「乳酸菌が体にいい!」といわれることが多くなってきて、うれしいような、怖いような複雑な気持ちでいます。笑
しょうがないことなんだけど、健康のはなしは偏って伝わりがちで、カラダにいいのは事実だとしても、そればっかりはよくないなと思うのが私の持論。なんでも偏りはよくないんじゃないかなぁ…。
あと、「植物性乳酸菌だから、体にいい!」っていう表現も、本当にそうなのかしら・・・ねぇ?と怖くなってしまいます。
今回は、この「植物性乳酸菌」と「動物性乳酸菌」の違いについて、まとめてみました。
この記事を書いた人:
腸活研究家 長谷川ろみ
発酵食品にハマり、ダイエットなしで12㎏減。痩せたことをきっかけに腸を愛でる生活に目覚める。重度の便秘から解放され、腸活研究家として活動開始。今では発酵ライフ推進協会通信校校長を務め、昔の自分と同じ悩みを持つ方に向けて腸や菌のおもしろさを発信中。詳しくはこちら
発酵を体系的に勉強したくなったら…
発酵ライフ推進協会オンライン校へ
\仕事に繋がる無料サポートもたくさん(*´ω`*)/




「植物性乳酸菌」と「動物性乳酸菌」
まずは、植物性乳酸菌と動物性乳酸菌の定義を知ることから始めましょう。
そもそも乳酸菌ってどんな菌なのかかんたんにいうと、「糖から乳酸をつくることができる、酸素が好きな菌」のことです。
酸素が好きなので、私たち人間と一緒。
だから、私たちの周りにたくさんいます。
菌の中には酸素がきらいな菌も多いので、私たちの身体の中にはいるけど、なかなかふだんの生活環境にはいない菌もたくさんいるんですが、乳酸菌は比較的出会いやすい菌。
ヨーグルトやチーズ、漬物などの発酵食品の中にもいますし、私たちの腸の中、他の動物の身体の中にもいます。
そんな身近な乳酸菌、実は大きくわけて2種類いることが知られています。ただこの分け方、すごーく難しいよね・・・って同時に言われていたりします。
「植物性乳酸菌」と「動物性乳酸菌」の違い
よく言われる「植物性乳酸菌」は、植物に生息する乳酸菌を指していて、「動物性乳酸菌」は動物の乳などの動物に関連するものに生息する乳酸菌を指しています。
雑に分けると、こういう風に説明される場合もあります。
植物由来の乳酸菌のことで、味噌や醤油、漬物などに含まれる菌のこと
動物性乳酸菌
動物由来の乳酸菌のことで、ヨーグルトやチーズなどに含まれる菌のこと
でもね、ちょっとこれ、雑だよねーと考える方も多いみたい。
「植物性乳酸菌」と「動物性乳酸菌」の分け方の難しさ
でも、中にはどちらにも生息できる乳酸菌もたくさんいて、何が植物性で、何が動物性なのか、とても分けにくくなっています。
日本ビフィズス菌センターのホームページでは、この分け方の難しさをこのように説明しています。
科学的に考えると、乳酸菌を「植物性」と「動物性」に二分する考えは正しいとは言えません。なぜなら、「植物性乳酸菌」の代表とされる ラクトバチルス・プランタムやラクトバチルス・カゼイなどは、植物からもヒト腸内や他の素材からも分離され、それらの株には微生物学的性質の違いはありません。逆に、チーズを作る乳酸菌ラクトコッカス・ラクティスや、ヨーグルトを作る2種の乳酸菌は、乳や乳製品はもちろん植物からも分離され、植物質を発酵して生育できます。もちろん、「植物性乳酸菌」が植物の性質を持っていないことは常識です。なにせ植物ではなく細菌なのですから。
引用:日本ビフィズス菌センターのホームページ
ふむふむたしかになー。
菌のことが少しずつ分かってきて、いろんな可能性が見えてくると、呼び名も分け方も変わります。
違和感が生まれてきたのは、私たちが少しずつ菌に近づいているっていうことなのかな~と、ちょっとうれしくもなったりしますね。
発酵の仲間づくりやお仕事をするなら「発酵資格講座」
少し本気で発酵や腸活に取り組みたくなった方向けに、発酵ろまんでは、発酵ライフ推進協会とのコラボにて、発酵資格講座「発酵ライフアンバサダー」「発酵ライフアドバイザー」をご提供しています。




発酵ライフ推進協会で、通信校のコンテンツプロデュースを担当しています。
・発酵を本格的に学びたい
・発酵仲間を作りたい
・発酵をお仕事&副業にしたい
・発酵を広める社会貢献活動がしたい
こんな方はぜひ、発酵資格講座のご受講をご検討ください。





オンラインで時間や場所を選ばない通信講座なのに、今後の活動につながるサポートが満載なのは、発酵ライフ推進協会のオンライン校だけ!
\仕事に繋がる無料サポートもたくさん(*´ω`*)/







有資格者だけの限定勉強会を定期的に開催!ずーっとマニアックな発酵が学べます。




発酵食が好きだけど、教えたり、伝えたりしたいかどうかはまだわかんないな~




学んでいるうちに伝える活動がしたいな~と思ったら、その時に講師養成講座を無料で受けられます。アシスタント体験制度で実務も体験できるから、いったん体験してみるっていうのもおもしろいよ。
\無料講師講座などサポートいっぱい(*´ω`*)/







この記事の監修ドクター:工藤内科副院長 工藤孝文先生
詳しくはこちら>