【検証】韓国伝統飲料のシッケ、美味しい?まずい?甘酒との違いや効果効能まとめ

困った人
韓国ドラマででよく見る「シッケ」って美味しい?まずい?効果効能は?甘酒と似てるってほんと?

今回は、こんな疑問にお答えします。

本記事の結論
・韓国伝統飲料のシッケのは、好き嫌いが分かれる味
・甘い伝統的な飲み物である点は、韓国のシッケと日本の甘酒は似ている
・しかし、韓国のシッケは麦芽酵素の分解によって甘くなるが、甘酒は麹菌の発酵によって甘くなるので、作り方が全く違う

実はわたし、20代の時に1年間、韓国に住んでいました。

その時によく街中で見た透明の大きなプラスチックの樽。

その中には半透明の薄い甘酒みたいな液体がたっぷり入っていました。

その正体は、韓国の伝統飲料「シッケ」。

今回は、そんな不思議な韓国の伝統飲料「シッケ」と日本の伝統飲料「」の違い、その栄養素や効果効能についてまとめてみました。

長谷川ろみ
この記事を書いた人:腸活研究家 長谷川ろみ詳しくはこちら

韓国の伝統飲料「シッケ」とは?

韓国の伝統飲料「シッケ」は、ぱっとみ日本の発酵飲料「」に似ています。

味も甘くて、「韓国では疲れた時に飲む?」というイメージがあるようです。

長谷川ろみ
わたしの韓国人の友人いわく、「韓国ではシッケを疲れた時に飲むんだ」と言っていました。ほんとかなぁ?笑 お買い物途中でつかれたーって言ったら、美味しい、美味しいってめちゃくちゃすすめてくれたのが懐かしい…。笑

韓国の街で見る「シッケ」

日本でも神社やお祭りで甘酒を配っていることがありますが、韓国の街を歩いていると、たまに白濁した液体が入った透明な樽に出会うことがあります。

屋台の近くに置かれていたり、店頭に並べられていたり、置き場所はそれぞれですが、大きいからとても目立ちます。

韓国人の友達と一緒に歩いていると、みんなうれしそうな笑顔になり、「これは、韓国の伝統の発酵飲料だから、ぜひ飲まないと!」とすすめてきます。笑

この飲み物の正体が、韓国の伝統飲料「シッケ」です。

韓国のチムジルバン(スーパー銭湯)でみる「シッケ」

韓国ドラマによく出てくるスーパー銭湯「チムジルバン」。

大浴場あり、サウナあり、あかすりあり、食堂ありのリラックス施設ですが、「チムジルバン」で飲むことができる飲み物の代表格が「シッケ」です。

長谷川ろみ
なぜかみんな、シッケとゆでたまごというセットで食べてます。わたしはシッケも飲んだけど、チムジルバンでしか飲めない、糖分多めの梅ジュースが美味しくて好きだったなぁ。

韓国の伝統飲料「シッケ」の原料と作り方

厳密にいうと韓国の伝統飲料「シッケ」と全く同じものは、日本にはないと思います。

(もしかしたら、どこかの地方では伝統的に昔から飲んでいるかもしれないけど、関東生まれのわたしはみたことがないです)

似ているのは日本の伝統発酵飲料「」です。

しかし、韓国の伝統飲料「シッケ」と日本の伝統発酵飲料「」は、原料も作り方も大きく異なります。

「シッケ」の原料

韓国の伝統飲料「シッケ」の主な原料は、3つです。

麦芽粉

砂糖
(水)

韓国の伝統飲料「シッケ」は日本の甘酒と似ていますが、厳密に言うと「発酵菌」を使って作る「発酵飲料」ではありません。

シッケが甘酒みたいに甘い理由は、原料の麦芽に含まれる「糖化酵素」にあります。

糖化酵素のアミラーゼが米のでんぷんを分解することによって、甘くなります。

甘酒は麹に含まれる「麹菌」が米のでんぷんを分解することによって甘くなるので、甘くなる過程が大きく異なります。

長谷川ろみ
麦芽の糖化酵素を利用する飲み物には、ビールやウイスキーがあります。韓国の伝統飲料「シッケ」は原料や作り方を考えると、甘酒よりもビールやウイスキーに似ています。

