ヤバッ!薄口醤油がない!代用品は濃口醤油?それとも白だし?それぞれの使い方の違いを発酵のプロが解説します!

薄口醤油がない代用品は濃口醤油

【この記事で解決できるお悩み】
・「薄口醤油」を「濃口醤油」で代用しても大丈夫?
・それとも「薄口醤油」は「白だし」で代用すべき?それとも…

長谷川ろみ

この記事では、こんなお悩みを解決します!

「市販のレシピを見ながら料理をしていたら、薄口醤油が必要なことがわかった。家にあるのは普通の醤油(濃口醤油)だけ……」

そんな時、あまりなじみがない薄口醤油をわざわざ買うのは勇気がいりますよね。代用品として最初に思いつくのは、やっぱり濃口醤油です。

そこで今回は、濃口醤油で薄口醤油の代用ができるのか、発酵のプロが徹底解説!

具体的な使い方はもちろん、ほかにも代用案として名前が挙がる「白だし」や「めんつゆ」についてもまとめてみました。

長谷川ろみ

この記事を書いた人:
腸活研究家 長谷川ろみ
発酵食品にハマり、ダイエットなしで12㎏減。痩せたことをきっかけに腸を愛でる生活に目覚める。重度の便秘から解放され、腸活研究家として活動開始。今では発酵ライフ推進協会通信校校長を務め、昔の自分と同じ悩みを持つ方に向けて腸や菌のおもしろさを発信中。詳しくはこちら

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目次

結論!薄口醤油は濃口醤油で代用できる!白だし・めんつゆは注意が必要

結論から言うと、薄口醤油は濃口醤油で代用できます。

白だしやめんつゆは代用できなくはないですが、高度なテクニック、もしくは慣れが必要なのであまりおすすめではありません。

代用方法① 濃口醤油の場合
代用方法② 白だしの場合
代用方法③ めんつゆの場合

一つずつ見ていきましょう。

代用方法① 濃口醤油の場合

濃口醤油で代用する場合は、薄口醤油1に対して、半分(0.5)の量を使って、塩を足します。

薄口醤油小さじ1=濃口醤油小さじ0.5+塩0.5グラム(少々)
薄口醤油大さじ1=濃口醤油大さじ0.5+塩1.5グラム(小さじ1/4)
長谷川ろみ
同じ量だとちょっと塩分控えめになるんです。ちゃんと理由を解説するよ。

代用する時の2つのポイント

薄口醤油を濃口醤油で代用する時のポイントは以下の2つ。

①塩分濃度
②色

薄口醤油は、その名前のイメージから「味が薄い醤油=塩分が少ない醤油」と思ってしまいがちですが、現実はそうではありません。

むしろ、普通の醤油よりも薄口醤油のほうが塩分濃度が高く、似た味にしたい場合は塩分を足す必要があります。

長谷川ろみ
塩分を控えている人は、あえて塩1.5グラムを追加しないで薄めにしてもいいかもしれないですね!

そして、色も問題です。

薄口醤油はほとんど色がないため、濃口醤油を使うと食材がまっ茶色になってしまいます。

そこで、濃口醤油自体は半分にして、薄口醤油に近い色を作ります。

具体的な代用の公式

醤油に含まれる塩分は、小さじ1杯で約1グラム、大さじ1杯で約3グラムなので、それぞれを代用すると、このようになります。

薄口醤油小さじ1=濃口醤油小さじ0.5+塩0.5グラム(少々)
薄口醤油大さじ1=濃口醤油大さじ0.5+塩1.5グラム(小さじ1/4)
長谷川ろみ
塩0.5グラムを小さじで測るのは大変なので…親指と人差し指でほんのひとつまみぐらいの気持ちで大丈夫です。
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代用方法② 白だしの場合

