ファーストフードを食べ過ぎると、腸内細菌が減少するってほんと?




みんな大好きファーストフード!

ハンバーガーやチキンナゲット、ポテトチップスなどの忙しくても手軽に食べられる食事は、全世界的に大人気です。

しかし、ファーストフードと健康、特に肥満との関係が、指摘されることも多いですよね。肥満に陥っているということは、腸内細菌叢()にも大きな影響を与えていることが考えられます。

今回は、ファーストフードを食べ過ぎると、腸内環境にどんな影響を与えるのか、そして腸内細菌はどうなってしまうのかまとめてみました。

ファーストフードと腸内細菌

みなさんは、ファーストフードは食べますか?
私ももちろんたまには食べるけど、常食はしないようにしています。笑

ファーストフードを習慣にしてしまうと、私たちの体に非常に大きな影響をあたえてしまいそうなんですよね。

ファーストフードは肥満を招く?!

2004年に公開された「スーパーサイズ・ミー」という映画はご存知ですか?

ファーストフードを1か月間食べ続けたらどうなるかを実験したドキュメンタリー映画で、多くの方を驚かせ、ファーストフード業界に進撃を与えました。

その映画では、ファーストフードを食べ続けたところ、体重は11キロ増加し、脂肪肝だと診断さていましたが、あの映画をみて、改めてファーストフードの影響の強さを実感した方も多いのではないでしょうか?

ファーストフードと肥満は、よく結び付けられるけど、実は腸内細菌とファーストフードに関しても、いろいろな研究結果が発表されています。

ファーストフードは腸内細菌の減少を招く

ファーストフードが招くのは肥満だけではありません。

ファーストフードなどの加工食品が多くなると、腸内の細菌数が減少してしまうと言われます。なぜなら加工食品を毎日食べると、食事のスタイルが毎日代わり映えせずに単調になってしまう可能性が高いからです。

昔に比べて私たちはファーストフードをよく食べるようになり、出来合いのモノを買ってくる機会も増えました。すなわち、食事がとても単調になってしまっているわけです。同じえさしかないなら、同じ菌しか増えません。

食事が単調になればなるほど、腸内細菌の数が減りやすくなります。昔の人と比べると腸内細菌の数は約50年間で30%も減っているというデータがあるほどです。

結構大きな変化ですよね。

キングス・カレッジ・ロンドンで遺伝疫学を研究するティム・スペクター教授は、人々の腸内細菌叢を研究するプロジェクト「British Gut」のリーダーをしています。

彼が書いた『The Diet Myth』(ダイエットのウソ)という本には、23歳の若者に10日間の間ファーストフードのみを食べてもらって、腸内環境の変化を見る腸内細菌検査が掲載されていました。

その結果によると・・・。

なんとファーストフード生活を始めてから10日経つと、なんと3500種類の腸内細菌が1300種類しかいなくなっていたそうです。

これだけ違うとさすがに、かなり大きな変化があるように思います。

バクテロイデス(ヤセ菌)が消え、
かわりにファーミキューテス(デブ菌)だらけになった。

デブ菌の増殖度は思ったより速く、
ファストフードを食べ始めてから2日で1400種類の
腸内細菌が死滅していた。これは、全体の細菌の約4割にあたる。

参考:『The Diet Myth』(ダイエットのウソ)より

ファーストフードが腸内細菌数を減らすのは確かなようです。気軽な気持ちでファーストフードを食べると、腸内細菌がたくさん死んでしまうと思うと、ちょっと心配になってきました・・・。笑

ファーストフードと機能性消化管障害

ファーストフードを食べると、腸内細菌の30%が減ってしまうと考えると、明らかに腸内細菌叢の変化があるように思います。

実は機能性消化管障害と呼ばれるに消化管の異常とファーストフードにも関係があるというのです。

機能性消化管障害とは?

機能性消化管障害は、口から肛門までの消化管の運動機能障害によっておこる病気のことを指します。

びらん性胃食道逆流症(NERD;non-erosive reflux disease)
機能性ディスペプシア(FD;functional dyspepsia)
過敏性腸症候群(IBS;irritable bowel syndrome)など

ファーストフードの摂取と機能性消化管障害には、なんらかの関係があると言われています。

台湾で行われた調査結果

実は過去30日間ファーストフードを食べていた人と全く食べていない人を比べたときの有病率がかなり高かったそうなんです。

過去30日間にファーストフードを摂取していないと報告されたものと比較して、ファーストフード摂取歴のある青年ではFGIDの有病率が有意に高かった(27.6%対20.6%、p = 0.024)。小児および青年におけるFGIDのリスク増加は、ファーストフード摂取と関連していた(OR 1.8、95%CI:1.78-1.83)。

まとめ

ファーストフードと腸内細菌や腸内フローラってかなり深い関係があるんだなぁ。

もちろん今回ご紹介した研究結果等は、ちょっとファーストフードを食べたケースではなく、習慣的にファーストフードを食べた場合なのですが、腸内細菌の数に変化が生まれることで、腸内フローラの多様性は低くなり、腸内細菌のバランスに変化が生まれてきます。

そして、場合によっては過敏性腸症候群などをはじめとする、機能性消化管障害になってしまうことも・・・。やはり何事もバランスです。バランスのよい食事を心がけましょうね。

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長谷川ろみ

長谷川ろみ

本サイト「腸内革命」の編集長。元おデブの腸活&発酵life×クリエイター。腸内細菌に救われたことをきっかけに、日本の発酵文化や腸の大切さを伝えるためのコト・モノ・しくみづくりに挑戦中。

「自分の周りの人の腸内環境をアップデートする」ことが目標♪

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