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長谷川ろみ
編集長:長谷川ろみ麹のちから推進委員会代表。元おデブの腸活研究家。腸内細菌に救われたことをきっかけに、日本の発酵文化や腸の大切さを伝えるためのコト・モノ・しくみづくりに挑戦中。詳細はこちら>

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豆乳・大豆のフィチン酸、危険性ってどうなの?

工藤孝文先生
この記事の監修ドクター:工藤内科副院長 工藤孝文先生 詳しくはこちら

最近よく聞かれる疑問・・・

発酵していない豆製品(豆乳や大豆)って毒があるってほんと?

について今回は考えてみたいと思います。
 

 
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目次

ファイトケミカルは、毒なの?薬なの?

多くの植物は、育つ環境が過酷であればあるほど、紫外線や虫などの外敵から身を守るための防御成分を持っています。
 
防御成分は「ファイトケミカル(=植物性化学物質)」と言われ、その植物の色素や、香り、アク(苦味)などに含まれています。
 
そう聞くと、ちょっと危険そうな・・・ちょっと攻撃性の高いものに聞こえるかもしれないけど、実はファイトケミカルは、人間から見ると大人気なんです。
 
そう、「抗酸化物質」と言われるものがその人気の物質です。活性酸素を取り除き老化を防いでくれると言われて、とても人気ですよね。わざわざその「抗酸化物質」だけ取り除いてサプリを作ったりもするぐらいですもん。大人気!

 
「ファイトケミカル」に分類されないものであっても、植物にはとても強いビタミンや食物繊維の仲間の成分も含まれている場合が多いと言います。「強い」ということは、「栄養素」としてスゴイとも言えるけど、摂取しすぎると「毒になる可能性」があるとも言えます。それぐらい「強い」ってことですよね。
 
やっぱり、植物の自然を生き抜く力ってすごいなぁ。自然の力はスゴイです。特に大豆は、畑の肉と言われているほどですから、栄養成分が豊富です。その中には、人間にとって、毒にも薬にもなる物質がたくさん含まれているのです。
 

毒素を取り除く方法=発酵

実はこの大豆に含まれる毒素については、紀元前から人間は知っていて、語られていたそうです。
 
そしてその毒素を取り除く方法として、生み出したものが「発酵」だというの。「発酵」は菌による成分の分解が行われる活動だから、「毒素」も分解されて形を変えることができるんですよね。この難しい細菌学を昔の人がすでに知っていたというのが、本当にすごいです。
 
Natural News Networkさんのホームページの記事によると、以下のような記述があります。
 

紀元前1000年頃の中国で、ある賢明な人が、ある菌を大豆で繁殖させると、大豆に存在する毒素が破壊され、大豆の中の栄養分が身体に摂取可能な状態になることを発見した。この加工が「発酵」として知られるようになり、今でも人気のある食品、テンペ、味噌、納豆の発明をもたらした。
参考:http://ja.naturalnews.com/jabuzz_buzz000011.html

 
私たち日本人にもなじみが深い、味噌や納豆も本当に昔から食べられているんだよね~。
今回はそんな植物の中でも毒として心配されることが多い、「未発酵の大豆」に含まれる物質について、一部ご紹介したいと思います。
 

未発酵の大豆に含まれる毒の種類

フィチン酸

わかさの秘密さんのホームページによるとこのように説明されています。

抗酸化作用があり、食用油の酸化防止などに利用されています。細胞の酸化を防いで、ガン細胞の発生と増殖を抑える効果があります。また、血液が凝固しにくくなるため、血栓予防効果もあります。
参考:http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/phytic-acid/

 
こんな素敵な効果があるフィチン酸ですが、一方で、人間にとって困った影響も報告されています。
 
フィチン酸が毒になりえる理由として有名なのは、「体内に入ったミネラルを奪ってしまう(吸収させない)」場合がある・・・という話です。これについても賛否両論あるようですが、一般的にミネラルをほとんど取らない状態で、フィチン酸の多い穀物ばかりを食べていたら確かに問題ですが、そんなに偏った食生活ではなければ問題ないと考える方もいるようです。
 

ソフィアウッズ・インスティテュートさんのホームページではこのように説明されていました。
フィチン酸と金属イオンが結合した状態のフィチンという物質が、玄米などの未精製の種/穀類/豆/ナッツなどには含まれています。フィチン酸には、ミネラル、特に、鉄分と亜鉛、そして少々のカルシウムとマグネシウムと強く結合する性質があるため、玄米を食べるとミネラルが小腸で吸収されないのではないかと長いこと考えられてきました。でも、フィチン酸がちょっとでもあったら、ミネラルが全部吸収できなくなるわけではありません。
参考:http://blog.sophiawoodsinstitute.com/wp/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%81%E3%83%B3%E9%85%B8%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AB%E6%82%AA%E8%80%85%E3%81%AA%E3%81%AE%EF%BC%9F/

