脱・老け顔!男女別の原因と今すぐできる2つの予防・改善法

コロナ禍のマスク生活で、顔を隠すことが多くなったこの1年。

あるアンケート調査では、オンライン会議で画面に映る自分の顔を見て、「老けた」と感じたことがあると答えた方が、なんと85%もいらっしゃることがわかりました。

人と会う機会が減ると、細かな顔のケアをしなくなるのはよくあること。そこで増えているのが、顔の老化です。

今回は、老け顔の男女別の原因をおさらいしながら、老け顔にならないための3つの改善法をまとめてみました。

※この記事は長谷川ろみのStand.fm「聴くだけ腸活ラジオ」内での話題を元に原稿にしています。
音声で聞きたい方はコチラ>

老け顔とは?

老け顔とは、実年齢よりも年上に見られる顔のこと。

老け顔
=実年齢よりも年上に見られる顔
童顔
=実年齢よりも年下に見られる顔

反対に年下に見られる顔を童顔といいますね。決して、童顔がよいというわけではなく、大人っぽくて魅力的な顔立ちの方も多くいらっしゃいます。

この大人っぽい顔と老け顔の違いは、一体なんなのでしょうか?

老け顔と大人っぽい顔の違い

年上に見られる場合、「大人っぽい」と形容されたらほめ言葉。
しかし、「老け顔」と言われたら、そこには明らかにマイナスの意味が込められています。

もちろん冗談で言われているのならいいのですが、内心ドキッとしちゃう方も多いのではないでしょうか?

それぐらい「老け顔」には、言葉にインパクトがあります。

「老け顔」と「大人っぽい顔」の違いは、明確です。

疲れて見えるか、見えないか。条件を整理してみましょう。

大人っぽい顔の条件
①落ち着いて見える
②色気がある
③彫りが深く、しっかりしている
老け顔の条件
①疲れて見える
②だらしなく見える
③不潔に見える

老け顔は、肌にハリがなく全体にたるみが多いので疲れてみえます。また顔色が悪かったり、メイクの厚塗りや青ひげが目立って清潔感がないように感じさせていることも少なくありません。

大人っぽいと言われるならまだしも、「疲れてない?」「ちゃんと寝てる?」などと言われることが増えたら危険信号。

もう、あなたは「大人っぽい」顔をとうに超えて、「老け顔」に足を踏み入れているかもしれません。

老け顔の特徴

ここで、疲れていて、だらしなく、不潔にみえる「老け顔」の特徴を整理してみましょう。

特徴① シワやたるみが多い

「老け顔」に見られるいちばんの理由が、シワやたるみの増加です。シワやたるみは顔全体に歪みを作り、影を落とします。この明暗の差ができてしまうことで、顔全体の印象を大きく変えます。

シワやたるみは歳をとればとるほど増えてあたりまえのものなので、増えていくのは自然なこと。しかし、多すぎると疲れているように見えるので注意が必要です。

特徴② くすみやクマが多い

「老け顔」に見られる特徴、2つ目は、くすみとクマ。なんと目の下にクマがあるだけで、4.4歳も老け顔に見えるという調査結果があります。

クマなし顔:平均見た目年齢26.9歳
クマあり顔:平均見た目年齢31.3歳
クマなし顔の印象
きれい・かわいい 100%
若く 99.8%
清潔感 99.4%
女子力高く 99.2%
きちんとしている 98.2%

この研究では、自分の印象を決める重要なパーツのひとつとして「目元」を挙げています。目元のくすみやクマが増えるだけで、「老け顔」になるので注意が必要です。

老け顔の基本的な原因 男女共通

シワ・たるみ・くすみ・クマなどの老け顔の要素を招く原因はたくさんあります。

原因① 肌の乾燥

乾燥肌は、皮脂などの油分と水分の両方が不足した状態です。

健康な肌は、水分も油分もたっぷりと蓄えられているので、肌のターンオーバーが正常に行われます。外部から刺激があっても、水分や油分で安定しているので、肌の中に入らないようにバリアを作ってくれます。

