プロアントシアニジンとは?~腸内フローラを改善してメタボ化を防ぐ注目のポリフェノール~




つい先日、東北大学のプレスリリースにこんな記事が掲載されました。

▼注目の記事
プロアントシアニジンによる腸内フローラの改善作用 ‐閉経女性のメタボ化の予防効果が期待‐
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2018/06/press-20189999-proanthocyanidins.html

まだマウスの実験ではあるんだけど、ポリフェノールの一種であるプロアントシアニジンを摂取することによる腸内環境の変化によって、メタボが予防できるかもしれないことがわかったんだって。

いつものことだけど、ポリフェノールってすごいなぁ・・・

今回は、このポリフェノールの1種である、プロアントシアニジンについてまとめてみました。

プロアントシアニジンとは?

プロアントシアニジンって聞いたことありますか?

カタカナ用語だととても覚えにくいんだけど、プロアントシアニジンは、別名「ブドウ種子エキス」とも呼ばれています。

プロアントシアニジン
=ブドウの種子に含まれるポリフェノール

ちょっとおもしろいのがね、プロアントシアニジンは分子構造上は、お茶の成分であるカテキンに似ていること。

長崎大学の天然物化学研究室のホームページにこのような記述が・・・

プロアントシアニジンは,カテキンがつながったものです。通常,プロシアニジンのポリマーは,カテキンそのもの(単量体)や,二量体,三量体などと共存しており,ブドウの種子や松樹皮などがその典型的な例です。

参考:http://www.ph.nagasaki-u.ac.jp/lab/natpro/research/kinousei.html

確かに同じポリフェノールだけど・・・お茶とブドウってぜんぜん違うのに、カテキンと兄弟みたいなポリフェノールがブドウ種子エキスだなんて、個人的にはびっくりしました。笑

いろいろ調べていたら、プロアントシアニジンは、ブドウだけに含まれるポリフェノールというわけではなく、ブドウ以外にもお茶やカカオなど、さまざまな植物に含まれていることがわかりました。

プロアントシアニジンは、ブドウをはじめリンゴ、カキなどの果物類、お茶やカカオ、大豆や小麦などの穀類、樹木の樹皮などに広く含まれています。植物体内では配糖化などの様々な分子修飾をうけた多様な化合物の混合物として存在しています。構造が多様なので水溶性などの性質にも幅があります。

参考:日本植物生理学会
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1027

ブドウの種に多く含まれているのはたしかだけど、他の植物にもたくさん含まれているんですね。

ポリフェノールとは?

ここで念のため、ポリフェノールについてもちょっとおさらいしておきましょう。

ポリフェノールというのは、植物全般に含まれる苦味や色素成分のことです。

植物からみたら、自分の身を守るために持っている成分なんだけど、それを食べる人間にとっては、抗酸化作用をもたらすといわれ注目されています。最近はビタミンやミネラルと同じぐらい大切さが言及されることも多いよね。

抗酸化作用が強いということは、活性酸素などの人間にとって有害な物質を無害にしてくれるということなので、生活習慣病の予防や老化防止にもつながる、期待大な成分なんです。

抗酸化作用っていうと、ポリフェノールだけの専売特許だと思っている方もいるようですが、そうではないの。ビタミンの中でも、抗酸化作用があるといわれる「抗酸化ビタミン」、ビタミンCやビタミンEもたくさん採りたいですね。

