腸活中にアルコールを飲んだら、腸内フローラはどうなる?アルコール依存症患者と腸のヒミツ




腸活中ってお酒を飲んじゃだめですか?

とよく聞かれます。笑

腸活をしていると、腸内フローラにいる腸内細菌たちがだんだんかわいくなってきて、アルコールみたいな強そうな液体が入ってきたら、ちょっと大変そう・・・。と思うきもち、わかります。笑

今回は、そんなアルコールと腸内細菌の関係についてまとめてみました。

腸活中にアルコールを飲んだら、腸内フローラはどうなるのか・・・。

ぜひ、いっしょに考えてみましょう。

アルコールと腸内フローラ

まず、確認しておきたいのは、アルコールってそもそもなんなのか?ということです。

アルコールとはなにか?

注射をするときに皮膚をアルコール消毒しますよね?

あれは、アルコールで私たちの皮膚についている菌を殺菌しています。

このことからわかるように、アルコールは殺菌作用がある液体です。

殺菌作用があるということは、その名のとおり菌を殺しちゃうという意味なので、私たちの腸や皮膚などにいる常在細菌たちにとっては、恐ろしいもの。

腸内細菌叢を乱す原因になるので、飲み過ぎはもちろん腸に負担がかかります。

これは大前提!

でも、お酒が大好きな人に「無理やりガマンしてください」ともいいがたいんです。今度はストレスが腸内フローラを乱しちゃう。笑

だから飲み過ぎはもちろんよくないけども、ストレスためるほど我慢しなきゃいけないなら、上手に楽しくアルコールと付き合えたらいいなと、わたしは思います。

アルコールを飲みすぎるとどうなるか?

では、アルコールを飲み過ぎた人の腸内フローラはいったいどうなるのでしょうか?

アルコール依存症患者の腸内フローラの特徴

実は、アルコール依存症患者と健康な人の腸内細菌の傾向を比較した研究結果が2016年6月13日に英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載されています。

東北大学大学院の中山亨教授や久里浜医療センター、国立がん研究センターなどの共同チームが、アルコール依存症患者16人と、健康な人48人の便に含まれる腸内細菌を比較したんだって。

ちょっとサンプル数が少な目ではありますが、気になる内容ですよね。

その研究結果でわかったのがこちらです。

アルコール依存症患者の方の腸内フローラは、健康な人と比較すると

・酸素があるところで生きることができる腸内細菌が多い
・酸素がないところで生きることができる腸内細菌が少ない

通常、健康な人の大腸には、1000種類を超える細菌が生息し、腸内細菌を全て合わせると、重さが1~1.5キロに達する。99%以上が「偏性嫌気性菌」といって、酸素があると死滅する性質がある。

ところが、アルコール依存症患者の便では、酸素に強い種類の腸内細菌が多い一方、酸素のない環境でしか生きられない偏性嫌気性菌は減少していた。

参考:https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/5/15219.html

アルコール分解のしくみと腸内細菌

私たち人間の体は、アルコールを摂取すると、胃で約20%、小腸で約80%が吸収されて、血液にとけこみ、最終的に肝臓に運ばれるようにできています。

そして、肝臓に行きついたアルコールは、このような過程を経て分解され、体外に排出されます。

▼アルコールの分解過程



アセトアルデヒド

酢酸+水+炭酸ガス

分解の途中でできるアセトアルデヒドは、顔が赤くなったり、動機や吐き気、頭痛を起こす原因だと言われている毒性の物質です。

このアセトアルデヒドを作るのにかかわっている腸内細菌の多くが、偏性嫌気性菌といわれる酸素に弱い菌であることがわかっているのです。

また、アルコール依存症患者の便では、アルコールからアセトアルデヒドを生成する能力がほとんどないこともわかった。アセトアルデヒドは、アルコールの分解過程でできる二日酔いの原因物質で、WHOの国際がん研究機関が2010年、人体への発がん性があると指摘している。

以前の研究で、アセトアルデヒドを生成する腸内細菌の多くが、偏性嫌気性菌だと判明している。

参考:https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/5/15219.html

やっぱりお酒の飲み過ぎは、腸内フローラのバランスを変えてしまうのは確かなようです。特に空気がきらいな菌たちがやられてしまいがち・・・。

太りにくい人の腸内に多いと言われる、別名「痩せ菌」のバクテロイデス菌や乳酸や酪酸を作ってくれて、腸内環境を整えてくれるビフィズス菌も実は酸素が苦手な菌・・・大丈夫かな。ちょっと心配です。

飲酒は大腸がんを招く?!

