
今回は、こんな疑問にお答えします。
・ホットヨーグルトが効果なしと言われる理由は、体質によって効果のあるなしが大きく違うから
・ホットヨーグルトは胃腸が冷えて、働きが悪くなりやすい方におすすめ
ホットヨーグルトは、10年以上前に女芸人の山田花子さんが6㎏以上痩せたことで注目されたダイエット食材です。
1か月半でわかりやすい効果が出て、ダイエット中の停滞期が起こりにくくなったという理由で注目され、当時はマネする人が多かったのだとか。
しかし、ネットでは「ホットヨーグルトは効果なし」と言われることも少なくありません。
そこで!今回は「ホットヨーグルト」について大調査!
ヨーグルトを温めることで、どんな嬉しい効果があるのか、それともないのか、実践者の口コミなどを元に整理してみましょう。

目次
ホットヨーグルトとは?
ホットヨーグルトとは、通常のヨーグルトを38~40℃程度まであたためたもののことを言います。
=通常のヨーグルトを38~40℃程度まであたためたもののこと

なぜヨーグルトを温める必要があるのか
ヨーグルトは気軽に食生活にとりいれられる発酵食品で、腹持ちもよいため、よくダイエットの置き換え食によく使われます。
また、腸内環境を改善する効果があるため、ダイエットや健康・美容効果も注目されています。
しかし、一方で体に合わない人が多い食材であることも事実です。
例えば、このような体質の方は、ヨーグルトを食べるのはあまりよくありません。腸内環境を整えるという意味でも、逆効果になってしまう可能性があります。
・乳糖を分解できない体質である
・胃腸が冷えやすい
ホットヨーグルトは、このうちの「胃腸が冷えやすい」方でも、胃や腸に負担をかけずに、ヨーグルトの栄養を吸収することができるという点で注目されています。

ホットヨーグルトダイエットとは?
ホットヨーグルトは「食生活にとりいれるだけで楽に痩せられるダイエット」との触れ込みで、テレビ番組で紹介され、人気になりました。

ホットヨーグルトダイエットのメリットとデメリットは以下のとおりです。
・胃腸が冷えやすく、冷えが原因で蠕動運動が起こりにくい人でも胃腸の働きを高める可能性がある
・作り方が簡単なので料理ができない人でも続けやすい
・ヨーグルトを温めるとまずい
・もともと冷え腸でない人は効果を感じにくい
ホットヨーグルトダイエットの口コミ
ホットヨーグルト始めました~!
ダイエット二日目1.4キロ痩せた~!
うちの時代きたわ~!— 우라라 (@urarajp) February 10, 2014
1kg痩せた!\(^o^)/ホットヨーグルトのおかげか?!…1kgは痩せた内に入らないとか言うなよ!
— はば学生A (@imstarn) December 17, 2010

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ホットヨーグルトは効果なしと言われる理由
ホットヨーグルトダイエットは効果がないと言われる理由として多いのは、以下の2点です。
理由➁ 腸が冷えてしまうタイプの人以外はあまり効果を感じない
一つずつ見ていきましょう。
理由➀ 乳酸菌を温めると死んでしまう?
ホットヨーグルトは効果なしと言われる理由として語られやすいのは、「乳酸菌を温めると死んでしまうから」という文脈です。
乳酸菌は冷えに強く、熱に弱い微生物です。
乳酸菌が活発に活動するのは20~40度ぐらいの温度の時で、それ以上温度が高くなると死んでしまうのも事実です。
しかし、そもそも死菌はダメっていう考え方には少し疑問があります。
人間の体の中には胃酸などの酸が多く、そもそも口から摂取した乳酸菌のすべてが生きて腸まで届くわけではありません。
また、死菌も腸内細菌のエサとなって腸内環境を整えるため、必ずしも生きている菌を採らなければならないわけではありません。
また乳酸菌自体が20~40度ぐらいの温度の時にいちばん活発に活動するのは本当ですが、だからと言って、人間の体にどんな影響があるかは、まだ正確にわかっていません。


もちろん乳酸菌の種類によっては、生きて腸まで届きやすく、また届いたほうが良い菌もありますが、温めると乳酸菌が死んでしまうことと、腸内環境を整える効果や、腸内環境が整ったことで痩せ体質になることとはあまり関係がない可能性もあります。

理由➁ 腸が冷えてしまうタイプの人以外はあまり効果を感じない
ホットヨーグルトは効果なしと言われる理由の2つ目は、腸が冷えてしまうタイプの人以外はあまり効果を感じないからです。
ヨーグルトはもちろん、他の食べ物やお水もそうなのですが、冷たすぎる食べ物は胃腸に負担をかけます。
代謝も悪くなるので、胃腸の動きが止まってしまったり、栄養の吸収率が低くなります。

芸人の山田花子が結婚式の為に痩せたっていうホットヨーグルト挑戦してみた!お腹がぽかぽかしていい感じ。
— みどり (@nao_syan) June 12, 2011
ホットヨーグルトの効果効能
ホットヨーグルトにしたからといって、冷たいヨーグルトと全く違う効果が生まれるわけではありません。
しかし、体に合うようであれば、ヨーグルトは腸活食材としてとても有効です。

