二次性乳糖不耐症は治療で治る?!ヨーグルトでおなかが張る人は要注意?




工藤孝文先生
この記事の監修ドクター:工藤内科副院長 工藤孝文先生 詳しくはこちら

牛乳を飲んだらおなかがゴロゴロする・・・ヨーグルトもなんだかおなかがへん…。

私たち日本人などのアジア人は、乳製品に対してそんな意識をお持ちの方が多いとか・・・データによっては90%から100%とも言われる割合で、成長とともに乳糖を分解する能力は失われていくというのです。

そう考えると、体にいいといわれるヨーグルトもちょっと心配。

今回は、乳糖不耐症や、その中でも割合が多いといわれる二次性乳糖不耐症について、まとめてみました。

」とは?

最近話題の「乳糖不耐症」は、漢字のまま単純に読み解くと、「乳糖に耐えられない症状」といえますが、具体的にどんな病気なのでしょうか?

小児慢性特定疾病情報センターの説明によると、乳糖不耐症はこのように説明されています。

乳糖不耐症とは、ミルクに含まれる糖質である乳糖をグルコースとガラクトースに分解する乳糖分解酵素(ラクターゼ)の活性が低下しているために、乳糖を消化吸収できず、著しい下痢や体重増加不良をきたす疾患である。

参考:https://www.shouman.jp/disease/details/12_01_001/

私たちの身体の中にあるはずの、乳糖分解酵素の働きが低下しているのが「乳糖不耐症」なんですって。

「乳糖不耐症」の種類

実は「乳糖不耐症」には大きく分けて、以下の2種類があります。

一次性乳糖不耐症=先天的な乳糖不耐症
二次性乳糖不耐症=後天的な乳糖不耐症

一般的によく心配される乳糖不耐症は、二次性乳糖不耐症=後天的な乳糖不耐症のことです。

一次性乳糖不耐症=先天的な乳糖不耐症は、すごーくめずらしいらしい・・・。

先天性の乳糖不耐症はまれであり、本邦でも海外でも正確な疫学は不詳であるが、最も高頻度とされるフィンランドでも60,000出生に1人とされている。

参考:https://www.shouman.jp/disease/details/12_01_001/

これはまれですなぁ・・・!

「乳糖不耐症」の症状

最近はかなり「乳糖不耐症」が有名になって恐れられているけど、いったいどんな症状になることが多いのでしょうか?

実は「乳糖不耐症」の人もいるかもしれないので、ここでチェックしてみましょう!

下痢
腹鳴
腹部膨満
反復性の痙性腹痛

参考:https://www.shouman.jp/disease/details/12_01_001/

結構、ひどい人と大したことない人の差が激しそうですよね。ちょっとおなかが張るぐらいだと、気が付かないことも多いだろうなー。

通常は、乳糖を摂取しなければ数時間から1日で、腹痛や下痢は収まるそうです。ますます、よくわかんないよね。笑

「乳糖不耐症」は歳をとると増える

なんとなく「乳糖不耐症」って赤ちゃんの病気って思っている人、いませんか?

赤ちゃんはミルクを飲むし、病院に行く機会も多いので、二次性乳糖不耐症が発覚しやすいのだけど・・・実は大人になればなるほどラクターゼは働きにくくなるのだそう。

だから、小さいころは牛乳を飲んでもなんともなかった人でも、大人になると乳製品でおなかがゴロゴロすることもありえるのだとか。子供の時は大丈夫だったけど、今は二次性乳糖不耐症になっちゃってるということも可能性としてあるんです。

「乳糖不耐症」の治療

そもそも「乳糖不耐症」って治るのでしょうか?
まずは、自然治癒するのかどうかをみてみましょう。

「乳糖不耐症」は自然治癒するのか?

一次性乳糖不耐症は、先天的なものなので自然治癒はしません。乳糖をとらないようにする必要があります。

でも、二次性乳糖不耐症は自然治癒する場合もあるみたい。

MEDLEYさんの説明によると・・・

二次性乳糖不耐症は、主に急性胃腸炎など腸にダメージを与える病気のあとで引き続いて起こります。病気により腸がダメージを受けると、乳糖を分解する力が低下してしまいます。乳糖が分解できないと乳糖を栄養として得られないばかりか下痢や腹痛などの症状が現れます。この状態が二次性乳糖不耐症です。

二次性乳糖不耐症になっても、原因が一時的なものであれば時間が経って腸の状態が回復するので以前のように乳糖を摂取できるようになります。その意味で二次性乳糖不耐症は自然治癒すると言えます。

参考:https://medley.life/diseases/54fa8f3d6ef458cb3885ce09/details/knowledge/notice/

病気などがきっかけの一時的なものである場合、治ることもあるみたいですね。でも、人間が成長する過程で、乳糖を分解する力が低下してしまったのであれば、もう治すのは難しいと考えるのが一般的なようです。

日本人では、成長とともに乳糖を分解する力が弱くなっていき、乳糖不耐症の状態になるのが普通です。これは加齢にともなう変化とも言え、元に戻ることはありません。元に戻らないので成長にともなう乳糖不耐症は自然治癒しないとも言えます。

参考:https://medley.life/diseases/54fa8f3d6ef458cb3885ce09/details/knowledge/notice/

「乳糖不耐症」は治療すれば治るのか?

どうやら根本的な乳糖を分解できない状態を直すのは困難なようです。

治療の方法としてよく上げられるのは、「乳糖を含む食物を除去・制限」する方法。治療・・・といっていいのか、ちょっと微妙ですね。

でも人間の大人の場合、乳糖不耐症だったとしても、乳糖を含む食物を食べなければいい話で、またそれはそんなに難しくないことからそこまで大ごとにされていないようです。

珍しいケースだけど、一過性の二次性乳糖不耐症の場合は、治療方法もあるようです。

感染に伴い一過性に生じる二次性乳糖不耐症の場合は、乳糖分解酵素を薬として補充する方法もあります。

参考:https://yomidr.yomiuri.co.jp/iryo-taizen/archive-taizen/OYTED554/

二次性乳糖不耐症は治療で治る?!まとめ

二次性乳糖不耐症は治療で治るのか?と問われたら、大人になるにつれて乳糖不耐症になる方は増え、そして一過性のモノでない限りは治らないのが通常のようです。

その場合は、治療といえるかわかりませんが、乳糖が含む食べ物を食べないのがいちばんよい方法です。

乳糖不耐症が疑われる方は、参考にしてみてくださいね。

工藤孝文先生
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長谷川ろみ

長谷川ろみ

本サイト「腸内革命」の編集長。元おデブの腸活&発酵life×クリエイター。腸内細菌に救われたことをきっかけに、日本の発酵文化や腸の大切さを伝えるためのコト・モノ・しくみづくりに挑戦中。

「自分の周りの人の腸内環境をアップデートする」ことが目標♪

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