食べ過ぎても〇日までならリカバリー可能!大食いすると起こる体重と体脂肪の変化まとめ【腸活ダイエット論文紹介】

「食べ過ぎた!太る!どうしよう!」

そんな風に思ったこと、ありませんか?

普段は健康的な食生活を目指して暮らしていても、たまたまストレスが溜まってたくさん食べてしまったり、タイミング的にお祝いごとが続いたりして、たくさん食べてしまうケースは、誰にでもありえます。

でも、食べ過ぎたと思ったら、意外と大丈夫だった…って思ったことありませんか?

そうなんです。

いきなり体重が増えるのは、意外とめずらしく、順番的にあんまりないはずなんです。

しかし、体重として増えていなくても、実は体はダメージを受けているので注意は必要です。

今回は、食べ過ぎると体にどんな変化が起こるのか、食べ過ぎてから何日後に太るのか、研究論文を紹介しながら、整理してみたいと思います。

※この記事は長谷川ろみのStand.fm「聴くだけ腸活ラジオ」内での話題を元に原稿にしています。
音声で聞きたい方はコチラ>

おやつ1,000kcalを食べ続けたらどうなる?

2019年にオーストラリアのディーキン大学で行われた研究(※1)をご紹介します。

被験者は8名の男性です。

彼らに普段どおりの食事をしてもらいながら、1日あたり1,000kcal分のチョコレートや高カロリーな飲み物、ポテトチップスなどの間食をしてもらいました。

そしてこの間食生活を短期=5日間と長期=28日間の2パターンで体験してもらいました。

パターン1
通常の食事+1,000kcal分のおやつ/日を5日間続ける
パターン2
通常の食事+1,000kcal分のおやつ/日を28日間続ける

結果1:5日間続けたらどうなる?

5日間、1,000kcal分のおやつを食べ続けたら、体に起きた変化はこちらです。

:変化なし
体脂肪量:変化なし
(内臓脂肪量:約15%増加)

体重や体脂肪には変化がありませんでした。
わたしたちは5日間、おやつ1000kcal食べても太りません。

しかし、安心できません。

なぜなら、体脂肪量は変化がなくても、内臓脂肪量が15%も増えてしまったことがわかったからです。

ちょっとここで体脂肪と内臓脂肪の違いをちょっとおさらいしてみましょう。

体脂肪は、体に蓄えられる脂肪の総称です。皮下脂肪と内臓脂肪を足したもののことを言います。


=体に蓄えられる脂肪の総称
=皮下脂肪+

皮下脂肪というのは、皮膚のすぐ下につく脂肪のこと、そして内臓脂肪は内臓の周りにつく脂肪のことです。

皮下脂肪
=皮膚のすぐ下につく脂肪


=内臓の周りにつく脂肪

5日間の暴飲暴食では、体脂肪全体のパーセンテージを変えるほどには至りませんでしたが、目に見えない内臓脂肪の量は15%増えていました。

私たちの体はちょっとずつじわじわと習慣によって変わっていくんです。

結果2:28日間続けたらどうなる?

28日間、1,000kcal分のおやつを食べ続けたら、体に起きた変化はこちらです。

体重:+1.6kg
体脂肪量:+1.3kg
(内臓脂肪量:約15%増加)

とうとう体重がふえてしまいました。1か月続けたら、やっぱり太ります。

毎日1000kcal分、28日間も食べていたらそれはもう習慣です。

この研究を行った研究者の方は、今回の被験者は若い男性だったから5日間でリカバーできたのかもしれないとおっしゃっています。
中年期以降や肥満の人では、もう少し結果が違ってくる可能性が高いとのこと。恐ろしいですね。

暴飲暴食による体への影響(順番)

私たちの体は暴飲暴食によって、ダメージを受けます。肥満になります。
しかし、暴飲暴食は、急に体重に響くわけではありません。

高脂肪のお食事を食べたとき、一番最初にダメージを受けるのは肝臓です。

肝臓は、私たちが食事からえるブドウ糖の3分の1を取り込んでくれると言われています。
肝臓が働くことによって、血糖値の急激な上昇を押さえ、体への負担を減らしてくれます。

だから爆食によっていちばん最初にダメージを受けるのは肝臓です。

肝臓



体脂肪&

そして肝臓が障害を受けて、糖を取り込むことができなくなると、血液中の糖が増えて、
内臓脂肪が増え、最終的には体脂肪や体重の増加につながります。

高脂肪食を食べ続けたらどうなる?

もう一つ、2017年にイギリスのラフバラ大学などが行った研究(※2)をご紹介します。

こちらの被験者は健康的な男女9名です。

この方たちに7日間、高脂肪・高エネルギーの食事を採ってもらいました。

7日間の体重変化はこちらです。

:1.79Kg増

たった1週間で2kg近くも体重に影響がありました。今回は半分が女性です。

この7日間の実験では、肝臓へのダメージ、内臓脂肪の増加、体重への影響まで与えてしまいました。
しかし、まだ大丈夫です。体重は増えてしまったのですが、7日間の高脂肪食では肥満を招くホルモンにはまだ影響を与えないことが確認できたんです。

具体的に調査したホルモンはこちらの2つ。

グレリン
=食欲を誘発するホルモン

GLP-1
=インスリンの分泌を増加させるホルモン

グレリンは食欲を増やすホルモンと言われていてダイエットを邪魔する存在です。
GLP-1は満腹感を与えてくれるダイエットを助けてくれる存在です。

これらのホルモンの分泌量には変化はありませんでした。これはまだ肥満体質になってしまったわけではないということ。
まだ、あきらめちゃいけません。

食べ過ぎはもちろんよくないけど、ちょっと食べ過ぎたからと言って暴飲暴食しちゃうのは残念すぎます。

1週間、だらけてしまったとしても大丈夫。あきらめずにダイエットをつづけましょう。

ばいばいきん。

参考:研究結果&論文等

Modest Changes to Glycemic Regulation Are Sufficient to Maintain Glucose Fluxes in Healthy Young Men Following Overfeeding With a Habitual Macronutrient Composition
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30964705/

Short-term, High-Fat Overfeeding Impairs Glycaemic Control but Does Not Alter Gut Hormone Responses to a Mixed Meal Tolerance Test in Healthy, Normal-Weight Individuals
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28115026/

※この内容は、・治療または医療アドバイスを提供しているわけではありません。あくまで情報提供のみを目的としています。
※診断や治療に関する医療については、医師または医療専門家に相談してください。この内容は医療専門家からのアドバイスに代わるものでもありません。

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長谷川ろみ

本サイトの編集長|元おデブの腸活研究家|腸内細菌に救われたことをきっかけに、日本の発酵文化や腸の大切さを伝えるためのコト・モノ・しくみづくりに挑戦中|イライラおデブ→海外逃亡→腸覚醒→元楽天→腸活ドリル準備中|健康経営アドバイザー|発酵ライフ推進協会本校オンライン校長|著:発酵菌早わかりマニュアル|
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