薄口醤油の代用品候補として、白だしを検証してみましょう。

結論!白だしで代用するのはおすすめではない

白だしは、薄口醤油の代用品候補としてはあまりおすすめではありません。

その理由は以下の2点。

理由① いろんな材料が入っているので代用が難しい
理由② 商品によって味が違うので代用が難しい

一つずつ見ていきましょう。

理由① いろんな材料が入っているので代用が難しい

白だしは、濃口醤油や薄口醤油と比べると、使う材料にルールがありません。

だから、いろんな材料が入っていますし、味も複雑です。

薄口醤油の代用として使うにしては、入っているものが多い印象があります。

参考にしょうゆの日本農林規格を見てみると、以下のとおり。

JAS規格有無内容
濃口醤油ありしょうゆのうち、大豆にほぼ等量の麦を加えたもの又はこれに米等の穀類を加えたものをしょうゆこうじの原料とするものをいう。
薄口醤油ありしょうゆのうち、大豆にほぼ等量の麦を加えたもの又はこれに米等の穀類若しくは小麦グルテンを加えたものをしょうゆこうじの原料とし、かつ、もろみは米を蒸し、若しくは膨化したもの又はこれをこうじ菌により糖化したものを加えたもの又は加えないものを使用するもので、製造工程において色沢の濃化を抑制したものをいう。
白だしなし

引用:しょうゆの日本農林規格

白だしは規格がないので、使われている材料はいろいろです。

醤油
だし
みりん
砂糖

焼酎
しいたけ
昆布など
長谷川ろみ
うーん、これ見るだけでも複雑…味はおいしそうだけど、代用には向かないかも…

味が違っても気にならなければ代用OKですが、本来のレシピとは違う味になるのは否めません。

理由② 商品によって味が違うので代用が難しい

白だしは、使う材料にルールがないので、商品によって味が違います。

商品Aなら代用できるけど、商品Bだと全く違う味になる…ということもあり得ます。

例えば、1938年に愛知県で創業し、昔ながらの杉樽でつくる醤油屋「日東醸造株式会社」さん。

こちらの白だしは、白醤油「三河しろたまり」をベースに、「三河みりん」とコラボした愛知県の傑作です。

長谷川ろみ
鰹節やしいたけ、昆布などの自然のだしもたくさん使っていますね。
小麦(愛知産)、鰹節(鹿児島産)、食塩(海の精)、みりん(三河みりん)、粗糖、米焼酎、しいたけ(愛知産)、昆布(道南産)

一方、福岡の小さな醤油蔵から始まり、人気のブランドとなった「茅乃舎(かやのや)」さん。

こちらの白だしは、魚醤や焼きあごなどとにかく魚介類をたくさん使っている印象です。

食塩(国内製造)、みりん、発酵調味料、水あめ、かつお節エキス、かつお節、椎茸だし、昆布エキス、そうだかつお節、酵母エキス、焼きあご、風味調味料(かつお)、魚醤(あご)、しょうゆ、砂糖、米酢、(一部に小麦・大豆を含む)
長谷川ろみ
原材料が全く違うし、複雑だぁ…単純な代用はできませんなー。おいしくはなりそうだけども。笑

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代用方法③ めんつゆの場合

薄口醤油の代用品候補として、めんつゆも検証してみましょう。

結論!めんつゆで代用するのはおすすめではない

めんつゆは、薄口醤油の代用品候補としてはあまりおすすめではありません。

その理由は以下の2点。

理由① 濃縮の度合いで味が全く違うので代用が難しい
理由② 商品によって味が違うので代用が難しい

一つずつ見ていきましょう。

理由① 濃縮の度合いで味が全く違うので代用が難しい

めんつゆは濃縮の度合いによって、まったくと言っていいほど、使う量が変化します。

そのまま使うタイプのものもあれば、希釈タイプ2倍のもの、3倍のものなど、その種類はさまざま。

単純に薄口醤油との比較はしずらく、あまりおすすめできません。

さらに、めんつゆには醤油以外の材料として、砂糖や魚のエキスが多めに入っています。

薄口醤油の代用品として使うと、かなり味や風味が濃くなる可能性が高いので注意しましょう。

理由② 商品によって味が違うので代用が難しい

めんつゆも白だしと同じく、使う材料にルールがないので、商品によって味が違います。

商品Aなら代用できるけど、商品Bだと全く違う味になる…ということもあり得ます。

例えば、江戸時代に塩の名産地だった小豆島にある人気の醤油蔵「正金醤油」さん。

こちらのめんつゆは、あっさりした味が好きな人なら絶対に癖になる、醤油本来のうまみを感じるさっぱり系のめんつゆです。

しょうゆ(本醸造)(大豆・小麦を含む)、砂糖、かつおぶし、煮干し、昆布、食塩

一方、岐阜県の山の奥の醤油蔵で、大ヒットした「アイスクリームにかける醤油」などを生み出すアイデア力がすごい「山川醸造」さん。

こちらのめんつゆは、濃厚すぎて、めんつゆなのかだし醤油なのか、よくわからない大人気のめんつゆ「漆黒」が人気!

