ストレスが便秘を引き起こす理由がコワい…自律神経と便秘の密接な関係




ストレスは、「美容や健康の敵である」とよく言います。

慢性的な便秘を抱えている方はもちろん大変なのですが、普段は便秘ではないのに、ストレスによって便秘になるケースもとても多いんです。

中には悪化して、便秘と下痢を繰り返す過敏性腸症候群(IBS)と診断される方も!

日本では10人に1人が過敏性腸症候群(IBS)だと言われていますので、他人事ではないですよね。

今回は便秘は便秘でも、ストレスが原因の便秘について、その原因や解消方法などをまとめてみましょう。

便秘はストレスで起こる!

お仕事や家事などで忙しい現代人は、さまざまなストレスを抱えやすい環境にいます。
腸活イベントを主催していると、

会社に勤めるようになったら、急に便秘になりました・・・(´;ω;`)ウッ…

と、青ざめた顔でおっしゃる方にもたくさんお会いします。

こういった方は、昔から便秘だったんですか?と聞くと、便秘なんて皆無だったとおっしゃる場合が多く、お話を聞いていくと、きちんと睡眠時間が取れないほどお忙しかったり、お湯をそそぐだけのカップラーメンぐらいしか食べる時間がなかったり・・・。

もっとお話しを聞いていくと、会社の愚痴がいっぱい出てきたり・・・。

とにかくストレスを抱えているように見える方が多いんです。

もちろん、ストレスだけではなく、睡眠や食生活も踏まえたうえでおこる便秘ではあるのですが、そのままほっておいて悪化するのは心配です。

便秘の原因は大きく分けて3つある

便秘と一言に言っても、便秘の原因は大きく分けて3つあります。

1:排便反射が起こらない
2:大腸のぜん動運動が起こらない
3:大腸が緊張しすぎてしまう

一つ一つ見ていきましょう。

1:排便反射が起こらない

一つ目は、便が肛門の近くの直腸まで到達しているにも関わらず、排便反射が起こらないケースです。

排便反射
=糞便を排出するために、人体に備わっている機能のこと。自律神経によって自動的に行われ、意識的に起こすことはできないが、排便をどこでいつするか、の判断は大脳によって行われる。

参考:ケアマネドットコム
http://www.care-mane.com/

仕事や家事で忙しく、トイレに行きたいのに行けない状態が続くと、排便反射という反射機能が弱まり、便が出せる状態であるにもかかわらず、便意がない状態が続いてしまい、結果、排便反射が起こりにくくなってしまいます。

2:大腸のぜん動運動が起こらない

腸管の緊張がゆるみすぎてしまって、腸が便を排泄できる状態にするための腸のぜん動運動が十分に行われず、長い間便が腸にとどまってしまうケースです。

腸に長い間便がとどまると、便を送るための水分もどんどん腸に吸収されていき、水分調整が難しくなるため、ますます便が固くなり、腸内にから出られなくなってしまうのです。

3:大腸が緊張しすぎてしまう

大腸のぜん動運動が起こらない場合は、腸管の緊張がゆるんでいるからでしたが、逆に腸管がストレスなどによって緊張しすぎてしまう場合も便秘になります。

緊張によって便がうまく運ばれないだけでなく、ひどいと腸全体の動きが乱れて、便秘になったり、下痢になったりを繰り返す場合もあります。

ひどくなると過敏性腸症候群と診断されることも!

過敏性腸症候群は、ひどい緊張や不安、ストレスなどによって起こる便通異常のことを指しています。

日本では、なんと推定1200万人、およそ10人に1人が過敏性腸症候群だと言われています。

過敏性腸症候群は、便秘になったり、下痢になったり、便秘と下痢を繰り返したりと、体質によって症状はさまざまです。

下痢型:29%
便秘型:24%
混合型:47%

参考:田辺三菱製薬ホームページより
http://cerekinon.jp/ibs-data/01/index.html

ストレスが便秘を引き起こす理由

ではなぜ、ストレスがたまると便秘や下痢になるのでしょうか?

