発酵豆乳ヨーグルトの機能性に注目!整腸効果、コレステロールが低下するってほんと?




工藤孝文先生
この記事の監修ドクター:工藤内科副院長 工藤孝文先生 詳しくはこちら

1980年代前半の豆乳ブームをきっかけに、豆乳が私たちの食卓に並ぶようになりました。植物性=ヘルシーというイメージはあったものの・・・ちょっと苦手な方も多かったですよね。

でも最近、美味しい豆乳飲料が増え、大豆の機能性を示すさまざまな検証結果が出てきたことで、最近は豆乳がまた人気を博しています。今回は、特に乳酸発酵豆乳飲料の機能性についてまとめてみました!

最近注目の発酵豆乳とは?

発酵豆乳は、豆乳を乳酸菌やビフィズス菌で発酵させた飲み物です。豆乳に比べ発酵豆乳では、その独特の風味がなくなり飲みやすくなったり、機能性が向上することが知られています。

発酵豆乳
=乳酸発酵豆乳飲料
=豆乳を乳酸菌で発酵させた飲料

キッコーマン、マルサンアイ、ポッカサッポロフード&ビバレッジなどが、発酵豆乳(乳酸発酵豆乳飲料)を次々と開発していますよね。

発酵豆乳の効果効能、機能性とは?

そんな中、第64回 日本食品科学工学会に登壇したキッコーマンさんから、乳酸発酵豆乳飲料の整腸効果を確認するヒトの実験の結果が発表されました。

発酵豆乳の効果効能:整腸効果 (キッコーマン研究)

キッコーマンさんの研究は、豆乳を以下の2種類の乳酸菌で発酵させ、加熱殺菌した乳酸発酵豆乳飲料を、2週間連続摂取した際の整腸効果について確認したものです。

Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus
(ラクトバチルス デルブルッキー サブスピーシーズ ブルガリカス)

Streptococcus thermophilus
(ストレプトコッカス サーモフィルス)

FAO/WHO合同食品規格委員会が決めている国際規格では、ヨーグルトにはきちんと乳酸菌の指定があるのですが、この2つの菌は、ヨーグルトと定義するために使われている基準となる乳酸菌です。

基準の乳酸菌で研究するところにキッコーマンさんの本気度が感じられますね・・・!

さて、その本気研究でわかった整腸効果はコチラ!

乳酸発酵豆乳飲料の摂取期間で、排便量、排便回数、排便日数が有意に増加していることが認められました。さらに、摂取期間終了時に実施したアンケート調査から、便通改善を自覚していることが明らかとなりました。また、腸内フローラに占めるビフィズス菌の割合も有意に増加していました。

参考:https://www.kikkoman.co.jp/news/17053.html

おおー!排便だけではなく、ちゃんと腸内フローラのビフィズス菌量も増えている!ということは、腸内環境全体の良化を意味すると考えてよいのではないでしょうか?

▼増加したもの
排便量
排便回数
排便日数
ビフィズス菌量

こうして、キッコーマンさんの実験では、はっきりと発酵豆乳ヨーグルトに整腸作用効果が期待できることがわかったのです。

発酵豆乳の効果効能:脂質代謝改善効果 (兵庫大学研究)

また兵庫大学で行われた研究結果によると、豆乳と乳酸発酵豆乳を比べると、乳酸発酵豆乳のほうが脂質代謝改善効果が高いということがわかったとのこと。

豆乳を植物性食品由来の乳酸菌で発酵させた乳酸発酵豆乳は、豆乳よりも強い脂質代謝改善効果がある。

また乳酸発酵豆乳は、乳酸発酵豆乳中のイソフラボンがアグリコン型に変換することで脂質代謝改善効果を促進し、大豆タンパク質とイソフラボンが共存する場合に脂質代謝改善効果が促進されることが示唆された。

参考:https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-26750028/

こちらはまだマウス実験ですが、発酵させることでイソフラボンが形を変えて、そしてペプチドができている可能性があると・・・ペプチドといえば、まだわかっていないことも多いものの、私たちのカラダを健康に保つためにいろいろな役割をしてくれているという物質です。

乳酸発酵処理はイソフラボン配糖体をアグリコン型に変換するだけでなく、大豆タンパク質から大豆ペプチドを生成している可能性がある。生成した大豆ペプチドのうちオリゴペプチドは腸管から吸収され、脂質代謝改善に関与している可能性がある。

参考:https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-26750028/

ペプチドは、アミノ酸は数個から数十個つながり、ホルモン作用、神経伝達作用、抗菌作用など様々な生理活性作用を持っています。

参考:http://www.toho-u.ac.jp/sci/chem/column/amino_acids/amino_acids_3.html

やっぱり発酵のチカラってスゴイですね。

発酵豆乳ヨーグルトの機能性まとめ

豆乳だけでもヘルシーなイメージがありましたが、最近注目されている乳酸発酵豆乳飲料は私たちがまだ気が付いていない、スゴイ機能性を秘めているかもしれません。

今回キッコーマンさんが示した整腸作用効果は、便秘にお悩みの方や腸活中の方にとって、乳酸発酵豆乳飲料をもう一度注目するきっかけになるのではないかと思います。もちろん、私にとっても。笑

まだ研究半ばではあるので、実はもっと秘められた乳酸発酵豆乳飲料の機能性に私たちは気が付くことになるかもしれません。乳酸発酵豆乳飲料のこれからが楽しみですね。

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長谷川ろみ

長谷川ろみ

本サイト「腸内革命」の編集長。元おデブの腸活&発酵life×クリエイター。腸内細菌に救われたことをきっかけに、日本の発酵文化や腸の大切さを伝えるためのコト・モノ・しくみづくりに挑戦中。

「自分の周りの人の腸内環境をアップデートする」ことが目標♪

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