【この記事で解決できるお悩み】
・キムチは発酵していない偽物があるってほんと?
・偽物のキムチと本物のキムチって、どうやって見分けたらいいの?



この記事では、こんなお悩みを解決します!
韓国生まれの発酵食品の代表格と言えば、キムチ。
何を隠そう、私が腸活に目覚めるきっかけになった「ダイエットしていないのに突然12㎏痩せた事件」に遭遇した最初のキッカケは、たまたまカナダで出会った発酵キムチです。(詳しくはプロフィールを見てね)
しかしこの話をすると、



ええええ。じゃあキムチを食べればいいのね!今すぐスーパーでキムチを買ってこなきゃ!!



いや、ちょっと待った!笑 キムチならなんでもいいっていうわけじゃないの。市販されているキムチには「発酵しているキムチ」と「発酵していないキムチ」があるんです。
どうせキムチを買うのであれば、乳酸菌発酵をしている「発酵キムチ」を買って、腸内環境を整えるサポートをしてくれたほうがうれしいですよね。
そこで今回は、発酵しているキムチ(本物)と非発酵のキムチ(偽物)の違いを徹底解説!
わたしの経験も踏まえながら、日本のスーパーやコンピニで使える見分け方を伝授します。
この記事を書いた人:
腸活研究家 長谷川ろみ
発酵食品にハマり、ダイエットなしで12㎏減。痩せたことをきっかけに腸を愛でる生活に目覚める。重度の便秘から解放され、腸活研究家として活動開始。今では発酵ライフ推進協会通信校校長を務め、昔の自分と同じ悩みを持つ方に向けて腸や菌のおもしろさを発信中。詳しくはこちら
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結論!キムチには偽物(=キムチ風漬物)があるのはホント!
「偽物」というと少し語弊がありますが、キムチには「発酵キムチ」と「非発酵キムチ」の2種類があるのは事実です。
=乳酸菌発酵しているキムチ
=発酵食品である
=乳酸菌発酵していないキムチ
=キムチ風漬物と呼ばれることもある
=発酵食品ではない
発酵キムチは、主に乳酸菌発酵しているキムチで、韓国で伝統的に食べられている発酵食品のこと。
非発酵キムチは、そもそも乳酸菌発酵をしていないので、発酵食品ではありません。



日本のスーパーやコンビニで販売されているキムチの多くは非発酵キムチ(偽物)ですが、もちろん発酵キムチ(本物)も存在します。
非発酵キムチ(偽物)が存在する理由






非発酵キムチ(偽物)は、ちょっとわかりにくいのは確かですが、発酵していないおいしい漬物です。
「パッケージに乳酸発酵しています」なんて書かれていませんし、嘘はないわけです。
ではなぜ、非発酵キムチ(偽物)が作られたのか?
それは、発酵キムチの品質を保ちながら市場に流通させることは、簡単ではないからです。
発酵キムチは、パッケージに詰めて、商品が完成して、市場に流通して、スーパーに並べられている間も、ずっと乳酸発酵をし続けます。
乳酸発酵をし続けた発酵キムチは、発酵が進むにつれ、乳酸が作られます。この乳酸は酸味となり、キムチはどんどん酸っぱくなっていきます。
韓国人はすっぱいキムチに慣れているので(むしろ酸っぱいキムチが大好きな人も多い)、酸っぱい古漬けキムチをおいしく食べますが、慣れていない日本人が食べれば「腐っている」と感じかねません。



一方、未発酵のキムチ風漬物であれば、発酵していないので味が変わっていくことはありません。
調味液に白菜を漬けておくだけで作ることができるので、工場で大量生産が可能なため低コストで作ることができます。
流通中に発酵しすぎて容器が爆発したり、酸っぱくなりすぎて苦情が来ることもありません。
このような理由から、キムチの専門業者であり、ある程度の製造技術を持った企業でないと発酵キムチを生産販売することができず、いろんなお惣菜を提供する会社が作るキムチはキムチ風漬物になりやすいのです。





