プラズマ乳酸菌は効果なし?!免疫力アップ効果がない3つの理由(リアルな口コミ付き)

免疫力アップに特化した乳酸菌として人気の「プラズマ乳酸菌」。

コロナの流行によって免疫力を安定させておくことが必要になってきた今、上手に活用することを考えている方も多いのではないでしょうか?

実は、この腸活メディア「腸内革命」でも、プラズマ乳酸菌を紹介するのは初めてではありません。プラズマ乳酸菌がどんな乳酸菌かわからない方は、こちらの記事もぜひ読んでみてください。

実は今回はもう一歩進んで、「プラズマ乳酸菌は効果なし?!」というネットで広がっているウワサを聞きつけました。

今回はネットで広がるウワサの「プラズマ乳酸菌は効果なし」説が本当なのか、エビデンスや企業の発表内容を確認しながら、整理してみましょう。

「プラズマ乳酸菌」とは?

プラズマ乳酸菌は、国立研究開発法人理化学研究所の運営する菌株バンクから発見された乳酸菌です。その最大の特徴は、「免疫細胞全体に働きかける」ことと「社会的に信頼性が高い」ことです。

特徴1:免疫細胞全体に働きかける

プラズマ乳酸菌は、ヒトの免疫細胞「プラズマサイトイド樹状細胞」に働きかけて、健康な人の免疫細胞の安定や維持をサポートすることができる乳酸菌で、キリン・小岩井乳業・協和発酵バイオなどの多くの企業と国内外の大学や研究機関が協力して研究が続けられています。

プラズマ乳酸菌という名前は、この免疫細胞「プラズマサイトイド樹状細胞」に由来しているんですね。

プラズマ乳酸菌
=健康な人の免疫細胞の安定や維持をサポートすることができる乳酸菌
=免疫細胞のリーダー「プラズマサイトイド樹状細胞」のにちなんで、名づけられた

プラズマ乳酸菌は、NK細胞やマクロファージなどの個々の免疫細胞に働きかけるというよりも、個々の免疫細胞に指令を出す「プラズマサイトイド樹状細胞」に働きかけることができます。だから、個々の細胞に偏りなく、総合的に免疫細胞に刺激を与えることができます。

プラズマ乳酸菌に注目し、研究を続けているキリンさんのホームページには、プラズマ乳酸菌の研究成果として以下の3つを上げています。

風邪・インフルエンザの発症リスクを低減
アンチエイジング効果を確認
ロタウイルス感染症状の緩和

参考:http://health.kirin.co.jp/

特に流行があるほど多くの方がかかるインフルエンザや、1年中気を付けないといけない風邪に関して、プラズマ乳酸菌は、ほかの乳酸菌と比べてもかなりリスク低減効果が高いといわれています。

特徴2:社会的に信頼性が高い

ただ多くの企業や研究機関が関わっているというだけでなく、社会的に信頼性も高いというのがこの「プラズマ乳酸菌」のすごいところ。

機能性表示食品として消費者庁に受理されたり、客観的な評価アンケートなども発表されています。

・機能性表示食品である
・世界初!免疫細胞「プラズマサイトイド樹状細胞」に働きかける乳酸菌
・医師249名のうち92%が「信頼できる」「とても信頼できる」と回答 など

免疫力アップ効果が期待できる乳酸菌として、プラズマ乳酸菌は信頼されています。

プラズマ乳酸菌はすごい乳酸菌なのですが、なんと「プラズマ乳酸菌は効果なし説」が浮上しているようなのです。一体どういう理由なのでしょうか?

プラズマ乳酸菌が効果なしと言われる3つの理由

そんなすごいプラズマ乳酸菌ですが、なんと「効果なし説」がネット上ではウワサされています。その理由を調べてみました。

理由1:特定保健用食品ではないから

プラズマ乳酸菌が入ったヨーグルトや飲料は、「機能性表示食品」として販売されています。しかし、「特定保健用食品」ではありません。

「機能性表示食品」と「特定保健用食品」の違いは、国による審査が行われているかどうかです。

機能性表示食品は、その販売を予定している日の60日前までに国に届け出を出します。

届け出には、企業の基本情報といっしょに、商品や商品に含まれる特定の成分(今回の場合はプラズマ乳酸菌)の安全性や機能性の根拠に関する情報、そして生産・製造および品質の管理に関する情報をまとめて、消費者庁長官に提出します。

▼機能性表示食品の届け出に必要なこと
・当該食品に関する表示の内容
・企業の基本情報
・安全性および機能性の根拠に関する情報
・生産・製造および品質の管理に関する情報
・健康被害の情報 など

一方、特定保健用食品は、届け出を行うのはもちろん、商品に表示されている効果や安全性について消費者庁を中心に詳細な審議を行います。この審議によって認められたものだけが「特定保健用食品」となります。

機能性表示食品
=商品や商品に含まれる成分の効果の科学的根拠を示す資料などを消費者庁長官に提出した食品のこと
特定保健用食品
=商品や商品に含まれる成分の効果の科学的根拠を示す資料などを消費者庁長官に提出し、商品に表示されている効果や安全性について消費者庁を中心に詳細な審議を行って審査基準を満たした食品のこと

