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長谷川ろみ
編集長:長谷川ろみ麹のちから推進委員会代表。元おデブの腸活研究家。腸内細菌に救われたことをきっかけに、日本の発酵文化や腸の大切さを伝えるためのコト・モノ・しくみづくりに挑戦中。詳細はこちら>

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カカオ70%以上の高カカオチョコレートは、普通のチョコと何が違うのか?栄養素・効果まとめ

工藤孝文先生
この記事の監修ドクター:工藤内科副院長 工藤孝文先生 詳しくはこちら

みなさん、チョコレート好きですか?

実は私、自他ともに認めるチョコレート中毒で、「腸活によくないんじゃないの?」と言われるぐらい、チョコを食べています。笑 ストレスためるほうがよくないので、私は自己責任で食べちゃうけど、みなさんはマネしないでね。笑

チョコレートはお砂糖の量に問題こそあれ、健康や美容によい成分が入っていることも知られています。

今日はその中でも高カカオチョコレートやダークチョコレートと呼ばれる、カカオの成分が多く含まれるチョコレートの栄養素や、身体に与える効果効能をまとめてみました。

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目次

高カカオチョコレートとは?

日本チョコーレート・ココア協会の尾畑暠英さんによると、高カカオチョコレートとは一般的にカカオの成分が70%以上のものを指すのだそうです。

チョコレートにも実はいろいろな種類があって、

カカオマス+ココアバター+砂糖=ダークチョコレート
カカオマス+ココアバター+砂糖+乳製品=ミルクチョコレート
ココアバター+砂糖+乳製品=ホワイトチョコレート

というような分類があるのだそう。

高カカオチョコレートは、ダークチョコレートの中でもカカオの成分が70%以上のもののことを言うので、ダークチョコレートの一種であることがわかります。

「カカオ70%」ってどういう意味?

最近スーパーには、「カカオ70%」とか「カカオ80%」とか「カカオ99%」とか・・・チョコレートもカカオの%で選ぶ時代なのかなと思えるほど、いろんな%が書かれたものがありますよね。

なにがどう、70%なの?ってちょっと気になっちゃうけど、これは結構かんたんな話で、カカオ分(カカオマス+カカオバター)が70%以上を占めるという意味なの。

カカオマス+ココアバター:70%以上
砂糖、その他:30%以下

この条件を満たすのが、「カカオ70%」のチョコレートということです。

高カカオチョコレートの効果効能

では、高カカオチョコレートを食べることによる効果って、いったいどんなものがあるのでしょうか?

効果1:ストレスレベル、炎症レベルの減少

米国シカゴに本部を置く非営利の国際的学術団体「Institute of Food Technologists(IFT)」は、カカオ70%、有機砂糖30%の高カカオチョコレートについて、このような研究結果を発表しました。

高濃度のカカオ(カカオ70%、有機砂糖30%)を含むダークチョコレートの摂取で、ストレスレベル、炎症、気分、記憶、免疫にプラスの効果が見られたという2件の研究成果が4月25日、Institute of Food Technologists(IFT)からプレスリリースされた。

参考:https://bhn.jp/news/96920

カカオを摂取すると、免疫細胞が活性化し、神経シグナル伝達や感覚認知に関わる遺伝子(潜在的に脳の過形成に関連する)に関係する複数の細胞内シグナル伝達経路にも影響を与えるというんです。

それは具体的にどういうことかというと、ストレスレベルが減少したり、免疫力がアップしたり、記憶力が良くなったり、炎症が少なくなったりなどなど・・

もう、老化や病気の原因となりえる物質が減るだけでなく、パフォーマンスもよくなってしまいそうな気配がむんむんの結果がでているのです。

これは、たしかに健康長寿の方々の趣向品にチョコレートが多いといわれるのもうなずける気がする・・・。

効果2:血圧低下

高カカオチョコレートは、カリウムやマグネシウム、カルシウムなどのミネラルが豊富で腸の蠕動運動を活発にしてくれたり、いらないものをカラダの外に出してくれると言われています。

でもそれだけじゃなくて、高血圧を改善する働きもあることが注目されています。

愛知県で行われた大規模な調査研究(蒲郡スタディ)もあります。

347人に、高カカオチョコ1日25グラムを4週間食べてもらい、血圧や血液成分の変化を調査しました。結果は、全員の平均値で血圧が最大値も最小値も下がっていました。特に注目すべき点は、血圧が高い人(82人)ほど、数値の改善が大きかったことです。

参考:http://www.karadane.jp/articles/entry/news/006875/

1日25gぐらいなら、チョコレートは毎日食べたほうがいいと言われるゆえんですね。

健康長寿の秘訣はチョコレート?

