ゆる断食ダイエットは、善玉菌を増やすってほんと?断食模倣食(FMD)と腸活のはなし




先日、アメリカのセル出版が発行しているライフサイエンス学術雑誌に、ゆる断食の一種といわれる断食模倣食(FMD)をすると、腸の炎症性を低下させたり、ある種類の善玉菌の増殖を促進する働きがあるという研究結果が発表されました。

ゆる断食はダイエットにイイといわれるけど、腸活中の方にとっては、いったいどんな影響があるのか、ちょっと気になりませんか?

今回は、ゆる断食の中でも断食模倣食(FMD)と呼ばれる食事法と腸内環境の関係について、まとめてみました。

断食模倣食(FMD)とは?

昔は好きな時に好きなものを食べられる環境になかったけど、今はなんでも好きな時に好きなものを食べることができる、「飽食の時代」と言われています。

この食べ物があふれる時代の弊害として、生活習慣病などの病気が増えているのはどうやら否定できないようですよね。

そんな中、ファスティングや断食と言われる、いわゆる食べない期間を設けることが、重要視される考え方があります。

中でも最近海外で注目されているのは、FMDと呼ばれる食べ方のサイクルです。

Fasting Mimicking Diet (FMD)とは?

通称FMDは、Fasting Mimicking Dietの略です。

FMD
=Fasting Mimicking Diet
=絶食風ダイエット
=絶食模倣食

日本語にすると、絶食模倣食や絶食風ダイエットと呼ばれます。

Fasting Mimicking Diet (FMD)の特徴

ゆる断食の一種でもあるFasting Mimicking Diet (FMD)を行うにはいくつかのポイントがあります。

そのポイントを整理すると、以下のとおり。

・カロリー制限をするのは、1か月のうちの5日だけ
・カロリー制限期間の5日間のうち、1日目は1100kcal程度、2~5日目は720kcal程度に抑える
・全体的に炭水化物とタンパク質は控えめにし、脂肪は多めにとる

この食べ方をすると、なんと私たちの体がリセットされて、いろいろな健康効果が期待できるというのです。

ゆる断食の効果

ここからはFasting Mimicking Diet (FMD)の効果について、ご紹介します!

糖尿病とゆる断食

例えば糖尿病との関連は、顕著であるといわれています。

南カリフォルニア大学のヴァルター・ロンゴ教授が率いる研究グループが行った実験によると、脂質異常や高血糖の傾向にあった人は、コレステロール値やインスリンの値に改善がみられたのだとか。

脂質異常や高血糖の傾向にあった人で、体重や血圧、空腹時血糖、中性脂肪値やコレステロール値、炎症のマーカーとなるC反応性たんぱく、糖尿病の発症やがんの成長に影響するインスリン様成長因子1(IGF-1)に改善が見られた

参考:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO26998850W8A210C1000000?channel=DF140920160927

はっきりとしたメカニズムはわかっていないようですが、この約5日間のゆる断食を行うことで、栄養がこないことを体に認識させ、代謝アップのスイッチがはいり、老化防止につながるだけでなく、体が再生・回復を目指し、細胞のもととなる幹細胞が増えるというのです。

人間の体って不思議・・・。

もちろんどんなダイエット法にも合う合わないがあるので、個人差はあるし、危険もあるようですが、やっぱり人間の体のしくみをちゃんと見据えたダイエット法は、納得感がありますよね。

ゆる断食では、1週間に1~2回のカロリー制限がアルツハイマー病とパーキンソン病の予防に役立つという研究結果もあり、よいことがたくさんありそうなんです。

ゆる断食と腸活

ダイエットや若さを保つためにゆる断食、とくに断食模倣食(FMD)に効果があることがわかりました。

では、腸活中の私たちにとって、この断食模倣食(FMD)ってどうなんだろう?

ゆる断食は炎症を減らす

今回、アメリカのセル出版が発行しているライフサイエンス学術雑誌に掲載された内容を整理すると、その結果はこのようになっています。

・FMDは腸の炎症性および免疫性を低下させ、再生マーカーを増加させる

・FMDはLactobacillaceaeとBifidobacteriaceaeの増殖を促進する

・FMDはヒトにおける全身性炎症とその結果としての白血球増加症を軽減する

※上記は、IBD(難病指定96クローン病および難病指定97潰瘍性大腸炎)のFMDの場合

参考:
Featured Fasting-Mimicking Diet Modulates Microbiota and Promotes Intestinal Regeneration to Reduce Inflammatory Bowel Disease Pathology
https://www.cell.com/cell-reports/fulltext/S2211-1247(19)30181-0

腸の炎症性が低下するというのは、炎症性の腸の病気を改善する働きのことを指しています。

老化や病気には、体の炎症がつきもので、老けたくなければ、そして病気になりたくなければ、炎症をなるべく少なくさせることが重要なのですが、このゆる断食は、体中の炎症を少なくしてくれる可能性がありそうですね。

ゆる断食で善玉菌が増える

また、もう一つ気になったのは、ビフィズス菌や乳酸菌の増殖を助けてくれること!

研究結果で示されたのは、善玉菌の中でもとても有名なビフィズス菌と乳酸菌です。

乳酸菌=乳酸を出す菌
ビフィズス菌=乳酸と酪酸を出す菌

乳酸菌もビフィズス菌も発酵の過程で、乳酸や酪酸を出し、PH値を善玉菌が暮らしやすい値に調整してくれる菌です。

彼らがバランスよく住んでいる腸内環境は、人間の健康や美容にとって良い物質をたくさん作ってくれる菌が増殖しやすい環境になります。もちろん便秘にもなりにくくなるし、お肌の調子も整えてくれる力になります。

やっぱりゆる断食は、腸内環境にもよいんですね。

まとめ

腸活とファスティングには密接な関係があると思っています。

少し過激に感じる方もいるかもしれませんが、リセットのためにゆる断食をするぐらいなら、少しトライしてみるのもよいかもしれません。

私は1日のうちでちゃんと空腹の時間をとることを心がけていますが、月単位でゆる断食をすることもちょっとトライしてみようかな・・・。みなさんも参考にしてみてくださいね。

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長谷川ろみ

本サイト「腸内革命」の編集長。元おデブの腸活研究家。小学生にして重度の便秘+肥満体でしたが、「腸活」により数十キロのダイエットに成功しました!現在も自分のカラダで人体実験中!

「自分の周りの人の腸内環境をアップデートして、元気でポジティブな仲間を作る」ことを目標に、腸活の情報発信やしくみづくりに挑戦しています♪

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