サナダムシダイエットとは?回虫が中性脂肪やコレステロールを正常にしてくれるってほんと?




私たちの体の中にはたくさんの細菌が住んでいます。

この腸活WEBメディアのテーマである腸活も、腸内細菌に注目した活動ですので、細菌のちからには注目をせざるを得ません。

そんな中、世の中にはダイエットのために、もしくは健康のために、もともとは体外にいる虫を積極的にとるという考え方や研究をされている方がいます。

特に注目されているのが、サナダムシダイエットです。サナダムシダイエットをはじめとする回虫・寄生虫が私たちの健康に及ぼす力についてまとめてみました。

サナダムシダイエットとは?

ヤセ菌が多くいたほうが、太りにくくなる。

これは腸内細菌に興味がある方なら聞いたことがあるかと思います。

私たちの腸にいる100兆個の腸内細菌は、その90%近くがバクテロイデーテス類とファーミキューテス類に分けられます。

このうち、バクテロイデーテス類がヤセ菌と呼ばれ、バクテロイデーテス類をたくさん腸に飼っている人は、太りにくくなることが知られています。

腸内細菌の構成の違いで太りやすくなったり、痩せやすくなったりするということは、もともとは腸内にいない回虫や寄生虫も私たちの体になにかしらの影響を与えている可能性があります。

少し前に欧米で話題になったサナダムシダイエットも、寄生虫の影響に期待したダイエット法でした。

サナダムシダイエットの方法

サナダムシダイエットの方法は、単純です。

ただサナダムシを食べるだけ。笑

実際に昔はサナダムシの卵が含まれたカプセルや錠剤が売られていて、体重が減ったらサナダムシを薬で退治することが行われていたようです。

ただし、それを飲むことによるトラブルが多発したとの報告もたくさんあったのだとか。

アメリカでは、ミスコンに出場する娘のダイエットを手助けするために、サナダムシの卵が含まれた錠剤を飲ませていた例がありました。

サナダムシダイエットの結末

アメリカのテレビ番組「Untold Stories of the ER」で放送された内容によると、ダイエットのためにサナダムシを食べ続けた女性は、痩せるどころか、おなかが張れ、病院に運ばれました。当時のお医者さまの見解はこちらです。

このような行き過ぎたダイエットを、そのリスクを理解せずに行う人がいますが、本当に危険です。

サナダムシダイエットは言語道断。仮にサナダムシを1匹寄生させたところで、体重に変化はないでしょう。しかし、健康に及ぼす影響は計り知れません

参考:https://www.cosmopolitan.com/jp/trends/society/news/a528/mother-feeds-tapeworm-beauty-pageant-teenage-daughter/

サナダムシダイエットは、あまり効果がないだけでなく、安易に手を出すのは危険であると、さまざまな方が批判しました。

しかし、寄生虫と人間の健康には、なにかしらの関係があるというのは、本当のことのようです。今でも世界中で、寄生虫が人間の体に及ぼす影響についてさまざまな研究がされています。

特にアレルギー疾患との関係は注目されていますね!

寄生虫と健康の関係

年々、子どもの花粉症や喘息、アトピー性皮膚炎が増えていると言われています。

この原因にはさまざまなものが予想されています。例えば、大気汚染、食生活の変化、気候の変化などが挙げられますが、その中で寄生虫感染が少なくなったことも理由のひとつではないかと、考える方たちがいます。

「笑うカイチュウ」という本を出版されている東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎先生もその一人で、自らサナダムシを腸の中で育て、実験されているといいます。

藤田紘一郎先生のサナダムシダイエット?

藤田紘一郎先生は、なんとご自分の腸でサナダムシを飼ってしまったのだとか。笑

現代ビジネスのインタビューの中で藤田紘一郎先生は、サナダムシの影響をこのように語っています。

今までに計6匹のサナダムシをお腹でなかで飼っていましたが、やはり相性があるようで、全部が全部うまく定着してくれるわけではないんですね。

(中略)

それでサナダムシの幼虫を飲み、実際に自分のお腹のなかで飼ってみたら、花粉症にもならず、中性脂肪が落ちてメタボが解消され、至って健康な体になりました。

参考:現代ビジネスインタビューより
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/45546?page=3

もちろんまだ研究段階なので、専門的な知識がある方しかやれないことだと思います。笑

でも、花粉症からメタボまでなんて、サナダムシが私たちの免疫や代謝のアンバランスを改善してくれる可能性は否めません。

寄生虫とアレルギー

寄生虫の影響は、ダイエットや花粉症だけではありません。

寄生虫とアレルギーの緩和には、何かしらの関連があることが知られており、研究結果も多く存在します。

卵白アルブミン(OVA)溶液を抗原とし,14匹の BDF1マウスの眼球結膜,鼻粘膜に,7日間連続塗布,7日間放置を1クールとし,これを4クール繰り返した。4クール終了後,任意の2匹を殺して採血し,血清中の OVA 特異的 IgE を測定したところ,上昇が確認された。

参考:寄生虫感染により誘導された非特異的 IgE による Ⅰ型アレルギー反応の抑制
http://www.jichi.ac.jp/lib/jmu-kiyo/31/pdf-link/p1-8.pdf

行き過ぎた清潔志向は、アレルギーをはじめとする体のバランスを崩すことになると言われるのは、このように菌や寄生虫が私たちの体に大きな影響があることがわかっているからです。

ただ、逆に寄生虫感染が、貧血や栄養不良、発達障害等を招くこともあります。

偏った情報を得て、サナダムシダイエットのような極端な方法に頼るのではなく、菌や虫とどうやったらうまく共存できるのか、考えていきたいですね。

まとめ

良くも悪くも、細菌や寄生虫は、私たちの体、健康、美容に大きな影響をもたらすことがわかりました。

サナダムシダイエットを自己流で行うのは危険ですが、サナダムシをはじめとする寄生虫や腸内細菌が、私たちの体の代謝や免疫細胞になんらかの影響を与えるのはたしかなようです。

寄生虫はまだちょっと置いといて、私は自分の腸内細菌とどう共存していくかをもっと考えていきたいなと思いました♪

参考にしてみてくださいね。

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長谷川ろみ

長谷川ろみ

本サイト「腸内革命」の編集長。元おデブの腸活&発酵life×クリエイター。腸内細菌に救われたことをきっかけに、日本の発酵文化や腸の大切さを伝えるためのコト・モノ・しくみづくりに挑戦中。

「自分の周りの人の腸内環境をアップデートする」ことが目標♪

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