実は世界的にみて長生きの人の中には、チョコレートが大好きだったという人が多く、昔からその点については、「なぜだろう?」という疑問があったそうなんです。

例えばフランス人のジャンヌ・カルマンさんは、享年122歳で長生きを理由にギネスブックに載ったことがある人物ですが、彼女の食生活を振り返ると、野菜がきらいで、チョコレートと赤ワインばっかり、食べて飲んでいたんだって。笑

彼女は「料理にうるさかった」というが、いわゆる健康オタクではなかった。喫煙者の上、自分の好きなものしか食べなかったのだ。野菜が嫌いで、好きな食べ物は「赤ワイン」と「チョコレート」。この2つを生涯欠かすことがなかった。1週間に1㎏近いチョコレートを食べていた、というから驚きだ。

参考:http://diamond.jp/articles/-/51415

このジャンヌ・カルマンさんのことを知ってから、わたしはあえてチョコレート中毒を直すことをやめました。笑

チョコレートのカカオには、糖分や油分を差し引いても、すばらしい効果があるのかもしれません。もちろん、体質によりそうだけどね。笑

高カカオチョコレートの注意点

高カカオチョコレートは、最近とてもはやっているけど、逆にはやっていると無条件で受け入れられがち・・・心配な点や注意点はないのかなと調べていたら、国民生活センターが平成20年に市販の高カカオチョコレートを複数種類調査して、心配な点を調べた資料がありました。

おお!さすが!笑

この資料によると、高カカオチョコレートを食べる上で2つだけちょっと気になる記述をみつけました。その点をかいつまんでご紹介したいと思います。

高カカオチョコレートは普通のチョコより脂質が多い

どうやら高カカオチョコレートは、カカオの量が多く、糖分は少ないですが、脂質は結構多いことがわかっているようです。

チョコレートは脂質の多い食品であるが、高カカオチョコレートは普通のチョコレートの1.2倍~1.5倍の脂質を含むものもあり、食べる量に注意する必要がある。

参考:http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/01/dl/s0114-10j.pdf

なるほどね、食べ過ぎはいかんね。

高カカオチョコレートは普通のチョコよりテオプロミンやカフェインが多い

もう一つ気になったのがこちら!

気管支拡張、利尿、興奮等の生理作用があるテオプロミンやカフェインを普通のチョコレートの4倍ぐらい含むものもあり、健康な人が嗜好品として楽しむ分には問題ないが、これらの成分に感受性の高い人やテオフィリン等の医薬品を使用している人は摂取量には注意が必要である。

参考:http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/01/dl/s0114-10j.pdf

普通にたべる分には問題ないけど、確かに血管を拡張させる作用があるといわれるテオプロミンはちょっと心配。どちらにしろ食べ過ぎはよくないことがわかりますね。

高カカオチョコレートとは?まとめ

高カカオチョコレートとは、一般的にカカオの成分が70%以上のものを指します。

カカオ70%の意味は、チョコレートのカカオ成分である、カカオマスとココアバターが70%以上を占めるということ。

カカオマス+ココアバター:70%以上
砂糖、その他:30%以下

この条件を満たした高カカオチョコレートは、ストレスレベルや炎症レベルを低下させたり、高血圧を改善したり、良い効果がたくさんあることが報告されています。健康長寿のために1日25g程度のチョコレートを食べることが推奨されているほど・・・!

チョコレートが好きな人は、チョコレートを食べる言い訳ができたかも?笑

参考にしてみてくださいね♪

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