沖縄発の隠れ腸活フード、「さとうきびごはん」をご存知ですか?
実は、沖縄出身の人でさえ、知っている人と知らない人がいるというメジャーとは言えないごはんのようなのです!
・・・というのも、さすがのんびりさんが多い沖縄なだけあって、販売促進もそんなに活発じゃないらしいんですよ。笑
沖縄タイムズによると、「さとうきびごはんの素」を開発した沖縄ウコン堂さんは、県内のカフェやホテルと提携しつつも、そんなに派手な宣伝や広告は活用しない方針のよう・・・笑
でも、不思議な名前のインパクトのせいか、興味津々の方が多いみたい。甘いごはんはちょっとイヤだけど、ほんのり甘いにおいのするだけでほとんど普通のごはんと変わらない腸に優しい腸活ごはんなのだとか。
なんだか、とても気になりません?笑
今回は沖縄発の「さとうきびごはん」について、なぜ腸活にいい理由や食べた方の口コミ情報をまとめてみました。
さとうきびごはんとは?
まずは、沖縄生まれのさとうきびごはんとは、いったいどんなごはんのことなのか、確認してみましょう。
=「発酵バガス」を混ぜ込んた炊き込みごはんのこと
さとうきびごはんの素として売られている商品は、どうやらこの「発酵バガス」を粉末にした粉のようです。これをお米に混ぜて炊くだけでさとうきびごはんになるんだって。
・・・っていうか、スルーしそうになってますが、そもそも「発酵バガス」ってなんやねん。っていうところが気になりますよね。笑
発酵バガスとは?
沖縄ではたくさんのさとうきびが生産されています。
さとうきびは、私たちが料理に使う砂糖や黒糖として手元に届くわけですが、さとうきびからどうやって砂糖や黒糖にするかご存知ですか?
さとうきびを絞って砂糖にするんです。
さとうきびを絞ったあとの搾りかすのことを沖縄県ではバガスと呼ぶのだそう。
=さとうきびの搾りかす
このさとうきびの搾りかすには、たくさんの食物繊維が含まれているんですが、繊維が固すぎたり、口当たりが悪いことからなかなか消費する方法が見つかりませんでした。
沖縄のさとうきび独自の課題
沖縄は台風がとても多い地域です。
台風が来るたびにさとうきび畑は荒らされてしまい、さとうきび農家の方々は収穫量の減少や糖度の低下に悩まされてきました。
沖縄県は台風に負けない丈夫なさとうきびをつくるべく品種改良を繰り返しました。その甲斐あって沖縄のさとうきびは世界のそれと比べても、とても丈夫で繊維が強いことで知られています。
良かれと思って品種改良を繰り返したさとうきびですが、人間が食べるにはかなり違和感が・・・しかし、沖縄県では、年間19万トンのバガスが発生しています。
製糖工場のボイラーの燃料にしたり、飼料原料として動物のえさにはできますが、それでも年間19万トンもあるわけですから、使い切れないですよね・・・。
そこで独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所と独立行政法人森林総合研究所は、バガスを粉末にし、発酵させてキシロオリゴ糖を効率よく生成させ、オリゴ糖を含む機能性食物繊維「醗酵バガッセ」を発明しました。
=バカスを粉末にして発酵させて、キシロオリゴ糖を効率よく生成した機能性食物繊維
さとうきびごはんが腸にいい理由
さとうきびごはんが腸にいいと言われる理由は、この発酵バカスに含まれる食物繊維とキシロオリゴ糖が、腸内環境を整えてくれる可能性があるからです。
キシロオリゴ糖はビフィズス菌を増やす?
オリゴ糖は、私たちの腸内細菌のえさになることが知られています。
キシロオリゴ糖はそんなオリゴ糖の一種で、食物繊維の一種である「キシラン」を酵素分解することで作られたオリゴ糖で、さとうきびやタケノコなどに含まれるオリゴ糖です。
サントリー (株) 技術開発センター基礎研究所生物化学工学研究室が発表した論文によると、キロロオリゴ糖は、ビフィズス菌が好きなえさの一つで、キシロオリゴ糖を摂取すると、ビフィズス菌が増えるという研究結果もあります。
その結果, 摂取前に比べ, 摂取中は腸内菌叢に占めるビフィズス菌の割合が有意に増加し, 摂取を中止すると低下することが示された。
また, 便の水分含量は80%へと収斂し, 軟便, 固い便がちょうどよい固さになる傾向を示した。キシロオリゴ糖摂取量の増加に伴い, 腸内のビフィズス菌も増加したことから, ビフィズス菌の増加は確かにキシロオリゴ糖摂取によるものと考えられた。
参考:キシロオリゴ糖のビフィズス菌増殖効果
https://ci.nii.ac.jp/naid/130000853290
腸内環境のバランスがよくなくて、コロコロ便やびちゃびちゃ便になることが多い方は、キシロオリゴ糖は効果的かもしれません。
このように、キシロオリゴ糖がたくさん入った発酵バガスが主成分のさとうきびごはんは、食物繊維とキシロオリゴ糖のダブル効果で腸内環境を整える可能性がある腸活フードであることがわかりました。
さとうきびごはんの口コミ
さとうきびごはん、腸内にいるビフィズス菌を増やしてくれる優れものであることがわかりました。ビフィズス菌は、腸内細菌の中でも善玉菌の一種であり、乳酸だけでなく酪酸も生成してくれることから、腸内環境を整える力が高い菌です。
もしさとうきびごはんがおいしいなら、試してみる価値はありそうですね。
では実際に食べてみた方の口コミをチェックしてみましょう。
さとうきびごはん pic.twitter.com/EV6J1oWowZ
— たちおさん@さけかぶめしうま (@thetachio) October 10, 2016
香りについて
でも、甘くはないので、色の濃いきな粉みたいな感じです。
(中略)
炊いている時の湯気の香りが、まるでコーヒーのようでした。
参考:https://blog.goo.ne.jp/ume724/e/abe648e149555b58284d38f6f707540c
さとうきびごはん。食物繊維とオリゴ糖が豊富なうえ、ポリフェノールまで。腸がキレイになります。もっちりして、ふぁーっと香ばしいかおり。#さとうきびごはん #さとうきびごはんの素 #情熱黒糖 https://t.co/KdisdnRivQ
— かねけん@沖縄 (@kaneken777) March 19, 2016
味について
さとうきびごはん。
甘い香りがしますが、味はごはんとほとんどかわりません。
効果はこれから期待します。 pic.twitter.com/xQqyAvQEiA— 元ダンダリン社労士@現場パトロール承ります (@Ron_Feeld) December 9, 2014
食感について
https://twitter.com/arinkurinryukyu/status/971583096070918145まとめ
今回はさとうきびごはんについてまとめてみました!
さとうきびごはんは食物繊維とキシロオリゴ糖がたくさん含まれているため、私たちの腸内にいる善玉菌であるビフィズス菌を増やしてくれる可能性が高そうです。
ビフィズス菌は、腸内に乳酸や酪酸を増やしてくれるので、良い菌が住みやすい腸内環境にしてくれます。
沖縄発のさとうきびごはんの素と食べた方の口コミをまとめると・・・
・炊いている時の香りが香ばしい
・味は普通のごはんとほとんどかわらない
・食感がもちもちしていておいしい
ということでした!ちょっと試してみたくなるなー。
みなさんもぜひさとうきびごはんに出会ったら、ためしてみてはいかがでしょうか?
参考にしてみてくださいね。