ケルセチンでアレルギーを緩和?!緑茶や玉ねぎに含まれるポリフェノールと腸内細菌の関係




最近、いろいろなメディアでよく聞くケルセチン。

ケルセチンは、玉ねぎをはじめとする多くの野菜や緑茶などのお茶類に多く含まれるポリフェノールの一種で、生活習慣病を予防したり、花粉症やアレルギーを緩和する働きが期待されている成分です。

ん?

花粉症やアレルギー・・・このキーワードが出てくるということは、腸内環境にも良い可能性が高そうですよね!!

今回は、注目のポリフェノール「ケルセチン」について、その効果や腸内環境への影響について、まとめてみました。

ケルセチンとは?

まず、ケルセチンとはなにか?というところからおさらいしてみましょう。

ウィキペディアによると、ケルセチンは以下のように説明されています。

クェルセチン(またはクエルセチン、ケルセチン、英: quercetin)は、フラボノイドの一種でフラボノールを骨格に持つ物質。配糖体(ルチン、クエルシトリンなど)または遊離した形で柑橘類、タマネギやソバをはじめ多くの植物に含まれる。

(中略)

クェルセチンには、抗酸化作用、抗炎症作用、抗動脈硬化作用、脳血管疾患の予防、抗腫瘍効果、降圧作用、強い血管弛緩作用、が報告されている。

参考:ウィキペディア

すごくない?!

というか、必要なもの全部じゃん?!というぐらい報告済みの効果が多いですよね。

ケルセチンを多く含む食材

ケルセチンは、植物に含まれるフラボノイドの一種です。

だから、お肉やお魚ではなく、野菜や果物、そしてお茶類にたくさん含まれています。

・玉ねぎ
・ブロッコリー
・りんご
・かんきつ類
・緑茶・そば
・赤ワインなど

玉ねぎでも、捨ててしまいがちな玉ねぎの皮の部分にたくさん含まれていて、意識するだけで結構とりやすいのがケルセチンの特徴です。

玉ねぎの場合は、玉ねぎの中身よりも皮にケルセチン配糖体が多く含まれていることが知られています。

ケルセチンとケルセチン配糖体の違い

ケルセチンを調べていると、似た意味で「ケルセチン配糖体」という言葉がたくさん出てきます。

もともとケルセチンは、水に溶けにくい物質で、なかなかカラダに吸収されにくい性質があります。でも糖と組み合わさった状態になると、水溶性に変化され、カラダに吸収しやすくなります。

植物の中にケルセチン配糖体の状態で含まれているポリフェノール成分が、私たちのカラダに入り、小腸でケルセチンに分解されて、体内に吸収されます。

サントリーは5月12日、たまねぎに多く含まれるポリフェノールの一種である「ケルセチン」にグルコースを結合させた配糖体が、ケルセチンに比べて経口摂取時の体内吸収率が120倍と大幅に高く、血中の抗酸化活性を増加させる作用があることを確認したと発表した。

参考:日経メディカル 抗酸化物質ケルセチンの吸収率が配糖体化で大幅向上
https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/hotnews/archives/374860.html

特定保健用食品(トクホ)にも、ケルセチン配糖体が使用されているため、最近は野菜や果物、お茶だけでなく、健康を目的とした飲料水の中にもケルセチン配糖体が配合されているものが出ています。

ケルセチンを効率よく摂取するには?

ケルセチンは油に溶けやすく、油と一緒にとると吸収しやすいと言われています。

ケルセチンはまた、油と一緒に摂取すると吸収効率が高まることが報告されています 14), 15) 。そのため、ケルセチンを体内で効率的に利用する観点から、ケルセチンを含む野菜・果物は植物油、乳製品、肉類、マヨネーズなどの油脂食品を用いて調理したり、あるいは油脂食品と一緒に食べるとよいでしょう。

参考:野菜等健康食生活協議会事務局ホームページより
http://www.5aday.net/v350f200/doko/kisoteki2_l.html

ブロッコリーにマヨネーズをつけて食べるのは、ケルセチンを吸収しやすくするためにはすごくよい食べ方なんですね。

また、毎日とりやすいケルセチンを多く含む食材といえば、緑茶です。玉ねぎのほうがケルセチンの含有量は多いのですが、毎日玉ねぎを食べるのは、食生活が偏りがちで、飽きてしまうかもしれません。

緑茶は飲み物なので、比較的習慣にしやすく、おすすめです。緑茶の中でも「そうふう」「さえみどり」という2つの品種にケルセチン配糖体が多く含まれていると言われています。

そうふうという緑茶は、ジャスミン茶のような華やかな香りがあるお茶であると言われることが多い、さわやかなお茶です。お茶専門店の心向樹さんのホームページによると・・・、東洋ランのような香りと評されています。

