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長谷川ろみ
編集長:長谷川ろみ麹のちから推進委員会代表。元おデブの腸活研究家。腸内細菌に救われたことをきっかけに、日本の発酵文化や腸の大切さを伝えるためのコト・モノ・しくみづくりに挑戦中。詳細はこちら>

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秩父名物「味噌ポテト」ってカロリー高い!?それでも腸活に良さそうな理由とは?

工藤孝文先生
この記事の監修ドクター:工藤内科副院長 工藤孝文先生 詳しくはこちら

みなさん、埼玉県秩父地方の名物「味噌ポテト」をご存知ですか?

つい最近、芸能人たちが地域の魅力を紹介していくカミングアウトバラエティー「秘密のケンミンSHOW」でも紹介されていて、みなさん「おいしいおいしい」と盛り上がっておりました。

味噌といえば、腸活にもとても大事な発酵食品の一つですから、「味噌ポテト」ももしかしたら腸活が期待できちゃうかもしれません。

でも・・・じゃがいもといえば、なんと言っても高カロリー。糖質もたっぷりなので、糖質制限ダイエット中の方の中には、じゃがいもを避けている方も多いかも?

おまけに「味噌ポテト」は、じゃがいもを揚げる工程が含まれるようなので、普通に考えたらあんまり食べないほうがよさそうです。笑

さて今回は、秩父のB級グルメ「味噌ポテト」の歴史や栄養素、そして腸活にいいのかわるいのかまでをじっくり考察してみました!

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目次

「味噌ポテト」とは?

「味噌ポテト」は、秩父地方の定番料理(おかず)であり、ソウルフードとして地元に愛されている名物B級グルメです。

ジャガイモを油で揚げたものに、味噌ダレを絡めて食べますが、その味噌は家庭によって味が違い、白みそを使うところもあれば、赤味噌を使うところもあります。

もともとは家庭料理のひとつでしたが、全国のB級グルメ大会で優勝したことをきっかけに、「味噌ポテト=B級グルメ」というイメージが付きました。

今では地元の方が通うスーパーだけでなく、観光者が多い道の駅などでも購入することができます。

「味噌ポテト」の歴史

もともと「味噌ポテト」は、地域活性化のために最近生まれたアイデア商品ではなく、立派な郷土料理です。

有名な「味噌ポテト」のチェーン店「みそぽてと本舗」さんのホームページには、「味噌ポテト」の歴史が掲載されていました。

埼玉県秩父地方では、「小昼飯(こぢゅうはん)」と呼ばれる、農作業の合間や小腹がすいた時に食べる郷土料理がいくつかあり、「みそポテト」はその代表的な一品といえます。

古くから、秩父の子供のおやつとして大人気のメニューであり、ご飯のおかずやお酒のおつまみとしても定番です。

参考:みそぽてと本舗ホームページ https://misopotato.com/misopotato/

もともとは農家でとれたじゃがいもに味噌を塗って食べていたのが始まりだといいます。

その頃は油も砂糖も普及していませんでしたから、ふかしたり、ゆでたりしたシンプルなじゃがいもに地元で作っていた味噌を塗っていただけのシンプルな料理でした。

秩父は味噌の生産地だった

山に囲まれた秩父は、昔から味噌の生産地でもありました。

だからまだ冷蔵庫などの保存機器がなかったころ、塩や麹菌のちからが手軽に使える味噌を使って、食料の保存をしていたそうです。

山でとった獣の肉は、味噌を塗って保存していました。

山間部にあたる秩父では、冷蔵庫がなかった時代、保存のための様々な工夫がされていました。その中のひとつとして、猟師が獣肉を保存するために始まったのが、肉味噌漬けだと言われています。

参考:http://yasudaya-shop.com/html/page6.html

秩父にある対象5年創業の「安田屋」さんでは、豚肉の味噌漬け、牛肉の味噌漬け、イノシシ肉の味噌漬けを今も販売されていて、秩父観光協会より「秩父観光協会推奨土産品」の認定がされています。