飲酒は腸内環境を乱しがちであるのはわかったけど、それなのにずっと飲み過ぎていると、大腸がんになりやすくなるということも言われています。

なぜ飲酒が大腸がんを引き起こすのか、そのメカニズムはまだはっきりと解明されていません。

しかし、国立がん研究センターの「科学的根拠に基づく発がん性・がん予防効果の評価とがん予防ガイドライン提言に関する研究」の「エビデンスの評価」の中で、飲酒は大腸がんのリスクを高める要因として「確実」であると、分類されています。

男性では、純アルコールに換算して23~45.9g/日、46~68.9g/日、69~91.9g/日、92g以上/日のグループでまったく飲まないグループよりもそれぞれ1.4倍、2.0倍、2.2倍、3.0倍と、アルコールの量に比例して、リスクが確実に高くなっていることが分かる。女性の場合も、男性ほど顕著ではないが、アルコール摂取量が23g以上/日のグループは、飲まないグループよりリスクが1.6倍に高まるという結果になっている。

参考:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO20919700Y7A900C1000000

発がん性があると言われるアセトアルデヒドが腸の中に長くとどまることによって、大腸がんを引き起こすということをおっしゃっている方もいます。

こわいですねー。やっぱり飲酒が腸内フローラになにかしらの影響をあたえるのは確かなようです。

飲酒は腸内環境のバランスを乱してしまう可能性があるので、くれぐれも呑み過ぎないようにしましょう。

腸活中におすすめの飲酒法

アルコールを飲み過ぎないことを大前提として、お酒が好きな方におすすめの飲み方をまとめてみました。

おすすめはどぶろく&マッコリ

いろんなお医者さまが、まだましかも?とお勧めされているのが、日本のどぶろくや韓国のマッコリです。

どぶろくやマッコリは、お米などの穀類と水と麹からできるお酒のことです。

麹菌の力で発酵し、アルコールやガスが生成され、最終的には微炭酸の甘いお酒です。火入れをしなければ、しゅわしゅわしたままのお酒が楽しめます。

お米が原料になっているので、腸内細菌のえさになる食物繊維やオリゴ糖もたくさん含まれていますし、飲み過ぎなければ腸内細菌がよろこぶ成分も摂取できます。

せめておつまみは腸活食材で

アルコールがやめられないだけでなく、おつまみも揚げ物などの良くない油、お肉だけとなると、さすがにちょっと腸内環境が心配です。

なるべく野菜の食物繊維やオリゴ糖をたくさんとれるように、ちょっとメニューに工夫が必要かもしれません。

納豆やオクラなどのねばねば食品を混ぜて、海藻類の海苔でまいたばくだんやチーズなどの発酵食品を意識して選んでみたり、食物繊維がたっぷり含まれた野菜サラダやスティック野菜を選んでみるなど、ちょっとの工夫と習慣が私たちの腸内細菌を守ります。笑

まとめ

アルコールの摂取が私たちの腸内フローラを乱しがちになるのは、予想していた通りでした。

しかし、お酒が大好きな方が我慢することによるストレスも無視できません。笑

あまり無理をしないで、おいしいお酒を少したしなむぐらいにとどめておくのがベストかもしれませんね。

そしてアルコールをとるときは、食物繊維やオリゴ糖、発酵食品などを意識して、なるべく腸に負担をかけない飲酒方法を考えてみてください。

それだけで、これからの腸活ライフが変わってきます。

参考にしてみてくださいね。

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長谷川ろみ

本サイト「腸内革命」の編集長。元おデブの腸活研究家。小学生にして重度の便秘+肥満体でしたが、「腸活」により数十キロのダイエットに成功しました!現在も自分のカラダで人体実験中!

「自分の周りの人の腸内環境をアップデートして、元気でポジティブな仲間を作る」ことを目標に、腸活の情報発信やしくみづくりに挑戦しています♪

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