しかし、カサカサの乾燥肌は、外部刺激から肌を守るバリアが十分ではありません。ターンオーバーが乱れればくすみやシミも多くなります。

乾燥肌の人は肌荒れしやすいだけでなく、老け顔にもなりやすいという特徴があります。

原因② 紫外線の浴びすぎ

紫外線は、肌にダメージを与えます。しかし、ただ肌の表面にダメージを与えて日焼けを起こすだけではありません。

紫外線には、「UV-A」と「UV-B」の2種類があります。この2つの違いは、皮膚のうち、どこまで届くか。

皮膚は、手前から順に表皮、真皮、皮下組織の3つの層から構成されています。そのうち、UV-Bはいちばん手前の表皮まで、UV-Aは次の真皮まで届くことが知られています。

UV-B
①表皮に届く
②細胞の核にダメージを与える
②炎症や、シミ、そばかすを作る
UV-A
①真皮に届く
②コラーゲンやエラスチンを変性させる
③シワやたるみを作る

UV-Bは細胞に炎症を起こし、シミやそばかすを作ったり、ターンオーバーを乱して、皮膚全体の生まれ変わりのリズムを崩してしまうので、老け顔を招きます。

また、UV-Aはコラーゲンやエラスチンが存在する真皮まで届きます。コラーゲンやエラスチンは、皮膚をやわらかくし、支える役割をしているので、おこれらが変性すると、肌が硬くなったり、シワやたるみの原因になります。もうなかなか取り戻しが効かない老け顔になってしまう可能性も…。

コワいですね…。

原因③ 血行不良

老け顔をつくる要素の中で、クマを招くといわれるのが、血行不良です。クマには大きく分けると3種類あり、特に「青クマ」は顔に集まる毛細血管の血流が滞っていることが主な原因です。

茶グマ
正体:色素沈着
原因:目をこすってしまったり、ごしごし洗うことによる刺激など
青グマ
正体:黒ずんだ血
原因:血行不良や毛細血管の少なさなど
黒グマ
正体:目のまわりのくぼみや凹凸による影
原因:コラーゲンの減少、皮膚のたるみなど

老け顔防止のためには、ごしごしこすらないことも大切ですが、顔の血行をよくすることも大切です。人によっては、毛細血管自体が減ってしまい、顔色全体も青白く、不健康に見えてしまいます。

原因④ 糖化

糖化とは、体の中に「焦げ」をつくることをいいます。

糖化
=体内のタンパク質と糖質が結びつき、AGEs(糖化最終生成物)という老化物質をつくること

体が糖化すると、肌の色がくすんで、すこしずつどす黒く、きいろっぽくなってきます。肌の弾力がなくなり、やわらかさやハリが失われます。

肌の健康が害されるだけではなく、糖尿病や動脈硬化、生活習慣病などを招くきっかけになります。老け顔どころではなく、全身の老けに関わっていると言ってもよいでしょう。

原因⑤ 睡眠不足

睡眠の時間は、リセットタイム。通常は1日に7時間以上は寝たいところですが、忙しい現代人は慢性的な睡眠不足に陥っています。

特に日本人は、寝ていません。2018年にOECD(経済協力開発機構)が発表した国際比較によると、調査対象国の中ではワースト1。アメリカやフランスなどの欧米先進諸国と比べても、なんと睡眠時間が1時間も少ないことがわかっています。

睡眠時間が短いと老ける原因は明確で、寝ている間に分泌される成長ホルモンが十分に作られなくなってしまうから。成長ホルモンは、私たちの細胞のリフレッシュをしてくれているので、肌のターンオーバーの妨げになります。

肌荒れやニキビができやすい人は、慢性的な睡眠不足に陥っているかもしれません。

原因⑥ 脂肪の減少

ヒトは歳をとると、頬がこけたり、おでこのハリがなくなったり、顔の形が変わっていきます。この理由は、脂肪量が減少するから。

体の脂肪が減っていくなら嬉しいのですが、顔の脂肪がなくなることで、老け顔になっていきます。

40代以上になると悩みが多くなる「ほうれい線」、「ゴルゴライン」、「マリオネットライン」などのシワはこの脂肪量の変化が関係しています。

プチ整形の施術として、ヒアルロン酸や脂肪注入がされるのは、この脂肪量の調整のためです。

ここまでは、性別に関わらず老け顔の原因になることをまとめました。実はこれ以外にも男女別で老け顔になりやすくなる落とし穴があります。

老け顔の原因 番外編:男性の場合

男性に多い老け顔の原因・落とし穴は、「喫煙」、「ひげ」です。

男性の原因① 喫煙

喫煙が美容と健康を壊すことは想像に硬くありません。女性喫煙者ももちろんいますが、やっぱり喫煙者が多いのは男性です。

2019年の調査によると、喫煙者の割合は男性が27.1%で、女性が7.6%。男性は女性の3倍です。

喫煙が老け顔をつくる最大の理由は、喫煙によってビタミンCが失われてしまうため。

皮膚の真皮に存在するコラーゲンを作るビタミンCを減らしてしまうのです。喫煙者は慢性的にビタミンCが不足する傾向にあり、それが原因で老け顔はもちろん、毛細血管を収縮させ、血行不良を招くことも知られています。