食品の機能性と特定保健用食品であるかどうかは、明確に言うとそんなに関係がありません。ただし、国による審査が行われていないというのは事実です。これが、ネット上で飛躍して、「効果なし」と言われるひとつの理由になっている可能性はありそうです。

ヒトの腸内環境は、ひとりひとり全く違います。そのため、トクホマークがついている特定保健用食品の乳酸菌飲料を飲んでも全く免疫力や腸内環境の変化を感じないという方も多くいます。

一方で、トクホマークがない機能性表示食品でも多くの臨床試験データが発表されている商品のほうが便秘改善効果や腸内環境改善効果があったという場合も少なくありません。トクホマークのあるなしと効果のあるなしを一緒にしてしまうのは、少しもったいない気がしますね。

理由2:インフルエンザの罹患率自体は変わらないから

プラズマ乳酸菌は多くの臨床試験によって、免疫力の維持効果があることが実証されています。

しかし、研究によっては免疫力維持には効果があったものの、インフルエンザの罹患率自体は変わらなかったという研究結果も発表されてます。2014年に行われたかぜ症候群およびインフルエンザに対する実験をご紹介しましょう。

被験者は18歳から39歳までの健常者657名です。この方たちを以下の2つのグループに分けました。

グループ1:プラズマ乳酸菌(JCM5805株)の乾燥菌体を50mg(1000億個以上)含むカプセルを摂取するグループ
グループ2:乳酸菌を含まないカプセルを摂取するグループ

そして、インフルエンザが流行する12月から3月までの12週間で、かぜやインフルエンザにどのくらいかかるのか、そしてかかった場合の体調に関する自覚症状を評価しました。この臨床試験でわかったのは、罹患率には明らかな差はなかったものの、「のどの痛み」や「咳」に関する症状はかなり抑えられたということです。

▼罹患率
グループ1:プラズマ乳酸菌グループ→28.8%
グループ2:プラズマ乳酸菌なしグループ→35.1%
→有意差なしと判断
▼症状のひどさ
グループ1:プラズマ乳酸菌グループ→「のどの痛み」や「咳」に関する症状が少ない
グループ2:プラズマ乳酸菌なしグループ→「のどの痛み」や「咳」に関する症状が多い
→有意差ありと判断

この研究では、罹患率に大きな変化がなかったため、見方によるとプラズマ乳酸菌は効果なしと考える人もいるかもしれません。

理由3:東南アジアの感染症対策に使われるものの、日本では…

プラズマ乳酸菌は、世界中でその機能性が注目されています。特に東南アジアではその機能性が期待され、2022年から約5年間の間に10億円の売上高を目指すとの内容がニュースに掲載されました。

キリンホールディングス(HD)は17日、独自素材の「プラズマ乳酸菌」の菌体を2022年から東南アジアで販売すると発表した。27年に10億円の売上高を目指す。デング熱の症状の抑制効果が確認できたことからニーズも高まると判断。10月からはマレーシアの研究機関と感染症や免疫に関する共同研究も始める。
参考:日本経済新聞

その理由は、東南アジアでは深刻な熱帯感染症対策です。特にプラズマ乳酸菌はデング熱による症状の抑制が確認されています。

デング熱は、東南アジアではよくある感染症のひとつで、デングウイルスの感染によって発熱、頭痛、筋肉痛や皮膚の発疹などが起こる病気です。デング熱に有効なワクチンはなく、基本的に対処療法となるため、ウイルスを対する特有の薬はありません。

デング熱
=デングウイルスが感染しておこる急性の熱性感染症

しかし、日本国内ではデング熱にかかる可能性は低く、症状が見られる患者はそのほとんどが海外渡航者のため、プラズマ乳酸菌のすごさが伝わりにくいようです。

これも効果なしと言われてしまう理由のひとつかもしれません。

プラズマ乳酸菌の効果に関する口コミ

プラズマ乳酸菌は、効果なし説が多少は出ていたものの、効果に期待している口コミも多くみられます。

口コミ1:効果なし派

口コミ2:効果あり派

口コミ3:疑いつつもお試し中派

まとめ

プラズマ乳酸菌には、健康な人が免疫力を維持する力があるというエビデンスが多く存在します。その効果を求めて多くの健康飲料やヨーグルトが発売されていて、2022年には東南アジアでも販売が開始される予定です。

日本では、プラズマ乳酸菌の効果を感じている人、効果なしとおっしゃる人、効果に期待している人などさまざまですが、体質などの個人差によるものなので試してみる価値はありそうです。

▼プラズマ乳酸菌がおすすめの人
・風邪やインフルエンザ予防がしたい人
・免疫力の維持に興味がある人
・のどの痛みを伴う風邪をひきやすい人
・腸内環境を整えたい人

ご紹介したエビデンスによれば、のどの痛みを伴う風邪やインフルエンザが緩和する効果もありそうなので、のど風邪をひきやすい人には特におすすめです。

参考にしてみてね。

参考資料

「プラズマ乳酸菌」摂取によるかぜ症候群およびインフルエンザ様症状の軽減を大規模臨床試験にて確認
https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2014/1106_02.html