 
タンパク質を作ったり、生殖面や神経機能の健康を守ったり、脳の発達を支える亜鉛、酵素の働きを助けたり、腸内環境を整えるマグネシウム、骨を丈夫にするカルシウムなどを食べたとしても、「なかったこと」にされてしまうのであれば、ちょっと気になってしまうけど、そうとも言い切れなそうですね。
 

イソフラボン

女性ホルモンとよく似た働きを持つ成分で、女性ホルモンの減少によって引き起こされる更年期障害の症状を緩和したり、骨粗しょう症を予防する効果があると言われています。
 
わかさの秘密さんのホームページではこのように説明されています。
 

イソフラボンは、主に大豆の胚芽部分に多く含まれているポリフェノールの一種で、女性ホルモンとよく似た働きを持つ成分です。女性らしい体をつくる役割を持ち、女性ホルモンの減少によって引き起こされる更年期障害の症状を改善する効果や、骨粗しょう症を予防する効果があります。
参考:http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/isoflavone/

 
こんな素敵な効果があるイソフラボンですが、一方で、人間にとって困った影響が報告されています。イソフラボンが毒になりえる理由として有名なのは、「体内に入ったヨウ素を奪ってしまう(吸収させない)」という内容・・・
 
ベジタリアン情報さんのホームページにはこのようなことが紹介されていました。
 

甲状腺腫誘発物質は、大豆を含めて多くの食品に含まれており、甲状腺の機能を阻害します。この状態が進行すると、ヨウ素欠乏症として甲状腺肥大、あるいは甲状腺腫の症状が現れます。しかし、動物では、ヨウ素の摂取量を増加する事により、この大豆の甲状腺腫誘発作用を抑える事ができます。いくつかの研究でも大豆を加熱する事(工業的に大豆食品を作る過程の一つ)によって甲状腺腫誘発作用をいくらか軽減する事を示しています
参考:http://www.san-iku.co.jp/knakamoto/2005/0504.html

 
怖いですね…なんでも食べ過ぎはよくないです。バランスよくいろいろな食材をたべなくちゃ・・・。
 

わたしの豆乳体験談!イソフラボンのとりすぎ注意?

実はわたし、数年前に豆乳にハマって、1ヶ月ぐらい毎日1杯ずつ飲んでいたことがあるんです。毎朝、1杯ね。そしたら、明らかにカラダに違和感があって、やめました…w 生理が遅れちゃうんです。まさかまさかと思って、一回やめてみたら、正常に。で、また飲んだら確実に遅れるの。笑
 
不思議でした…。イソフラボン、普段の生活ですでに足りてるってことなのかな。
 
健康のために毎日豆乳飲んでる!って方もいると思うので、個人差があるのかもしれないけど、私はイソフラボンが変な方向に働いちゃうみたいです。豆乳好きだけど、習慣的に飲むのは辞めました。スタバとかいくと、必ずソイラテにしてたんだけど、それもやめました。笑
 
私、乳製品も遅延アレルギー気味なので、スタバでアーモンドミルクに変えられるようにしてくれないかなぁ。(わがままw) ラテ、普通のミルクで飲んじゃうけどね。ほんとはアーモンドミルク希望です。
 

まとめ

毎日カラダの変化を気にしていると、「あっているもの」と「あっていないもの」がなんとなくわかるようになります。
 
食べていて、味とは関係なく(むしろおいしい!って思うんだけど)、なんとなく居心地がよくないような、ぞわぞわーとか、きーって黒板をひっかかれている感じとか? …するものってありませんか?(私の場合、豆乳はたしかに、きーってなってた。)
 
あとね、そのぞわぞわがわからないものももちろんあって、その場合は、それこそうんちとか、カラダのつやとかね、なんかそういうとこで、微妙に変化があるものは、あんまりあってないのかなと思ったりします。もちろん、好転反応ってこともあると思うので、難しいところではあるんだけど。
 
私の場合、結構そういうのを気にしていたら、それがのちのち遅延アレルギーだった!ってわかったものだから、カラダの感覚は大事にしています。バカにできません、第六感?!もちろん、わからないときもあるとは思うんだけど…みなさんも、自分のカラダに聞きながら、自分にとってのパワーバランスごはん、みつけてくださいね♪

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