「シッケ」の作り方

韓国の伝統飲料「シッケ」は、お店でも売っていますが、各家庭でも普通に作ります。

長谷川ろみ
わたしも韓国人の友達の実家で「シッケ」をごちそうになりました。隠し味に「しょうが」を入れていたみたいで、しょうが湯っぽくておいしかったです。

「シッケ」の作り方はシンプルです。

1:麦芽に水を入れて1〜2時間放置する
2:麦芽をもみ、濾して、絞る
3:炊飯器に米と麦芽汁の上澄みだけ入れて保温する
4:米が浮かんで来たら、湯に溶かした砂糖を入れて好みの味に調整する

ご家庭によってしょうがを入れたり、シナモンをいれたり、お砂糖をはちみつに変えたり、干しなつめや松の実を入れたりしてアレンジするようです。

シッケの味はまずい?美味しい?

韓国の伝統飲料「シッケ」も日本の発酵飲料「」も、結果的にお米のでんぷんが糖に分解されるのは一緒です。

だから、味はとても似ています。

長谷川ろみ
わたしが飲んだ感想を言うと、甘酒のほうがお米の甘さを強く感じ、シッケは香ばしい風味を感じます。土鍋とかでちゃんとごはんを炊いたときのおこげの風味に似ている香ばしさをふわっと感じるんだよなぁ。麦芽の風味ですかね?笑

また日本の甘酒よりもさっぱりとしていて、清涼飲料水としてぐびぐび飲める感じの味になっています。

韓国の方は、小さいころからこのシッケを飲んで育っている方が多いようで、「懐かしい味」と形容する方も多いです。

手作りするママさんも多いようで、家庭の味なるものの存在するみたい!そんなところも甘酒に似ていますね。

長谷川ろみ
実はわたしも最初に「シッケ」を飲んだ時は、「ん?まずい?笑」って思ったんですが、慣れたら美味しくなってきました。笑 実はわたし小さいころに「」を始めて飲んだ時も「ん?まずいかも?」って思ったので、やっぱり味が似ているのかもしれません。慣れると美味しく感じるから不思議です。

シッケの有名メーカーと言えば「paldo」

韓国のコンビニで、必ずといっていいほど見かける缶入りのシッケ「paldo」。

長谷川ろみ
韓国ドラマとかでも一番良く見るのが「paldo」の「ピラッシッケ」かも…。この黄色い缶、韓国ドラマが好きな人なら1度はみたことあるかも?