効果効能➀ ダイエット・代謝アップ
ホットヨーグルトが冷え腸を防ぐことで、代謝アップが期待できます。
特に冷えやすい体質の方は、冷えが腸の機能を低下させてしまうので、体を冷やさないための工夫はとても大切です。

効果効能➁ 便秘改善&美肌キープ
ホットヨーグルトが冷え腸を防ぐことで、胃腸の働きを弱めず、便秘の改善ができます。
腸内環境が汚れていると、腸内の老廃物をエサに腐敗菌が腐敗活動を繰り返し、病気のもとになる成分やガスをたくさん作ってしまいます。
特に腸が冷えやすい方は、温かいものを食べると腸のぜん動運動が活発になり、便秘解消や美肌キープに効果的です。
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ホットヨーグルト基本の作り方
ホットヨーグルトは、温め過ぎるとあまりおいしくありません。
口コミをみても「まずい」という声は多いです。
三日間くらい続けてんだけどホットヨーグルトまじまずいみんな食べてみ吐きそうになるから
— kozue (@svt_173) January 21, 2016
ホットヨーグルトまずい。作り方違うんかなー
— シゲナガ ミクリヤ マサヨ (@shigeriya) February 15, 2011

無理なく続けるためには、自分に合うホットヨーグルトの作り方をみつけましょう。
基本の材料
水:大さじ1
基本の作り方
➁ラップをかけずそのまま電子レンジに入れて、約30秒〜1分加熱する
➂お好みのトッピングを加える
おいしく作るコツ
ホットヨーグルトはそのまま電子レンジにかけると、分離してしまうことがあります。
そこで大さじ1杯の水をあらかじめ加えておけば、分離を防げるのでおすすめです。
トッピングは自由に好きなものを入れると続けやすくなります。なるべくなら食物繊維が多いものを追加して、腸を元気にしましょう。
ホットヨーグルトを食べるタイミング
ホットヨーグルトを食べる最適なタイミングは、目的によって異なります。
一つずつ見ていきましょう。
朝:睡眠の質改善
ホットヨーグルトにはタンパク質に多く含まれ、睡眠の質を高める「トリプトファン」がたくさん含まれています。
朝のうちにトリプトファンを十分に採っておくと、昼ごろには幸せホルモン「セロトニン」が作られ、夜になると「セロトニン」は睡眠ホルモンの「メラトニン」に変化します。
メラトニンがたくさん分泌されていると、睡眠のリズムが乱れることなく、質の良い睡眠をとることができます。
食前:血糖値の上昇抑制
空腹の状態で食べ物に含まれる糖質を食べてしまうと、急激に血糖値が上がります。
血糖値の急激な上げ下げがクセになってしまうと、肥満や生活習慣病を招く原因になります。
ホットヨーグルトを食前に採ると、血糖値の上昇が緩やかになるため、肥満を防いでくれます。
食後:便秘解消
ホットヨーグルトはいつ食べても効果的ではありますが、腸内環境を整えることが目的であれば食後が良いと言われています。

食後は胃の中に食べ物があります。そのため、胃酸のPH値が中性になり、胃酸の刺激が弱くなります。
そのタイミングでホットヨーグルトを食べれば、腸に乳酸菌を届けやすくなります。
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まとめ~ホットヨーグルトは効果なし?!~
ホットヨーグルトは10年以上前から人気のダイエット食材ですが「ホットヨーグルトは効果なし」というウワサされることもあります。
その主な理由は以下の2点です。
理由➁ 腸が冷えてしまうタイプの人以外はあまり効果を感じない
乳酸菌は25~40℃ぐらいの環境を好み、それ以上の熱を加えてしまうと死んでしまいます。
死んでしまっても「死菌」は腸内細菌のエサとなり、腸内環境の改善に役立ってくれますが、生菌を摂りたい方にとっては、効果なしと思われてしまいます。
また、ホットヨーグルトは腸が冷えて、胃腸の機能が落ちてしまう方にとっては有用ですが、冷え性とは無縁の方にとっては、あまりメリットが感じられないかもしれません。
また、ホットヨーグルトは作り方にもちょっとしたコツがいり、上手に作れないと「まずい」と感じがちなので、あまり良い印象を持たない方も多い可能性があります。
ホットヨーグルトダイエットのメリットとデメリットは以下のとおりです。
・胃腸が冷えやすく、冷えが原因で蠕動運動が起こりにくい人でも胃腸の働きを高める可能性がある
・作り方が簡単なので料理ができない人でも続けやすい
・ヨーグルトを温めるとまずい
・もともと冷え腸でない人は効果を感じにくい
腸が冷えてしまうタイプの人以外はあまり効果を感じないかもしれませんが、逆に冷え腸の方は試す価値ありです。
ホットヨーグルトを習慣にして、便秘知らずの代謝の良い体を維持するきっかけにしましょう。
ホットヨーグルト以外の発酵食品にも興味がある方は、発酵ライフアドバイザー養成講座もおすすめです。
参考にしてみてね。