▼そうふう
品種:東洋ランのような華やかな香りの品種です。香味に優れるだけでなくケルセチン含有量が多く機能性茶としても期待され、近年人気を博す品種の一つです。良好な水色とすがすがしい風をイメージさせる爽やかな香りから「そうふう(蒼風)」と命名。

来歴: ”やぶきた”と”印雑131”を交配して誕生。野菜茶業研究所(現果樹茶研究部門 金谷茶業研究拠点)が育成し2002年に命名登録、2005年に品種登録されました。

参考:国内初の品種茶専門店 心向樹
https://www.shinkoju.com/

▼さえみどり
品種:昨今の高級茶の代名詞となった品種です。特筆すべきは、鮮やかな色、強い甘味、そしてしっかりとした旨味です。日本茶アワード等の品評会で多数入賞しております。色沢が鮮緑色で冴えがあり、新葉が鮮やかな緑である事から命名。

来歴:”やぶきた”と”あさつゆ”を交配して誕生。農林省茶業試験場枕崎支場(現果樹茶研究部門 枕崎茶業研究拠点)が育成し1991年に品種登録されました。

参考:国内初の品種茶専門店 心向樹
https://www.shinkoju.com/

ケルセチンの効果

ケルセチンには、以下のような効果が期待されています。

・抗酸化作用
・抗炎症作用(アレルギー、花粉症緩和を含む)
・降圧作用
・抗肥満作用

ケルセチンは、腸内環境を改善して、免疫機能を正常にたもち、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー体質の改善に効果があると言われています。

体脂肪低減効果

ケルセチンが体脂肪を減らしてくれたら、ダイエット効果にも期待できそうです。

農研機構ホームページに発表されたマウスを使った研究結果によると、ケルセチンは体重や脂肪の増加を抑えてくれるといいます。

ショ糖・高コレステロール食である西洋型食は,マウスにおいても肥満やメタボリックシンドロームを引き起こす。

そこで,西洋型食に 0.05%の割合でケルセチンを添加して C57BL/6J マウスに摂取させたところ,20 週後には西洋型食で誘導される体重や脂肪重量の増加が抑制され,高血糖や血中のインスリン濃度,コレステロール濃度の上昇が改善された。

参考:ケルセチンの生活習慣病予防機能
https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/files/i-kobori.pdf

また、ケルセチン配糖体を入れたドリンクの開発をしているサントリーさんでは、ケルセチンの脂肪への影響を調査した研究結果を発表しています。

主要評価項目である腹部全脂肪面積の変化量推移において、対照飲料摂取群では摂取開始時に比較し、摂取 8 週および 12 週目において有意な増加を認め、一方、被験飲料摂取群では、摂取開始時に比較し、摂取 8 週および 12 週において有意な減少を認め、対照飲料摂取群に比較しても有意であった。

また安全性評価に関しては、試験飲料を摂取した全 198 名(被験飲料群 99 名、対照飲料群 99 名)において、試験飲料に起因したと考えられる有害事象の発現は認められなかった。

以上の結果から、ケルセチン配糖体をイソクエルシトリンとして 110mg 配合した飲料は、安全であり体脂肪低減効果を有することが明らかとなった。

参考:
サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社 研究部研究結果よりhttps://www.suntory.co.jp/sic/research/paper/pdf/gakkai_15-17.pdf

ケルセチンは、ダイエット中の方も意識したい成分ですね。

抗炎症効果

また、ケルセチンをはじめとするフラボノイドの抗炎症作用に関しては、さまざまな研究が行われていますが、体内に入ったフラボノイドを腸内細菌が分解し、炎症を抑制することを意味する論文も発表されています。

青果物などに含有されるフラボノイドは大部分が配糖体であるが、腸内細菌による糖の加水分解等によってアグリコンとなり、経腸吸収されることが報告されている。また、炎症局所では抱合体を分解してアグリコンとする酵素活性の亢進が知られており、有効性は高いと考えられる。

参考:フラボノイドの構造と抗炎症活性の強さとの関係
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nfri/seika/seikah18/pdf/h18_seika_p12.pdf

まとめ

玉ねぎやブロッコリーや緑茶などに含まれるケルセチン。いろいろな研究結果はありますが、何かしらの良い影響を与えてくれる期待が大きい成分であることがわかりました。

ブロッコリーにマヨネーズをつけて食べるのが大好きな私にとっては、とてもうれしい結果です。笑

これからも食べるとともに、緑茶もなるべく飲むようにしてみようかな。

みなさんもぜひ参考にしてみてくださいね。

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長谷川ろみ

長谷川ろみ

本サイト「腸内革命」の編集長。元おデブの腸活&発酵life×クリエイター。腸内細菌に救われたことをきっかけに、日本の発酵文化や腸の大切さを伝えるためのコト・モノ・しくみづくりに挑戦中。

「自分の周りの人の腸内環境をアップデートする」ことが目標♪

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