2001年に行われたウサギとニコチンの研究では、ウサギに8種間ニコチンを与えると、肌のコラーゲンを作る力が約1/3にまで減少することがわかりました。

柔らかい肌を硬くし、しわを増やす原因のひとつとして、喫煙は無視できないのです。

男性の原因② ひげ

男性の象徴と言えば、ひげ。清潔感のあるひげが似合っている場合は別ですが、青ひげや無精ひげは清潔感がない印象を相手に与えてしまうことがあります。

最近、男性のひげ脱毛が人気ですが、その目的が老け顔対策やアンチエイジングの方も多いのだとか。ひげ脱毛をすると、毛穴も収縮して肌のキメが細かくなったり、ひげ剃りによる炎症も起こらないので、肌質が大きく変わる方もいるそうです。

老け顔の原因 番外編:女性の場合

女性に多い老け顔の原因・落とし穴は、「メイク」、「」です。

女性の原因① メイク

顔の印象に強く影響を与える眉。眉を変えるだけで、全く違う印象を作れることを経験した方も多いと思います。

左右の長さやカーブの形が違うなど中途半端な眉や、抜けかけてボリュームのないまだらな眉は、40代以上に多いので、それだけで老けて見えてしまいます。

優しい印象のふんわりなだらかなカーブを描いたアーチ眉にしたら急に若くみられるようになった!というのもよくある話。眉だけはきちんとお手入れをするのがおすすめです。

女性の原因② ダイエットによる乾燥

とにかく女性はダイエットに余念がありません。太っていようが痩せていようが、自分の理想に近づこうとする努力はとてもすてきです。

ただ、ダイエット中によくあるのは、栄養不足による乾燥です。痩せる前にお肌がカサカサになってしまったことはないですか?

乾燥は肌のバリア機能を弱め、シミしわたるみを作りやすくします。まずは基本的な栄養バランスを崩さないようにすることからはじめ、体を乾燥させないダイエットにすることが大事です。

このように老け顔の原因はさまざまです。ここからは、そんな原因を解決する具体的な方法を見ていきましょう。

老け顔改善法① 毛細血管を増やす

老け顔回避の大きなカギは、血流を増やすこと。体のすみずみまで栄養を送り、細胞を老化させないことです。

血液の種類としくみ

ヒトの体は、頭の先から足の先まで血液が流れています。血液の種類は大きく分けて3つあります。

静脈=血液を心臓に運ぶ
動脈=血液を心臓から送り出す
毛細血管=酸素や栄養素などを体の隅々まで送り届ける

心臓に血液を運ぶのは静脈、心臓から血液を送り出すのは動脈。そして体中に張り巡らされた細かい毛細血管によって、体中に酸素や栄養素を運びます。

体の中にある血管のうち99%がこの毛細血管です。毛細血管が老化すると、酸素や栄養が血管の外に漏れたり、途中までしか届けられなかったりして、体の先のほうに栄養を届けられなくなります。

栄養が流れなくなると、タンパク質やコラーゲンを上手く作れませんし、血行不良によって、どんどん老け顔になっていきます。

老け顔を回避するためには、毛細血管を増やすことが重要です。途中で詰まった老化した毛細血管を生き返らせ、血行不良から抜け出しましょう。

毛細血管を増やす食べもの「シナモン」

ここでおすすめしたいのは、毛細血管を増やすスパイス「シナモン」。なんと毛細血管を修復させる力があります。

シナモン
=樹皮から作られる香辛料
=漢方の世界では別名:桂皮(ケイヒ)

冷えが原因の腰痛とか腹痛、関節痛などの痛みを和らげる働きをしたり、お腹を温めて胃や腸の働きを活発にし、消化を促進するといわれています。

シナモンの種類

シナモンには種類があります。有名なのは「カシア」と「セイロンシナモン」です。

カシア
=価格が安い
=有名メーカさんからも発売されている
=中国産、ベトナム産、インドネシア産などが多い
セイロンシナモン
=価格が高い
=専門店で売られることが多い
=スリランカ産

