酸化マグネシウムに便秘解消効果がある理由!副作用や注意点・飲み方

酸化マグネシウム便秘
困った人
酸化マグネシウムってなんで便秘解消効果があるの?副作用とか気を付けたほうがよいことはある?

今回は、こんな疑問にお答えします。

本記事の結論
・酸化マグネシウムに便秘解消効果がある理由は、胃酸(HCl)と反応して塩化マグネシウム(MgCl2)になり、腸管から腸内に水分が移動して、便をやわらかくするから。
・他にも胃酸が多く出すぎてしまう胃酸過多などの症状を緩和して、腸内環境を守る働きをする。

便秘がちな人が最初に手に取る便秘薬と言えば「酸化マグネシウム」です。

比較的クセになりにくく、副作用も少ないので、比較的安心して飲めるといわれています。

しかし、なんで「酸化マグネシウム」は便秘解消効果があるのでしょうか?

今回は「酸化マグネシウム」便秘薬を大解説!

便秘解消効果の秘密から、副作用までをまとめてみました。

長谷川ろみ
この記事を書いた人:腸活研究家 長谷川ろみ詳しくはこちら

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目次

酸化マグネシウムとは?

酸化マグネシウムは、マグネシウムを燃やした時にできる成分のことです。

酸化マグネシウム
=マグネシウムの酸化物。白色または灰色の固体
=耐熱性容器やセメントなどの製造や便秘薬などの医薬品に使われる

酸化マグネシウムが日本で使われるようになったのは、1800年代のこと。

長崎県出島に派遣されたドイツ人医師「フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト」が西洋医学とともに持ち込んだと言われています。

今では厚生労働大臣が定めた医薬品の規格基準書「日本薬局方」にも掲載されているポピュラーな薬となりました。

酸化マグネシウムのメカニズム

酸化マグネシウムは数ある便秘薬の中でも「塩類下剤(えんるいげざい)」に分類されるお薬です。

塩類下剤
=腸内に水分を引き付けて、腸内容物に水分を吸収させることで便を柔らかくするタイプの便秘薬

塩類下剤は、腸内に水分を引き付けて、腸内容物に水分を吸収させることで便を柔らかくし、老廃物として外に出しやすくする力があります。

【酸化マグネシウムのはたらき】
酸化マグネシウムを口から摂取する

胃酸(HCl)と反応して塩化マグネシウム(MgCl2)になる

膵液(NaHCO3)と反応して、重炭酸塩(炭酸水素マグネシウム:Mg(HCO3)2)や炭酸塩(炭酸マグネシウム:MgCO3)になる

塩類の濃度が高まり浸透圧がかかる

腸管から腸内に水分が移動する

口から採った酸化マグネシウムは、体内の胃酸や膵液と反応して重炭酸塩や炭酸塩になります。

これらの塩類は、腸内で吸収されません。その場にとどまることで浸透圧がかかり、腸内に水分が移動します。

するとその水分で便が柔らかくなり、老廃物を体の外に出しやすくなります。

長谷川ろみ
すごいですよね、この仕組み!便が柔らかくなって外に出しやすくなるだけじゃなく、腸を刺激するのでぜん動運動が起こりやすくなるとも言われています。自然な形で排便を促したい方には、効果的です。

効き目が穏やかで無理がないので、酸化マグネシウムのメカニズムを使った便秘薬は「非刺激性の便秘薬」と呼ばれます。

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酸化マグネシウムに便秘解消効果がある理由

酸化マグネシウムに便秘解消効果がある理由を大きく分けると2つあります。

理由➀ 水分を吸収して便を柔らかくするから
理由➁ 腸のぜん動運動を促すから

一つずつ整理してみましょう。

理由➀ 水分を吸収して便を柔らかくするから

便秘の大きな原因の一つは、水分不足です。

これは単純に飲み水が少ないというケースと飲み水が十分だったとしても「大腸内」に水分が少ないケースの2種類があります。

体内の水分量が十分ならば、酸化マグネシウムの便秘薬を使うことで、大腸内の水分量を調節し、便を柔らかくしてくれます。

便は腸内の水分を吸収して柔らかく膨らまないと、腸のぜん動運動で肛門まで動いてくれません。

酸化マグネシウムを使って、人工的に水分量の調節をすることが排便を促してくれます。

酸化マグネシウムはもちろん良いのですが、マグネシウムが多く含まれた食材を食べても、便はやわらかくなるといわれています。

海苔
わかめ
昆布
ひじき
干しエビ
しらす
発芽玄米
ライ麦パン
切り干し大根
落花生
きなこ
豆腐
納豆
など
長谷川ろみ
食事からマグネシウムを採るのも、便秘予防に効果がありますよ。