本物の発酵キムチと偽物のキムチ風漬物の見分け方
本物の発酵キムチと偽物のキムチ風漬物を見分けるポイントは3つあります。
見分け方➁ 味の違い
見分け方➂ キムチくんマークの有無
一つずつ見ていきましょう。
見分け方➀ 原材料の違い
本物のキムチのポイントは、白菜を漬ける「ヤンニョム」という唐辛子味噌のタレにあります。



韓国ではヤンニョムを各家庭で手づくりするのがあたりまえです。
そのため、家庭ごとに味は違います。



本物の発酵キムチは、お値段が高くてびっくりすることもあるけど、これだけいろんなものを入れていたら高くてもあたりまえだと納得してしまったほどでした。
この複雑な液体「ヤンニョム」を白菜などの野菜にまんべんなく塗って、密閉容器に入れて、発酵させます。
発酵の主役はあらかじめ白菜についていた乳酸菌です。



一方、偽物のキムチ風漬物は、唐辛子や砂糖や塩、うま味調味料などが入った調味液に漬け込むだけです。
発酵させるわけではないので、漬け込む時間も1日以内の場合が多いのだとか。
発酵キムチ独特のうま味やコク、酸味を出すために、酸味料や糖類を入れたり、色がキレイに赤くなるように色素を入れることもあります。
まだ、本物の発酵キムチは発酵しているので乳酸菌の乳酸バリアに守られて腐敗しにくくなりますが、偽物のキムチ風漬物には乳酸バリアは張られていないので、腐敗しやすくなります。
そのため、一般家庭に安全なまま届けるためには、保存料などを添加する必要があります。



このような作り方の違いから、原材料も大きく異なります。
唐辛子
塩
砂糖
魚醤
にんにく
生姜
昆布
アミの塩辛
甘味料(ステビア、スクラロースなど)・水あめ
異性化液糖(ぶどう糖果糖液糖など)
増粘多糖類
アミノ酸(たんぱく加水分解物など)
酸化防止剤(ビタミンCなど)
酸味料・酢
ラー油
キムチのタレ
香料
PH調整剤
着色料(クチナシ色素、パプリカ色素など)
保存料(ソルビン酸Kなど)
乳酸発酵しているキムチと乳酸発酵していないキムチを見分けたい場合は、まず裏の原材料名をチェックしましょう。
本物の味に近づけ、安全に流通させるために、さまざまな調味料や添加物を加えているキムチは発酵していないキムチ風漬物(偽物)の可能性が高いです。
見分け方➁ 味の違い
試食できるなら、本物のキムチか偽物のキムチかはすぐにわかります。
口に入れた時に酸味と炭酸のようなシュワシュワな舌ざわりを感じるからです。
・甘味と酸味の両方を感じる(甘酸っぱい)
・辛味が後からくる感じ?
・炭酸のようなシュワシュワを感じる
・甘味が強い(酸っぱくない)
・甘辛い



ちょいひさの、本物のキムチ!!!
狂喜乱舞しましたよ!!!
人生で初めてキムチと出逢った時の感動に近い一品😳✨💖
シュワシュワしてるの💖 pic.twitter.com/lra8zDXsvD— ちょこぼ (@bombonbox) June 4, 2022
そのキムチ本物?
キムチ
手作りしてみて気づいた❗
発酵してるから炭酸飲料みたいにシュワ~え?
調べたら
やはり
日本で販売中は
発酵していないキムチも
多いそう(´・ ・`)💦↓キムチくんマークがあると発酵キムチ✨
(韓国産の熟成発酵キムチのみに許可されてるマーク)#キムチ#韓国#手作り pic.twitter.com/XMVHQkJKVJ
— るるるぷ (@Water77134004) November 10, 2020



あずみんに
「キムチ君がいるやつがいいんだよ☺️」
って聞いて、よく買う安いやつにはどれもキムチ君いなかったから、
キムチ君がいるやつ買った!味は、よく食べるキムチとは全然違って
酸味が強いからか苦手な味だった😭けど本物のキムチって感じする! pic.twitter.com/smHCBAEpqp
— りーたん (@rita_6music) June 30, 2022