味噌は秩父で暮らす人たちにとって、とても身近だったんですね。

「味噌ポテト」の作り方

秩父でたくさん作っていた味噌と、農家の方々が育てていたじゃがいも・・・。

「味噌ポテト」の素となる材料は、両方とも秩父では、いちばん身近な食材でした。

今人気の秩父名産の「味噌ポテト」は、油であげた揚げ物ですが、やっぱり揚げるとカロリーが・・・と気にする方も多く、「味噌ポテト」は揚げ派と焼き派がいるようです。

でも基本的には、一口大にきったじゃがいもに薄力粉を水で溶いたものをくぐらせ、あぶらで揚げるのが定番です。

みそだれも各家庭で少しずつ味が違うものの、基本的には味噌と砂糖とみりんをまぜて、水で溶いたものが多いようです。シンプルですね!

じゃがいもを揚げずに焼く場合は、じゃがいもに小麦粉を少しまぶして焼く方もいるようです。カロリーが気になる方はこれでも十分おいしいかも?

「味噌ポテト」が腸活によい理由

基本的にじゃがいもは高カロリーで、高糖質な野菜です。

ただそれはあくまで野菜として考えた場合。

じゃがいもは、野菜の仲間と考えられることが多いですが、主成分はでんぶん=炭水化物です。ごはんやパンといっしょなんだよね。

ごはんやパンと比較したらヘルシー?

でもごはんやパンと比べたら、半分ぐらいのカロリーであるだけでなく、満腹になりやすいともいわれています。

じゃがいもは主成分がでんぷんのため、お米の代用として食べられていた時代もあったが、カロリーはお米の半分以下。しかも、最近の調査では、「満腹指数」がお米の2.5倍も高いことがわかった。つまり、同じ量を食べても、じゃがいもは満腹感がある上にカロリーが低いという、まさにダイエット向きの食材なのだ。

参考:http://www.jagaimondai.jp/report/p2/

たしかにじゃがいもっておなかいっぱいになりますよね。お祭りでじゃがバターを買うと、それ以外にはもうなにも食べられなくなった幼いころの記憶がよみがえります。笑

でもそれだけじゃありません。
最近、腸活界では話題の「レジスタントスターチ」がたくさん含まれていることがわかっているんです。

冷えたじゃがいもに含まれる腸活成分がスゴイ

冷たいじゃがいもや冷たいごはんなど、冷たい炭水化物には、「レジスタントスターチ」といわれる、難消化性炭水化物が含まれているといわれています。

この「レジスタントスターチ」は、小腸では消化されず、大腸まで届くので、腸内細菌のえさ員なるのだとか。腸内細菌はレジスタントスターチを食べて発酵し、大腸で酪酸をたくさん作ってくれます。

この酪酸がすばらしくて、空腹時の血糖値を低くしたり、腸内環境をよくしたり、老化予防になるといわれているんです。

腸内環境の改善
便秘解消や予防
血糖値の上昇抑制
アンチエイジング効果
体重増加の抑制(脂肪減少)

などなど、喜ばしいことが盛りだくさん。

「味噌ポテト」って、いってしまえばじゃがいもと味噌ですよね。

じゃがいもにはレジスタントスターチという腸内細菌のえさがたくさん含まれ、味噌には麹菌がたくさん含まれています。実は、腸内環境によいとされる「シンバイオティクス食品(=微生物と微生物のえさが両方含まれる食品)だったわけなんです。

「味噌ポテト」とは?まとめ

味噌ポテトは、じゃがいもと味噌がコラボした、シンバイオティクス食品であることがわかりました。

味噌ポテトが腸活にも使えるかもしれないといった意味、分かってくれました?笑

でもね、もちろん、普通に秩父で買う「味噌ポテト」は揚げているものがほとんどですし、ごはんと同じぐらいのボリュームだしね、食べ過ぎはいけないですよ。

ただ・・・ただただ高カロリーの食品というわけではなく、腸内環境に良いものも入っていることがわかりました♪

あつあつの「味噌ポテト」は腸活成分は少なそうですが、冷えた「味噌ポテト」ならたまのおやつには、とってもいいのでは?笑

みなさんも秩父にいったら「味噌ポテト」をたべてみてね!

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