濃厚な理由は、うま味たっぷりのたまりしょうゆがベースだからです。

たまりしょうゆ(国内製造)、風味調味液(食塩、醸造調味料、そうだかつお節、かつおエキス、たん白加水分解物、煮干エキス、乾椎茸)、砂糖、みりん/調味料(アミノ酸等)、着色料(カラメル)、ビタミンB1(一部に大豆・小麦・さばを含む)

長谷川ろみ
もう味が違いすぎて、薄口醤油の代用にはなりません…笑

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薄口醤油とは?

薄口醤油の代用品なら、濃口醤油1択であることがわかりました。

薄口醤油と濃口醤油の違いを詳しく確認するために、薄口醤油の特徴をおさらいします。

特徴① 色が薄い
特徴② 塩分濃度は高い
特徴③ 香りが弱い

一つずつ見ていきましょう。

特徴① 色が薄い

薄口醤油は、濃口醤油よりも色が薄い醤油です。

長谷川ろみ
この色の薄さが料理を邪魔しないというメリットがあります。

特徴② 塩分濃度は高い

薄口醤油は、濃口醤油よりも塩分濃度が高い醤油です。

長谷川ろみ
意外ですよね…色が薄いと薄味なのかと思っちゃう。

特徴③ 香りが弱い

薄口醤油は、濃口醤油よりも香りが弱い醤油です。

食材の邪魔をしないことが薄口醤油のテーマなので、香りが立つうまみ成分はなるべく作られないように発酵させます。

薄口醤油と濃口醤油の違い

薄口醤油と濃口醤油の違いをまとめると以下のとおり。

濃口醤油薄口醤油
原材料大豆・小麦・塩大豆・麦・塩・米
生産量国内生産の8割国内生産の1割強
熟成期間長い短い
濃い薄い
塩分濃度低い(16%)高い(18%)
香り強い弱い
使い方生のまま寿司や刺身、豆腐につけたり、豚角煮・ブリ大根などの煮物やすき焼き、芳醇な香りが楽しめる料理おでん、だし巻き卵、茶碗蒸しやお吸い物、うどんなどだしを邪魔しないあっさりした料理

薄口醤油と濃口醤油、買い置きするならどっち?

醤油は発酵調味料なので、そんなに簡単には腐敗しませんし、どちらもあれば便利です。

しかし、あまり料理をしない方が両方を買い置きする必要性があるかは微妙なところ。

もしどちらかでよいならば、やはり濃口醤油の買い置きがおすすめです。

長谷川ろみ
濃口醤油があれば、薄口醤油の代用は全く難しくないのがその理由です。薄口醤油は香りが少ないので、お刺身やお豆腐など生のまま使う時にちょっと味気ないんですよね…。

もし1本しか買えない!!という方がいたら、濃口醤油で薄口醤油も代用するのがいちばんコスパが良いと思います。

醤油蔵の醤油はとても個性的で、醤油ひとつでもかなり迷うと思います。

ぜひお気に入りの濃口醤油を探してみてください。

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まとめ:ヤバッ!薄口醤油がない!代用品は濃口醤油?それとも白だし?

結論から言うと、薄口醤油は濃口醤油で代用できます。

白だしやめんつゆは代用できなくはないですが、高度なテクニック、もしくは慣れが必要なのであまりおすすめではありません。

濃口醤油で代用する場合の具体的な方法は以下のとおり。

薄口醤油小さじ1=濃口醤油小さじ0.5+塩0.5グラム(少々)
薄口醤油大さじ1=濃口醤油大さじ0.5+塩1.5グラム(小さじ1/4)

塩0.5グラムは、小さじを使うと多すぎてしまうので、親指と人差し指でひとつまみ分程度で十分です。

参考にしてみてね。

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長谷川ろみ

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参考文献

(※1)しょうゆの日本農林規格
https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/pdf/kikaku_syoyu_151203.pdf

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