


今回は、こんな疑問にお答えします。
・「コントレックスは腎臓に負担をかける」という趣旨の研究論文は、実際には発表されていない。
・しかし、コントレックスをはじめとする硬水は慣れていない人の体に負担をかける可能性はある。
ファンが多いおしゃれなミネラルウォーターと言えば、コントレックス。
便秘解消や美肌効果があると言われて、健康や美容に興味がある人たちから注目されるようになりました。
しかし、その一方で、「コントレックスは腎臓に負担をかけるから、習慣的に飲まないほうがいい」というウワサも…。
今回は、「コントレックスは腎臓に負担をかけるから、習慣的に飲まないほうがいい」説は本当なのか?
まとめてみたいと思います。



結論:コントレックスは腎臓に負担をかけるってホント?
巷に広まる「コントレックス腎臓に悪い説」について、まずは結論からお話したいと思います。
コントレックスは腎臓に負担をかけるという論文はない
「コントレックスは腎臓に負担をかける」という趣旨の研究論文は、実際には発表されていません。
また、「コントレックスが腎臓結石の原因になるケースがあった」という趣旨の資料も発表されていません。



ただ、自分に合わないと思ったら、コントレックスであっても、ほかのお水であってもただちにやめて、様子をみることが大切ですよ。
くれぐれも無理して飲み続けないでくださいね。



コントレックスは腎臓に負担をかけると言われる理由
「コントレックスは腎臓に負担をかける」という趣旨の研究論文はありませんが、コントレックスは腎臓に負担をかけると言われやすいのには理由があります。
その理由は、コントレックスが「硬水」だからです。
水には大きく分けて3つの種類があります。
=硬度がl00未満
=ミネラル分が少ない
=日本産のミネラルウォーターや水道水に多い
=胃腸に負担が少なく、味にクセもないので薄味の料理にも使いやすい
=硬度がl00~300未満
=ミネラル分がほどほどに含まれる
=海外産のミネラルウォーターや水道水に多い
=胃腸への負担もほどほど、少しまったりしているが飲み水としても飲むことができる
=硬度が300以上
=ミネラル分が多い
=ヨーロッパ産ミネラルウォーターに多い
=口当たりがまったりしていて飲み水としては使いにくい。体質改善や健康維持のために美容・健康好きに好まれやすい
コントレックスは「硬水」に分類されますが、「超硬水」と言っても過言ではない、驚異の硬度約1468㎎/ℓです。
カロリー:0Kcal
カルシウム:234㎎ (牛乳瓶1本分)
マグネシウム:37㎎ (アーモンド9粒分)
カリウム:1.4㎎
硬度:約1468㎎/ℓ
引用:コントレックス公式ホームページ https://contrex.jp/about/component/index.html
コントレックスは、カルシウムやマグネシウム、カリウムなどのミネラルが大量に含まれているフランス産のミネラルウォーターです。
特にマグネシウムは、便秘薬にも含まれる「酸化マグネシウム」と同じ成分なので、もともと軟便の人はおなかを壊したり、胃腸に負担をかけたり、下痢になる可能性があります。



コントレックスは腎臓に悪いとか、体に悪いと言われるいちばん大きな理由は、硬水にはミネラル分が非常に多く含まれているので、もともとあまりミネラルが含まれたお水をとっていない人からすると、体に負担がかかる可能性があるということ。
飲むにしても、ちゃんと体の変化に気をつけながら、そして飲み過ぎないように注意が必要という意味が大きそうです。
内閣府食品安全委員会のミネラルウォーター類への見解
内閣府食品安全委員会は、2017年の4月に「清涼飲料水評価書」(※1)という資料を出しています。
この資料では、ミネラルウォーターなどの飲料水のマグネシウム摂取量に対する健康への影響を示したもの。
この内容によると、マグネシウムの摂取によって健康影響が生じるリスクは低いことがわかります。
しかし、その結論には以下の前提条件があります。
・ミネラルウォーター類及び水道水からのマグネシウムの推定一日摂取量は、高摂取した場合は131mg/日が前提
・通常の食事以外からのマグネシウムの摂取量の上限値は 350mg/日
コントレックスのマグネシウム量は1リットル当たり約74㎎なので通常摂取の範囲は超えて、高摂取の範囲です。
もし食事でもかなり多くのマグネシウムをとっているとしたら…内閣府食品安全委員会が言う「健康影響が生じるリスクは低い」と思われる範囲を超えてしまう可能性もゼロではありません。