プロアントシアニジンが注目される理由

ポリフェノールは、それが苦味成分だろうが、色素成分だろうが、その多くに抗酸化作用があることがわかっています。

でもね、その中でも、このプロアントシアニジンの抗酸化力はすごい!と思われるような研究結果がたくさんでてきているの。

そのせいか、多くの企業がプロアントシアニジンの効果効能を調べたり、プロアントシアニジンを豊富に含むブドウ種子エキスを開発したりしています。

プロアントシアニジンの効果

ここからはさまざまな企業や研究機関が発表している、プロアントシアニジンの効果についてみてみましょう。

動脈硬化の抑制

例えば、日本が誇るお醤油を作り続けて有名な世界的企業のキッコーマンさんのホームページをみると、こんな研究結果を紹介しています。

ヒト臨床試験において、ブドウ種子エキスの機能性を評価しました。その結果、運動による筋力低下を予防すること、血液中のLDL酸化抵抗性を増進させること、腸内フローラを改善し便臭を軽減すること、色素斑(しみ)を改善することなど様々な効果が確認されています。

成人女性被験者12名にブドウ種子エキス200mgを含む錠剤を6ヶ月間摂取させ、色素斑(しみ)に対する影響を検討した。ブドウ種子エキスの摂取によって、3ヶ月目から顔のしみが薄くなり、6ヶ月目で明確な改善効果が確認された。

参考:キッコーマンhttps://www.kikkoman.com/jp/quality/research/about/polyphenol/tomato.html

効果効能をまとめるとこんな感じ♪

・LDL酸化抵抗性を増進させる(動脈硬化の抑制)
・腸内フローラを改善する(便秘改善ほか)
・色素斑(しみ)を改善する

生活習慣病予防にも関わりそうだし、美容にも関連しそう!

キッコーマンさんは、ブドウ種子から水と醸造酒を使ってプロアントシアニジンをなるべく多く含ませながら、苦みを軽減する技術を生み出して、ブドウ種子エキスを製品化されています。すごいよねー。

メタボ予防・糖尿病予防

そして今回の東北大学の研究です。

東北大学の研究で注目されているのは、閉経後の女性。
ホルモンのバランスが変わって太りやすくなる女性に注目し、閉経後の女性の血糖値の上昇や内臓脂肪の増加ができないか、プロアントシアニジンを使った研究が行われています。

まだマウス実験ではありますが、この研究によると、いわゆる「デブ菌」の割合が減り、メタボの予防ができることがわかったらしい!

東京医科歯科大学と東北大学の研究グループは、閉経女性のモデルである卵巣摘出マウスでは腸内フローラにおいていわゆる「デブ菌」と呼ばれるファーミキューテス門に属する細菌が増加すること、プロアントシアニジンを多く含むブドウ種子エキスを投与することにより、腸内フローラの変化が抑制され、脂肪蓄積による肥満および血糖調節機能の低下、すなわちメタボ化が予防されることを明らかにしました。

参考:https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2018/06/press-20189999-proanthocyanidins.html

プロアントシアニジンは、女性がいつまでもキレイでいるための救世主かもしれませんね。

プロアントシアニジンとは?まとめ

プロアントシアニジンは、植物に含まれるポリフェノールの一種で、別名「ブドウ種子エキス」とも呼ばれています。

ポリフェノールの中でも抗酸化作用が高いことが注目され、以下の効果が期待されています。

・LDL酸化抵抗性を増進させる(動脈硬化の抑制)
・腸内フローラを改善する(便秘改善ほか)
・色素斑(しみ)を改善する
・メタボや肥満を予防する
・血糖値を改善する

研究が進めば進むほど、もっとポピュラーなポリフェノールになるかもしれません。

わたしがおばあちゃんになるころには、プロアントシアニジンを大量に摂取&吸収できるけど、お値段はお安い、おいしい食べ物かなにかが商品化されているといいなぁ。笑 それって、もう若返り薬みたいなものかも?

参考にしてみてくださいね。

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長谷川ろみ

本サイト「腸内革命」の編集長。元おデブの腸活研究家。小学生にして重度の便秘+肥満体でしたが、「腸活」により数十キロのダイエットに成功しました!現在も自分のカラダで人体実験中!

「自分の周りの人の腸内環境をアップデートして、元気でポジティブな仲間を作る」ことを目標に、腸活の情報発信やしくみづくりに挑戦しています♪

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