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長谷川ろみ
編集長:長谷川ろみ麹のちから推進委員会代表。元おデブの腸活研究家。腸内細菌に救われたことをきっかけに、日本の発酵文化や腸の大切さを伝えるためのコト・モノ・しくみづくりに挑戦中。詳細はこちら>

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過敏性腸症候群の症状にはペパーミントが効く?!胃腸が弱い人に試してほしい理由と効果効能

工藤孝文先生
この記事の監修ドクター:工藤内科副院長 工藤孝文先生 詳しくはこちら

わたしは小さいころからずっと便秘で、詰まって詰まってつらかったのですが、最近よく、むしろ下痢や過敏性腸症候群の症状が出てつらいという人にお会いする機会が増えた気がします。

多いんですよね、過敏性腸症候群の方!
ストレスが原因の場合も多く、治りにくいのが困ったところ・・・。

だからストレスの原因を取り除いたり、ストレスがかかる生活を少し変えると急に治る方もいるのだそう。リラックスは大事です。

今回は、胃腸をリラックスさせてくれるという、「ペパーミント」についてまとめてみました。

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目次

ペパーミントとは?

緊張やストレスによって胃の調子が悪い時、みなさんは何をしますか?

とりあえず薬を飲む!という方も、選択肢の一つにしてほしいのが、「ペパーミント」です。

ペパーミントは、シソ科のハーブで、和名は西洋ハッカと言います。

お菓子に含まれていたり、エッセンシャルオイル(精油)として売っていることも多いので、比較的なじみ深いハーブですよね。

わかさの秘密さんのホームページによると、ペパーミントはポリフェノールもたっぷりと含まれたアンチエイジング効果も期待できる植物であることがわかります。

メントール、精油成分、フラボノイド、タンニン、ミントポリフェノールなど多数の成分を含んでおり、肌の調子を整える効果や消化器の不調を改善する効果が期待されています。

参考:http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/peppermint/

ペパーミントの歴史

ペパーミントは、ウオーターミントとスペアミントが自然交配して出来たもので、ミントの中では比較的新しいものです。もともとはイギリスで発見され、ヨーロッパで普及しました。

ローマでは、スペアミントをお風呂に入れたり化粧品の香りとして大切に利用していたそうです。

でも、中世になると、ペパーミントはお薬のように効果効能が期待されるようになります。

中世になると既に今と同じように胃の病気や頭痛、うがい薬に利用され、その後、ヨーロッパからアメリカにも伝わり、消化不良、鼓腸、疝痛、胸焼け、吐き気、頭痛、発熱、および風邪を治療するためのハーブとして利用されました。

参考:http://shizenryouhou.com/wp/?p=4789

匂いを嗅ぐだけでさっぱりするペパーミントは、昔から人々に愛されていたようです。

ペパーミントの効果効能

ペパーミントは、基本的に胃腸の筋肉をリラックスさせてくれる効果があるといわれています。

◎美肌効果
◎胃腸の機能を高める効果
◎口臭を予防する効果
◎精神を安定させる効果
◎花粉症を予防・改善する効果

参考:http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/peppermint/

これ以外にも、注目されている腸活的効果があるようなので、一緒にみてみましょう。

過敏性腸症候群の症状緩和

過敏性腸症候群の方は、腸内環境をよくしようと発酵食品を食べたり、食物繊維を食べたりして、逆に悪化してしまうことがあるとよく聞きます。

これは、もともと暴走気味の胃腸のうごきをますます暴走させてしまっている可能性があるのだとか。

そんな状況になってしまった方は、もしかしたらペパーミントティーをゆっくり飲むと、胃腸の筋肉をリラックスさせることができるかもしれません。

また、ペパーミントには胃の筋肉をリラックスさせる作用(鎮痙作用)があるため、胃痙攣を防止する効果も期待されています。

ペパーミントの腸に対する作用を確認した実験も行われており、この実験では、ペパーミントの精油成分とキャラウェイ]の精油の混合物を腸溶性のカプセルに入れたものを被験者に摂取させた結果、IBS(過敏性腸症候群)の症状が緩和されたという報告がされています。

参考:http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/peppermint/

個人個人の胃腸の状態によって、ぜんぜんやるべきことが違うから腸活って奥が深いよなぁ・・・。過敏性腸症候群の方はペパーミントを活用してみるのもありかもしれません。

抗酸化および抗菌効果

腸のはなしでもう一つ、ペパーミントの効果として有名な抗菌作用に関しては、大腸菌O157の増殖を抑えた例があります。

大腸菌O157: H7および黄色ブドウ球菌を対象にラベンダーおよびペパーミントの精油の抗酸化および抗菌作用を調べました。

結果として、ひき肉中の細菌の増殖を抑制し、TBARS値(脂質酸化の指標)の低下を示しました。以上のことから、ラベンダーおよびペパーミントの精油の抗酸化および抗菌効果が示唆されました。

参考:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22789458

たまにハンバーグにミントの葉を入れるレシピが紹介されていたりするけど、これは理にかなったものだったのかも?笑

普通にいい香りになりますよね~♪

ダイエット効果

ペパーミントには、空腹を抑える効果があるといわれています。

なぜペパーミントにそんな力があるのか・・・きになりますよね?

実は、ペパーミントは胃腸の動きを抑える性質があることが関係しています。

食べ物を食べた時、私たちの胃腸は消化のために活発に動く必要があります。この時は普通の動きを促します。そして、空腹な時、ペパーミントは過剰な胃腸の動きを抑えて、落ち着かせてくれるのです。

これが結果的に、食欲を抑えることになるんだって。

お腹が空っぽな空腹時には、ペパーミントオイルを内服した人たちは、ペパーミントオイルを内服していない人に比べて、明らかに胃の中の圧が低く、胃の動きも少なくなりました。

そしてさらに、ペパーミントオイルを内服していた人たちの方が、お腹が空っぽな空腹時に、お腹が空いたという空腹感や食欲が抑えられていたんです。

参考:https://www.cosme.net/diet/article/I0008198

すごいですよね!たしかにペパーミントって精神的にも肉体的にも、すごーくリラックスしやすい香りがして、私は大好きです。ダイエット中の方のお茶タイムにも使えそうですね。

ペパーミントとは?まとめ

ペパーミントは、胃腸をリラックスさせてくれるハーブのひとつです。

ポリフェノールもたっぷり含まれているので、美肌効果やアンチエイジング効果も期待でき、また気楽に摂取できるのがいいところ。

最近はスーパーでもフレッシュミントやミントティーが買えますよね。

食欲を抑えてくれたり、胃腸の筋肉をリラックスさせてくれたりと、過敏性腸症候群の方にもやさしい効果があるといわれているので、一度ためしてみるのもありかもしれません。

参考にしてみてくださいね。

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