミング
太陽の光を浴びると分泌が高まる
規則正しい生活や軽い運動をしていると分泌が高まる

セロトニンの役割

セロトニンの役割は、不安を取り除くだけではありません。他にも以下のような働きをしていることがわかっています。

心のバランスを整えて、安定させる
ストレスを緩和する
体内時計をリセットする
腸内環境を整える
ドーパミンやノルアドレナリンの働きを抑える

ストレスが溜まりやすい人、怒りっぽい人、不安になりやすい人、眠れない人などは、もしかしたらセロトニンが不足しているかもしれません。

セロトニンとうつ病

厚生労働省大臣官房統計情報部が発表している平成26年患者調査によると、うつ病の国内患者数は、近年増加しており、およそ73万人にのぼると言われています。

何か特殊な人が起こる病気ではなく、誰もがかかる可能性がある病気です。

誰でも悲しいことがあると落ち込みますが、日常で起こる落ち込みとは違い、ほとんど1日中2週間以上気分が落ち込み、日常生活に支障をきたすのがうつ病です。

その症状は、こころの症状とからだの症状の両方があります。

▼こころの症状
抑うつ気分
不安・あせり
遠くへ行きたい・消えてしまいたい
興味または喜びの喪失
意欲の低下・おっくう感
自分を責める
会話や本などの内容が頭に入ってこない

▼からだの症状
睡眠障害
食欲の減退
疲労感・倦怠感
動悸・息苦しさ・口が渇くなど
からだの重さや痛み

参考:https://utsu.ne.jp/depression/

うつ病の原因

うつ病の原因は、主に私たちの感情や体の機能のバランスを保つために、情報を伝達する神経伝達物質が、ストレスや過労などによってバランスが崩れてしまうことに関係があると言われています。

中でも特にうつ病と関係が深いと言われる神経伝達物質は以下の3種類です。

セロトニン
ノルアドレナリン
ドーパミン

ドーパミンは、別名:快楽ホルモンとも呼ばれている快楽を感じるホルモンです。楽しい時や嬉しい時、わくわくしている時に分泌されています。

ドーパミンが不足してしまうと、やる気がなくなったり、何をしても楽しいとか、うれしいなどのプラスの感情がわきにくくなります。

ノルアドレナリンは、集中力や判断力を高めてくれるホルモンです。ストレスに対抗することができる力を持っていて、少なくなると意欲や興味が低下したり、ストレスに弱くなってしまいます。

シアワセを感じるセロトニン、快楽を感じるドーパミン、集中力を高めストレスに対抗するノルアドレナリンのどれもが大切なホルモンで、これらのバランス異常がうつ病に関係があると言われています。

女性のほうがうつ病になりやすい

うつ病の原因の1つであるセロトニンの分泌量は、男女で差があります。
実は男性よりも女性のほうがその分泌量が少ないことが知られています。

女性は言語によって人間関係をスムーズに進めようと勤めるが、人間関係(特に異性関係)がうまく行かなくなると、セロトニン、ドーパミン、オキシトシンといった絆(きずな)ホルモンが後退し、代わってコルチゾールといったストレスホルモンが活発になり、女性は強いストレスに悩まされるようになる。思春期の女性に精神障害が出やすいのは、こうしたホルモンの働きに起因する。

参考:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=222203

女性のほうが不安を感じやすかったり、感情的になりやすいのは、セロトニンの分泌量が少ないからだという人もいます。

うつ病の特別なケース

うつ病の原因は、まだ正確にわかっているわけではありませんが、うつ病になってしまった方を見てみると、やはり過剰なストレスや過労が引き金になっているケースが多いと言います。

・ストレス
・過労
・食生活の乱れ
・腸内環境の乱れ
・運動不足
・睡眠不足

しかし、ストレスは何も悪いことだけが関係していることではなく、明るい出来事、楽しい出来事をきっかけとしてうつ病を発症することもあると言います。

そして、意外と多いのが他の病気がもとになって発症するうつ病です。

糖尿病や脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病、がん、心筋梗塞や脳卒中の患者さんはうつ病を併存しやすいといわれています。

まとめ

セロトニンはシアワセを感じる大事なホルモンで、うつ病から私たちの体と心を守ってくれているかもしれないことがわかりました。

正確なうつ病の原因はわかりませんが、トリプトファンを適量きちんととることや、睡眠や運動を十分に行うことで、最低限の予防はできそうです。

トリプトファンという材料だけがあっても、他の材料がそろっていなかったり、腸内細菌たちが協力してくれないと意味がないので、日ごろから腸内環境を整える努力をすることも必要そうですね。

ぜひ参考にしてください♪

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長谷川ろみ

本サイト「腸内革命」の編集長。元おデブの腸活研究家。小学生にして重度の便秘+肥満体でしたが、「腸活」により数十キロのダイエットに成功しました!現在も自分のカラダで人体実験中!

「自分の周りの人の腸内環境をアップデートして、元気でポジティブな仲間を作る」ことを目標に、腸活の情報発信やしくみづくりに挑戦しています♪

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