下剤の種類一覧!便秘薬によって違う効果と作用時間まとめ




もはや現代病の1つともいえる「」。食生活の欧米化やストレスによって、有病率は年々増えているとも言います。

厚生労働省「平成25年国民生活基礎調査」によると、便秘症の有病率は、日本の成人の約14%に上るんだって!なんと、これは約7~8人に一人の割合なんだそう。

便秘になると、頼りたくなるのが、便秘薬・・・下剤です。

下剤には、実はいろんな種類があるのだけど、商品名のところに書いてある「便秘薬」または「下剤」という記述しかみないで買ってしまう人も多いですよね。

今日は、下剤の種類をもう一度おさらいするために、下剤の種類一覧を作成してみました。下剤によって、飲んだ時の効果や作用時間が違うので、ぜひ参考にしてみてください。

便秘とは?

便秘と一言にいっても、便がおなかの中に溜まる原因には、いろんな種類があるんです。その種類によっても、効果がある方法や下剤の種類が違うので、まずは便秘についておさらいしてみましょう。

便秘の分類

まず便秘をその症状から分類してみましょう。便秘の症状は大きく2つに分類することができます。

一つが大腸通過遅延型、そしてもう一つが便排出障害型です。

大腸通過遅延型
=排便回数が週3回未満に減少するタイプの便秘
便排出障害型
=排便自体が困難になるタイプの便秘

大腸通過遅延型便秘の原因

若い人の便秘は、そのほとんどが大腸通過遅延型便秘です。

大腸通過遅延型便秘の原因は精神的な問題であることが多く、ストレス性の便秘もこちらの場合が多いと言われています。機能的な問題というよりも精神的な問題が多きい便秘です。

腸内の水分量の調節がうまくいかず、便が固くなり、排便が困難になるというメカニズムです。

便排出障害の原因

便排出障害は、腹筋や骨盤あたりの筋肉の低下や直腸の収縮力低下など、もともと排便するために必要な各種臓器の働きが低いことで起こると言われています。

歳を重ねれば重ねるほど、便排出障害の方は増えていきます。便を排泄する機能自体が弱いので、便の硬さには関わらず、むしろ柔らかい軟便であっても、排泄が難しくなります。

下剤の種類

上記の説明のように一言に便秘と言っても、その原因は多岐にわたります。便秘の原因ごとに効きやすい下剤の種類も変わってくるのです。

下剤は、その効果効能によって、大きく2つの種類に分けられます。

機械的下剤
=下剤の成分が腸に届いて便に混ざることによって、腸内の水分量が増え、便を柔らかくすることで、排泄がしやすくなる。水と一緒に服用するのが効果的。
刺激性下剤
=小腸や大腸の粘膜を刺激して排便を促す。

若いうちに起こる大腸通過遅延型便秘は、その多く便の水分量の不足であるため、クセになりやすいというリスクが伴う刺激性下剤よりも、機能的下剤を選ぶことがお勧めされることが多いです。

ここからは機械的下剤の中の4つの種類についてみていきましょう。

機械的下剤1:塩類下剤

塩類下剤は、主に酸化マグネシウムや硫酸マグネシウムを成分とした下剤で、マグネシウムの働きによつて、腸の水分吸収を抑えて、水分の多い便を作り、便を柔らかくするタイプの下剤です。

習慣性が少なく、長期服用が可能なので、下剤初心者が使用しやすいのが特徴で、作用時間も2~3時間と、効き目が早いことが知られています。

機械的下剤2:膨張性下剤

膨張性下剤は、その名の通り便を膨張させることでかさを増やすことで便を出しやすくする下剤です。食物繊維や寒天、CMC(カルボキシメチルセルロース)が使われます。

便の量が増えるので、もともと腸がねじれていたり、ポリープがあったりして腸管がせまいと腸閉塞になる例もあるので、十分に検査をしてから使用するのが適当だと言われています。

機械的下剤3:浸潤性下剤

DSS(ジオクチルソジウムスルホサクシネート)などが含まれているので、その界面活性作用によって、便の中の水分量を多くすると言われています。

効き目がそんなに大きくないので、刺激性の下剤と一緒に使われています。

機械的下剤4:糖類下剤

非吸収性の糖類を服用することによって、糖類は大腸に到達し、浸透圧作用で排便を促します。

また、その糖が腸内で分解されることによって発生した有機酸の影響で、腸内環境が変化して、腸のぜん動運動を活発にするともいわれています。

刺激性下剤とは?

機械的下剤は癖になりにくく、基本的には便の水分量の調節を助けてくれる下剤でしたが、刺激性下剤は、少しだけ過激です。

水分量の調節ではなく、腸の神経を刺激することで腸のぜん動運動を高めます。

腸のぜん動運動がおこるスピードが速まるため、便が溜まった状態で使わないとあまり意味がなく、便が柔らかくなって下痢のような状態になったり、栄養が十分に吸収できなかったりと、少しリスクがあるのが特徴です。

昔は下剤といえば、こちらの刺激性下剤が多かったように思いますが、いろんな下剤が増えてきたように思います。

まとめ

下剤と一言に言っても、その効果はさまざまです。

もちろん便秘自体の原因が多岐にわたることから、それに効く便秘薬や下剤も変わってくるのですが、最初から刺激性下剤を使って癖にしてしまうよりは、影響が少ないと思われる機械的下剤から少しずつ試していくのが安心です。

本当は食物繊維やオリゴ糖が多く含まれたバランスのよい食事によって、便秘改善できたら素晴らしいのですが、なかなか簡単にはいかないのが難しいところです。

ぜひ、参考にして、自分の便秘にあった下剤を見つけてください。

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長谷川ろみ

長谷川ろみ

本サイト「腸内革命」の編集長。元おデブの腸活&発酵life×クリエイター。腸内細菌に救われたことをきっかけに、日本の発酵文化や腸の大切さを伝えるためのコト・モノ・しくみづくりに挑戦中。

「自分の周りの人の腸内環境をアップデートする」ことが目標♪

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