コントレックスってどんな水?
ここからは腎臓に負担をかけると思われることがあるコントレックスというミネラルウォーターについて、どんな水なのかもう少し深堀してみましょう。
特徴➀ 硬水である
コントレックスの特徴は、なんといっても「硬水」であることです。
それも超硬水であるため、美や健康、ミネラル摂取に興味がある方々からとても注目されています。
コントレックスの水源地はフランスの「コントレックスヴィル」という地域で、フランスの温泉保養地として知られています。
特徴➁ 口当たりが重く、少し苦みを感じる
コントレックスの特徴の2つ目は、「口当たりが重く、少し苦みを感じる」ことです。
硬水はミネラル分がとても多いため、人によっては「苦い」「まずい」と感じやすい水です。
美容や健康効果を期待して一度に大量に購入したものの、まずすぎて飲めなかったと言う人が後を絶ちません。
慣れてしまえば平気だし、おいしいという人もいるので、まずは数日間飲んでみて、体に合うかどうか、口に合うかどうかを確認してから習慣化することを目指すのが賢明です。



コントレックス(硬水)の効果・メリット
コントレックスをはじめとする硬水には、たくさんの効果やメリットがあります。
効果➀ 便秘を改善する
コントレックスをはじめとする硬水には、たくさんのマグネシウムが含まれています。
マグネシウムは便秘薬に含まれる「酸化マグネシウム」と同じように、便を柔らかくしたり、腸内の水分量を調整することが知られています。
また、水分を含んだ便はかさましするので、腸壁を刺激して便通を良くしてくれる効果があるとも言われています。
効果➁ 骨粗鬆症の予防になる
コントレックスをはじめとする硬水には、たくさんのマグネシウム、カルシウムが含まれています。
マグネシウム、カルシウムなどのミネラルは、骨の健康維持に役立つと言われていて、継続的に摂取することで骨粗鬆症の予防になります。
効果➂ 美肌になる
コントレックスをはじめとする硬水のミネラルによって、腸内環境が改善し、便秘が解消することで、肌にも栄養がきちんと届くようになります。
また硬水に豊富に含まれるカリウムは、むくみの原因となる水分やナトリウムの排出を助けてくれます。



コントレックス(硬水)のリスク・デメリット
コントレックスをはじめとする硬水には、リスクやデメリットもあります。
リスク➀ お腹が緩くなる/体に負担をかける
硬水に含まれるマグネシウムの作用で、便の水分が増えると、お腹が緩くなってしまうことがあります。
またミネラルを急に大量にとることで、体に負担をかける可能性もあります。
特に腎臓の病気を患っている場合、硬水に含まれる「マグネシウム」の摂取によって腎臓に負担がかかるリスクがあることはよく言われていることです。
あくまで健康な人の健康法のひとつとして、お水のミネラルを利用することをおすすめします。
リスク➁ 味が苦い(料理に使いにくい)
硬水を日常使いしようとするとびっくりするのが味の苦さです。
特に和食の場合は、薄いおだしの味を生かした煮物などを作る場合に硬水を使ってしまうと違う味になることも少なくありません。
一方で硬水のほうが美味しくできる料理もあります。
お肉などの煮込み料理はお肉が柔らかくなったり、口当たりが良くなったりするので、料理によって使い分けてみるのもおすすめです。
まとめ ~コントレックスは腎臓に負担をかける~
「コントレックスは腎臓に負担をかける」という趣旨の研究論文は、実際には発表されていません。
また、「コントレックスが腎臓結石の原因になるケースがあった」という趣旨の資料も発表されていません。
そのため、「コントレックスは腎臓に負担をかける」説は科学的な根拠がある話ではありません。
しかし、コントレックスをはじめとする硬水は、わたしたち日本人にとってあまりなじみがなく、急に水を変えることで体調を崩す可能性があるのは事実です。
ミネラルたっぷりの硬水であるコントレックスには以下のような効果・メリットがあります。
効果➁ 骨粗鬆症の予防になる
効果➂ 美肌になる
しかし、一方でリスク・デメリットもありますので注意が必要です。
リスク➁ 味が苦い(料理に使いにくい)
参考にしてみてね。
参考文献
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000178391.pdf
(※2) コントレックス公式サイト
https://contrex.jp/about/index.html
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