セイロンシナモンは高級品です。全体の10%しかなく、希少価値があります。またカシアには肝機能障害を招く成分が入っていることもしられています。

シナモンの注意点

シナモンには、肝機能障害を招くといわれる成分「クマリン」が含まれます。その含有量はシナモンの種類によって違います。

クマリン
=カシアというシナモンの種類に多く含まれる芳香物質
=肝臓障害を引き起こすといわれ、大量摂取はNG

クマリンは1日に5㎎以上とらないほうが良いとされています。特にベトナム産のカシアは、1gに5㎎以上含まれるものが多く、健康面からはあまり推奨されません。クマリンが心配な場合は、セイロンシナモンを選びましょう。

東京都健康安全研究センターのクマリンの検出値データによると、セイロンシナモンだけ検出値が小さいという結果が出ています。

【クマリン検出値の比較】
スパイス(セイロンシナモン)平均値:13.7ppm
スパイス(カシア)平均値:3257.5ppm
サプリメント平均値:2640.5ppm

冬の寒い時期には、沸騰したお湯にシナモンを振った「シナモン白湯」がおすすめです。

老け顔改善法② 紫外線対策をする

老け顔対策として血行不良と同じくらい大事なのは、紫外線対策です。

季節ごとの紫外線の特徴

とにかく日焼け止めを塗ったり、日傘を指したりして、紫外線を習慣的に浴びるのは止めましょう。

たまに夏だけ紫外線対策をする方がいますが、油断は禁物。紫外線量のピークはもちろん春から夏にかけてですが、特にシワやたるみを増やすUV-Aは1年中さんさんと降り注いでいます。

UV-B
①表皮に届く
②春~夏がピーク(冬は夏の1/5程度)
②炎症や、シミ、そばかすを作る
UV-A
①真皮に届く
②1年中比較的多い(冬は夏の1/2程度)
③シワやたるみを作る

日焼け止めの選び方

日焼け止めには、紫外線防止効果を示す指標「SPF」と「PA」があります。

SPF
=UV-Bを防ぐ効果を指数化したもの
=なにも塗らない場合に比べてUV-Bによる炎症をどのくらい防げるか
PA
=UV-Aを防ぐ効果を指数化したもの
=なにも塗らない場合に比べてUV-Aによる炎症をどのくらい防げるか

指標は目安にはなりますが、日焼け止めはこまめに塗りなおすことも大切です。短時間のウォーキングなどなら問題ないですが、汗や皮脂と一緒に少しずつとれていることを忘れてはいけません。

2時間たったら塗りなおすぐらいがちょうどよいでしょう。

まとめ

老け顔の人は、生活習慣に原因があることがわかりました。しかし、その原因は決して特別なことではありません。

肌の乾燥や血行不良をそのままほおっておいたり、紫外線ケアを怠ったり、甘いものを食べ過ぎたり、これはだれもがやってしまいがちなこと。

老け顔を予防・改善したいなら、特別なことをするよりかは、毎日の生活を見直して、習慣を変えることからはじめてみましょう。

①セイロンシナモンの白湯を飲む
②1年中日焼け止めを塗る(2時間ごとに塗りなおす)
③甘いものを食べ過ぎない
④睡眠時間は毎日7時間以上とる
⑤眉のアートメイクやひげ脱毛にトライする

参考にしてみてね。

参考:研究結果&論文等

※クレ・ド・ポー ボーテ 報道資料
https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M102924/201501307343/_prw_PR1fl_IUCeya7F.pdf

※椎間板に対するニコチンの影響ウサギにおける実験的研究
https://bibgraph.hpcr.jp/abst/pubmed/11484105?click_by=rel_abst

※シナモン含有食品中のクマリンについて
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/hyouka/files/20hyouka2-siryo2-3.pdf

※Authentication and quantitative analysis on the chemical profile of cassia bark (cortex cinnamomi) by high-pressure liquid chromatography
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15796573/

※資生堂、加齢による皮膚毛細血管の機能低下が皮膚老化に関与していることを解明
https://corp.shiseido.com/jp/releimg/1693-j.pdf

※この内容は、診断・治療または医療アドバイスを提供しているわけではありません。あくまで情報提供のみを目的としています。
※診断や治療に関する医療については、医師または医療専門家に相談してください。この内容は医療専門家からのアドバイスに代わるものでもありません。