見分け方➂ キムチくんマークの有無






通称、きむちくんマーク、本当の名前を「アルンちゃん」と呼ばれるこのマーク、見たことありませんか?
腸活キムチを選ぶいちばん簡単な方法は、この「アルンちゃん」マーク付きを選ぶこと☺️なぜなら…
1:韓国産の高品質な原材料
2:保存料なしで発酵中発酵していない「キムチ風の味付き野菜🥬」より腸内細菌のエサが多めです。考えるのが面倒な時はアルンちゃんに頼るのもありだよ~👍 pic.twitter.com/1Kr0KMxGu0
— 長谷川ろみ|腸活研究家 (@hasegawaromi) February 25, 2021
伝統的な方法で作った本格的なキムチには韓国政府が証明するマーク「アルンちゃん」がつけられています。



細かい原材料を見る余裕はないけど、ざっくり乳酸発酵しているキムチが選びたい!ということであれば、スーパーやコンビニでこのキムチくんマーク(アルンちゃんマーク)を探してみましょう。
国産キムチ=非発酵キムチではない
発酵キムチは、前提知識があればかんたんに見分けることができます。
しかし、注意したいのは、キムチくんマーク(アルンちゃんマーク)がついていない国産キムチが、必ずしも非発酵キムチではないということ。
もちろん、国産キムチの多くが、非発酵キムチであることは事実なので、国産キムチから発酵しているものを探すのはかなり難しいですが、「キムチくんマーク(アルンちゃんマーク)がついていない=偽物のキムチ風漬物である」というわけではないのでご注意ください。
国産キムチの場合は、以下のような内容のことが書かれているキムチは本物の可能性が高いです。
・時間がたつと味が変わる
・時間がたつと酸味が強くなる
参考にしてください。
スーパーで買えるキムチくんマーク付きキムチ一覧
ここからはずぼらさんでも間違えない、スーパーで買えるキムチくんマーク付きキムチを一覧でご紹介します。
スーパーやコンビニに行ったら、まずボトル入りのキムチコーナーをめがけて歩きましょう。
通常の発酵しているキムチは、そのほとんどがボトル入りです。
なぜなら、今も発酵し続けているため、袋やパウチタイプのキムチだと爆発してしまう可能性があるから。
→発酵キムチのほとんどはボトル入り
→発酵しているので、ビニール袋だとパンパンに膨れ上がってしまうため





ボトル入りのキムチコーナーについたら、あとはキムチくんマーク(アルンちゃんマーク)を探すのみ!
またキムチくんマーク(アルンちゃんマーク)の横には、食べごろや酸っぱさの目安の表記があるものが多いので、その点も意識すると探しやすくなると思います。
→味が変わっていくのが普通なので、消費者がびっくりしないように記載しているのだと思われる
ここでは、2つの発酵キムチをご紹介しましょう。
発酵キムチ例➁ 宗家(チョンカ)キムチ(大象)
発酵キムチ例➀ 牛角韓国直送キムチ(フードレーベル)
人気焼肉店「牛角」監修の「牛角韓国直送キムチ(フードレーベル)」は、キムチくんマーク(アルンちゃんマーク)付きのキムチです。
「酸っぱさの目安」も以下のように書かれていて、わかりやすいのが特徴です。
賞味期限より25日前:弱
賞味期限より20日前:中
賞味期限より10日前:強