この缶入りのシッケを作っているのは「paldo」は、インスタントラーメンを作っている有名なメーカーです。

もともとは韓国のヤクルトメーカーで、そこからラーメン事業部を分社化しました。

長谷川ろみ
ラーメン屋さんで甘酒を作っている…と考えるとなんとなく変な感じはするけど、おいしければいいか。笑

韓国の伝統飲料「シッケ」と日本の伝統発酵飲料「」の違い

韓国の伝統飲料「シッケ」と日本の伝統発酵飲料「」はよく似ていると言われます。

しかし、実は全く違います。

違い➀ 原料

日本の伝統発酵飲料「」は、麹から作ります。

一方、韓国の伝統飲料「シッケ」は、麹は関係ありません。麦芽粉から作ります。

日本の甘酒は、2種類あるので、念のため2つとも原料を書いてみました。

麹甘酒(日本)
=麹+米+水
酒かす甘酒(日本)
=酒粕+水+砂糖
シッケ(韓国)
=麦芽粉+米+水+砂糖

違い➁ 甘くする方法

日本の伝統発酵飲料「」は、麹菌が持つ酵素ででんぷんが分解されて糖ができます。

一方、韓国の伝統飲料「シッケ」は、麹菌は関係ありません。麦芽に含まれる酵素から作ります。

糖化酵素のアミラーゼが米のでんぷんを分解することによって甘くなるのがシッケです。

韓国の伝統飲料「シッケ」と関西の定番ドリンク「冷やしあめ」の違い

実は韓国の伝統飲料「シッケ」は日本の主に関西で飲まれる定番ドリンク「冷やしあめ」に似ています。

材料を比べてみると以下のとおり。

韓国の伝統飲料「シッケ」
=麦芽粉+米+水+砂糖
関西の定番ドリンク「冷やしあめ」
=麦芽水飴+しょうが+水
長谷川ろみ
ええええ。めちゃくちゃ似てない?!関西出身の人、もしいたら違いを教えてください。笑 韓国の伝統飲料「シッケ」も本場で飲むとしょうがを入れているご家庭がめちゃくちゃ多いんです。これはひょっとすると甘酒よりも冷やしあめのほうがずっとシッケに近いなぁ。

韓国の伝統飲料「シッケ」の口コミ

韓国の伝統飲料「シッケ」は、まずいと感じる人とおいしいと感じる人がいて、個人差が多いように思います。

ここではいくつか口コミをご紹介してみましょう。

口コミ➀ 「シッケ」は甘酒を薄くした味

長谷川ろみ
いちばんよく言われる感想がコレ?!わたしもまさにはじめて飲んだ時はそう思いました。笑 この薄めた感じをまずいって感じる人もいるみたい。

口コミ➁ 「シッケ」は調味料としても使える!

長谷川ろみ
お砂糖とか水飴の代わりに使うんですね!これ、絶対美味しい!食べたい!笑 たしかに「シッケ」をお砂糖替わりにするのは最強だわ!

口コミ➂ バナナシッケなどアレンジされた商品も発売中

口コミ➃ 「シッケ」は口に合わない・まずいと思う人もいる…



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韓国の伝統飲料「シッケ」の効果効能

甘酒は100個以上の酵素をもった麹菌が分解していることもあり、とても分解の過程が複雑なので、できるビタミンやミネラル、酸などがとても多いのですが、それに比べるとシッケはシンプルなのかなと思います。

しかし、シッケも麦芽で分解される過程で、いろいろなものを作るのは同じだし、お米のでんぷんが糖化されることで細かくなるのも同じ。

細かい糖といえば、エネルギーにすぐになりやすいブドウ糖や腸内細菌のえさになるオリゴ糖。お米のまま食べるよりも腸にはよい可能性が高いんです。

効果効能➀ 食物繊維で便秘予防

甘酒も同じですが、シッケにもお米由来のたくあんの食物繊維が入っています。

食物繊維は、腸の蠕動運動を促したり、腸内細菌のえさになることで腸内環境を整えてくれることが知られています。しかも、血管内に積もったコレステロールの排出を助けてくれます。

効果効能➁ オリゴ糖で腸内環境改善

シッケにはブドウ糖やオリゴ糖がたくさん含まれています。

ブドウ糖は唯一脳のエネルギーになるといわれることもあるほど、エネルギーになりやすい細かい糖です。そのため、脳の活性化を助けてくれるといわれています。

オリゴ糖は腸内環境を整えてくれる働きがあります。その他、二日酔い解消や動脈硬化の予防にも効果があるといわれています。

まとめ ~韓国の伝統飲料「シッケ」の効果効能~

日本の甘酒や冷やしあめがが好きな方はもちろん、甘酒や冷やしあめが苦手な人にも一度のんでみてほしい韓国の伝統飲料「シッケ」。

「砂糖水」と表現する人も多いくらいなので、甘酒よりもシッケのほうが清涼飲料水っぽく、シンプルでさわやかです。

まったりとした甘さが苦手な方のお口にもあうかもしれません。

麹甘酒(日本)
=麹+米+水
酒かす甘酒(日本)
=酒粕+水+砂糖
冷やしあめ(日本)
=麦芽水飴+しょうが+水
シッケ(韓国)
=麦芽粉+米+水+砂糖

わたしも最初に飲んだ時は少しびっくりしたけど、あの珍しい香ばしさはちょっと懐かしくなるんですよね。

飲んだことがない方は、ぜひお試しください。

長谷川ろみ
この記事を書いた人:腸活研究家 長谷川ろみ詳しくはこちら

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