理由➁ 腸のぜん動運動を促すから

酸化マグネシウムが便を柔らかくすると、便は膨張して体積が大きく増えることになります。

体積が増えると腸壁へ刺激を伝えることができ、腸のぜん動運動が活性化することがわかっています。

腸内の水分を使って便を膨らませ、腸を刺激しましょう。

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酸化マグネシウムを使った便秘薬の特徴

酸化マグネシウムを使った便秘薬は、便秘初心者向きだと言われます。

なぜ、酸化マグネシウムは初心者向きなのでしょうか?

その理由はこれらの特徴があるからです。

特徴➀ 耐性がつきにくい
特徴➁ お腹が痛くなりにくい
特徴➂ 胃酸過多の人にも効果あり
特徴➃ 結石予防にも効果あり

一つずつ見ていきましょう。

特徴➀ 耐性がつきにくい

酸化マグネシウムを使った便秘薬は、耐性がつきにくいと言われています。

そのため、繰り返し使用しても効果が落ちることはありませんし、長期間の服用が可能です。

まずは酸化マグネシウムを使った便秘薬で、自分の便秘が改善されるかどうかを確認してから、どうしても改善しない時だけ次の挑戦をすることが推奨されます。

特徴➁ お腹が痛くなりにくい

酸化マグネシウムを使った便秘薬は、お腹が痛くなりにくいと言われています。

刺激性の便秘薬は腸を直接刺激するため効果が強い反面、お腹が痛くなる方も多くいらっしゃいます。

特に小さいころから慢性的に便秘薬を飲んでいるベテランさんではなく、たまに便秘になるぐらいの方が刺激性の便秘薬を飲むと刺激が強すぎる可能性があります。

初めて便秘薬を服用される方や、便秘薬を飲んでお腹が痛くなるのが苦手な方は、酸化マグネシウムを使った便秘薬からはじめましょう。

特徴➂ 胃酸過多の人にも効果あり

酸化マグネシウムを使った便秘薬の意外な効果として、酸を中和する働きがあります。

酸化マグネシウムは胃の中で胃酸と反応して、塩化マグネシウムになります。

その化学反応で胃酸が中和されて、胃酸が多く出すぎてしまう胃酸過多などの症状を緩和することができます。

胃酸は胃炎や胃潰瘍を発症する原因になるのはもちろんのこと、腸内環境を乱す原因にもなりかねないため、多すぎるのは危険です。

腸内環境が荒れるリスクを下げてくれるのが酸化マグネシウムなのです。

長谷川ろみ
胃酸過多に効果があるのはありがたい人も多いのではないでしょうか?意外な効果だよね!