その理由は、腸内環境と密接にかかわっている「自律神経」に秘密があります。

自律神経は私たちの体のアクセルとブレーキの働きをしてくれる神経のことを指し、昼間は交感神経と呼ばれるアクセルが優位になり、夜間は副交感神経と呼ばれるブレーキが優位になります。

交感神経
=アクセルの役割
=血流アップ、血圧上昇
=脳や体が活性化
副交感神経
=ブレーキの役割
=血流安定、血圧下降
=腸が活性化

腸内環境を整えて、毎日きちんと睡眠をとり、安定した食生活をしていると、この交感神経と副交感神経の切り替え機能が安定します。

しかし、過度の緊張やストレス、不安を抱えていると、このバランスがうまくとれずに、緊張を伴う交感神経が優位になりすぎることで、腸のはたらきが悪くなります。

結果、便秘と下痢を繰り返し、不安定な腸内環境が継続してしまうのです。

ストレス性便秘の改善法

ストレス性便秘を抱えている方は、とにかくストレスの原因を取り除くことがいちばん大事です。

もし、自分でストレスを抱えていることがわかっているようであれば、あまり考えすぎないようにしてください。・・・とは言っても、なかなか自分の心をコントロールできる方も多くないと思います。

そんな時は、「考えないようにしよう!」と強く思いすぎると逆効果になるので、あまり気にしないことも大切です。そしてこんなことを意識することをおすすめします。

毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる

自律神経のバランスがおかしくなる原因の1つに、睡眠不足や睡眠時間の不安定があります。

起きている時は交感神経が優位で、寝ている時は副交感神経が優位になるのが普通なのですが、毎日寝る時間がバラバラだと、この交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなります。

この状態では、交感神経が働き過ぎて寝れない、消化が進まずに便秘や下痢になってしまうなどの問題を抱えやすくなってしまいます。

毎日、ちゃんと同じ時間に朝日を浴びて、自律神経のバランスを正常にしましょう。朝起きたときに毎朝コップ一杯の水を飲むと、切り替えを助けてくれます。

あまり焦らずにゆっくり身支度をして、朝ごはんを食べて、ニュースをチェックするなどの時間をとることができれば、少しずつ落ち着いてきます。

ほどよい運動や体操をする

朝の光を浴びて自律神経のスイッチを入れることができたら、適度な運動をすると、自律神経が整うと言われています。

体を動かすことで呼吸が深くなり、副交感神経の働きを保ちながら、酸素や栄養が含まれた良質な血液を体中に送ることができます。冷え性も改善することができますよ。

深い呼吸をし、よく笑う

私たちは意識しなくても呼吸ができていますが、緊張したり不安やストレスを抱えると、呼吸が無意識に浅くなってきます。

逆にゆっくり呼吸をすることを意識すると、酸素をたっぷりと取り込むことができ、血管が開いて、筋肉がゆるみ、リラックスできるようになります。

気持ちがゆったりと落ち着いてきて、無駄な緊張が取れてきます。

口角を上げて笑うと、副交感神経が刺激され、よりリラックスできるので、心に落ち着きが戻ります。

体をあたためる

緊張が高まり過ぎると、手足が氷のように冷たくなる方もいるかもしれません。特に首や手首、足首を温めることは、副交感神経の働きを高めると言われています。もし冷えを感じたら、首を温めることも意識してみてください。
    

まとめ

ストレス性の便秘は、自律神経の乱れと密接にかかわっています。

というのも、排便をするための腸のぜん動運動や排便反射は、私たちが意識してやっていることではなく、自律神経が自動で行ってくれてるものだからです。

ストレスは、体のバランスを大きく崩すことができるので、本当に怖いです。

仕事や家事が忙しくても無理をせず、良く寝て、よく笑い、よく温めて、便秘や下痢にならないように自分の体をコントロールしましょう♪

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長谷川ろみ

本サイト「腸内革命」の編集長。元おデブの腸活研究家。小学生にして重度の便秘+肥満体でしたが、「腸活」により数十キロのダイエットに成功しました!現在も自分のカラダで人体実験中!

「自分の周りの人の腸内環境をアップデートして、元気でポジティブな仲間を作る」ことを目標に、腸活の情報発信やしくみづくりに挑戦しています♪

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