きゃー💦調べられましたか?では、私の記憶よりGoogle先生の方が正しいと思います🙇♂️💦
今日、アルンちゃんマーク見つけました👀早速買いました❤️牛角キムチは辛くなくて食べやすいですね🍴 pic.twitter.com/Jpslv8s9GD— pomu (@pomuha115) March 7, 2021
牛角韓国直送キムチ(フードレーベル) | |
---|---|
キムチくんマーク(アルンちゃんマーク) | 有 |
エネルギー(kcal/100g) | 82 |
タンパク質(g/100g) | 2.3 |
脂質(g/100g) | 0.5 |
炭水化物(g/100g) | 17.1 |
食塩相当量(g/100g) | 2.4 |
原材料名 | 白菜、漬け原材料(大根、赤唐辛子粉、玉ねぎ、食塩、にんじん、長ねぎ、砂糖、にんにく、えび塩辛、しょうが、牡蠣ソース、ごま)/ソルビトール、調味料(アミノ酸等)、pH調整剤、ビタミンB₁、ユッカ抽出物、キトサン、(一部にえび・かに・小麦・大豆・ごまを含む) |
発酵キムチ例➁ 宗家(チョンカ)キムチ(大象)
「宗家(チョンカ)キムチ(大象)」は、キムチくんマーク(アルンちゃんマーク)付きのキムチです。
ここ2ヶ月くらい美容のためにキムチを毎日食べるようにしてたらなんかすごい肌の調子がいい……!今まで気にしてなかったけど、スーパーで売ってるキムチでちゃんと発酵させてるやつって少ないんだな…。キムチくんマークは必須🥰
今は宗家キムチを主に食べてる!めっちゃ美味しい! pic.twitter.com/VTNo0lkoL7— りりるん🍓歯列矯正中 (@rrrn_beauty) April 25, 2021
牛角韓国直送キムチに比べると、少し塩味が強く甘味が弱いさっぱり派のキムチです。
食べ頃目安も書かれているので、わかりやすいのも特徴のひとつ。
賞味期限より40日前頃:浅漬け(冷ややっこやキムチ納豆など生のまま食べる料理におすすめ)
賞味期限より20日前頃:食べ頃(焼きそば、焼うどん、豚キムチなどの軽く火を通す炒め物におすすめ)
賞味期限より10日前頃:熟成(チゲ鍋やチャーハンなどのじっくり火を通す料理におすすめ)
宗家(チョンカ)キムチ(大象) | |
---|---|
キムチくんマーク(アルンちゃんマーク) | 有 |
エネルギー(kcal/100g) | 62 |
タンパク質(g/100g) | 3.4 |
脂質(g/100g) | 1.2 |
炭水化物(g/100g) | 9.4 |
食塩相当量(g/100g) | 3.3 |
原材料名 | はくさい、だいこん、漬け原材料(米粉、食塩、とうがらし、果糖、にんにく、にら、かつおぶしエキス、いわしの塩辛、昆布エキス、ねぎ、オキアミの塩辛)、調味料(アミノ酸等)、ソルビトール |
まとめ:そのキムチは偽物!一目でわかる発酵キムチの見分け方
「偽物」というと少し語弊がありますが、キムチには「発酵キムチ」と「非発酵キムチ」の2種類があるのは事実です。
発酵キムチ(本物)
=乳酸菌発酵しているキムチ
=発酵食品である
非発酵キムチ(偽物)
=乳酸菌発酵していないキムチ
=キムチ風漬物と呼ばれることもある
=発酵食品ではない
本物の発酵キムチと偽物のキムチ風漬物を見分けるポイントは3つあります。
見分け方➀ 原材料の違い
見分け方➁ 味の違い
見分け方➂ キムチくんマークの有無
このうちいちばんかんたんな、誰でもできる見分け方は、キムチくんマークの有無を判断すること。
スーパーやコンビニに行ったら、まずボトル入りのキムチコーナーをめがけて歩きましょう。
通常の発酵しているキムチは、そのほとんどがボトル入りです。
なぜなら、今も発酵し続けているため、袋やパウチタイプのキムチだと爆発してしまう可能性があるから。
ボトル入りである
→発酵キムチのほとんどはボトル入り
→発酵しているので、ビニール袋だとパンパンに膨れ上がってしまうため
ボトル入りのキムチコーナーについたら、あとはキムチくんマークを探すだけです。
キムチくんマークがついた人気のキムチ例を挙げると、こちらの2つ。
発酵キムチ例➀ 牛角韓国直送キムチ(フードレーベル)
発酵キムチ例➁ 宗家(チョンカ)キムチ(大象)
参考にしてみてくださいね。
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