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酸化マグネシウムを使った便秘薬の副作用

一方で酸化マグネシウムを使った便秘薬には副作用もあります。

特に心配される副作用は以下の2つです。

副作用➀ 下痢・腹痛
副作用➁ 高マグネシウム血症

一つずつ見ていきましょう。

副作用➀ 下痢・腹痛

酸化マグネシウムを使った便秘薬の副作用として、いちばん心配されることが多いのは下痢・腹痛です。

酸化マグネシウムを使った便秘薬を飲み過ぎると、腸内の水分を集める過程で下痢になったり、腸のぜん動運動が異常に発生して腹痛につながる可能性もあります。

基本ですが、便秘初心者の方は、最初は少量から飲み始めることもとても大切です。

副作用➁ 高マグネシウム血症

酸化マグネシウムを使った便秘薬の副作用として、件数は少ないですが危険性が高いのは、高マグネシウム血症です。

高マグネシウム血症
=血中マグネシウムが増えすぎてしまうこと
=悪心・嘔吐、血圧低下、徐脈、意識障害、呼吸抑制などの症状が現れる

高マグネシウム血症とは、血中マグネシウムが増えすぎてしまうことで起こります。

特に以下の方は注意が必要です。

・腎障害をお持ちの方
・ご年配の方
・骨粗しょう症のお薬(活性型ビタミンD3製剤)を服用されている方

高マグネシウム血症の症状としては、吐き気や血圧の低下からはじまり、ひどくなると呼吸がしずらくなったり、意識障害を起こすこともあります。

厚生労働省の2008年の資料(※1)によると、便秘薬に含まれる酸化マグネシウムとの因果関係が疑われる副作用報告が3年間のうちに15件寄せられ、そのうち2名は死亡したと報告されています。

服用するときは必要最低限の使用量に控えるのはもちろんのこと、吐き気やめまい、だるさを感じた場合は直ちに医療機関を受診してください。

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酸化マグネシウムを使った便秘薬の飲み方

便秘初心者の方向けに酸化マグネシウムを使った便秘薬の飲み方をまとめてみましょう。

飲み方➀ 必要最低限の量から試す

酸化マグネシウムを使った便秘薬を服用するときは、必要最低限の使用量に控えましょう。

たかが便秘薬と思っていると、高マグネシウム血症を起こし、不整脈や心肺停止などに陥ることもあります。

酸化マグネシウムを使った便秘薬の初期症状である吐き気やめまい、だるさを感じた場合は直ちに医療機関を受診してください。

飲み方➁ コップ1杯の水かぬるま湯で飲む

酸化マグネシウムを使った便秘薬を服用するときは、多めの水を一緒に飲むことが望ましいとされています。

なぜなら水を呼び込むことで便を柔らかくする薬だからです。

また、胃の中で分解されないように腸まで届くようにコーティングされた「腸溶製剤」タイプの便秘薬を飲む場合は、牛乳と一緒に飲んではいけません。

薬が胃で溶けてしまうからです。

薬はコップ1杯の水かぬるま湯で飲むのが基本です。

他にも薬の効果が弱まったり、吸収を悪くする組み合わせがあるので、必ず薬は水で飲むようにしましょう。

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まとめ~酸化マグネシウムに便秘解消効果がある理由~

酸化マグネシウムは便秘薬の中でも「塩類下剤(えんるいげざい)」に分類される、安心安全で副作用が少ないお薬です。

塩類下剤は、腸内に水分を引き付けて、腸内容物に水分を吸収させることで便を柔らかくし、老廃物として外に出しやすくする力があります。

【酸化マグネシウムのはたらき】
酸化マグネシウムを口から摂取する

胃酸(HCl)と反応して塩化マグネシウム(MgCl2)になる

膵液(NaHCO3)と反応して、重炭酸塩(炭酸水素マグネシウム:Mg(HCO3)2)や炭酸塩(炭酸マグネシウム:MgCO3)になる

塩類の濃度が高まり浸透圧がかかる

腸管から腸内に水分が移動する

酸化マグネシウムに便秘解消効果がある理由を大きく分けると2つあります。

理由➀ 水分を吸収して便を柔らかくするから
理由➁ 腸のぜん動運動を促すから

お腹が痛くなることもクセになることも少なく、安心安全な便秘薬であると言えます。

しかし、その一方で酸化マグネシウムを使った便秘薬には副作用もあります。

副作用➀ 下痢・腹痛
副作用➁ 高マグネシウム血症

副作用のほとんどが下痢で安全な便秘薬であることは間違いありません。

しかし、報告は少ないものの高マグネシウム血症による不整脈や心配停止など大きな病気に発展することもあるので注意が必要です。

酸化マグネシウムを使った便秘薬を服用するときは、必要最低限の使用量に控えましょう。

酸化マグネシウムを使った便秘薬の初期症状である吐き気やめまい、だるさを感じた場合は直ちに医療機関を受診してください。

参考にしてみてね。

参考文献

(※1)厚生労働省資料 酸化マグネシウムの副作用
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/08/dl/s0806-9a_0010.pdf

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