ヤクルトは癌のエサはウソ!むしろ乳酸菌シロタ株が癌に効くと言われる理由3選

困った人
ネットでは「ヤクルトは癌のエサ」と言われたり、むしろ「癌に効く」って言われたり…どっちがホント?!

今回は、こんな疑問にお答えします。

本記事の結論
・ヤクルトに含まれる「乳酸菌シロタ株」は大腸がん予防効果が認められている
・ヤクルトに含まれる「乳酸菌シロタ株」は乳がん予防効果が認められている
・「乳酸菌シロタ株」をはじめとするプロバイオティクスは、がん手術後のトラブルを減らす可能性がある

1935年の発売開始以来、多くの方に愛されてきた乳酸菌飲料「ヤクルト」。

80年の歴史の中で、ヤクルト製品にに使われている乳酸菌やビフィズス菌について多くの研究が行われてきました。

困った人
ネット上で検索すると、「ヤクルトは癌のエサ」という言葉が出てくるけど、これどういう意味?!
長谷川ろみ
うーん…明確な根拠はなさそう…癌との関係については、むしろヤクルトに使われている「乳酸菌シロタ株」に大腸がんや乳がんの予防効果があるのでは!と期待されて研究がすすめられているの。

そこで今回は、ヤクルトに含まれる「乳酸菌シロタ株」と癌との関係を大解説!大腸がんや乳がんの予防効果があるとされる根拠について、ご紹介してみましょう。

長谷川ろみ
この記事を書いた人:腸活研究家 長谷川ろみ詳しくはこちら

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結論!ヤクルトは癌のエサはウソ!むしろ癌に効く研究が進行中

「ヤクルトは癌のエサ」説については、特に根拠となりそうなエビデンスは見つけられませんでした。

その代わりに気になったのが、ヤクルトと癌予防との関係です。

ヤクルトの創始者である代田稔博士は、腸内微生物研究を中心とした生命科学の研究に取り組まれる中で、乳酸菌やビフィズス菌が持つ病気にかかりにくくする力に注目。

長谷川ろみ
ここで特に研究がすすめられたのが、腸内の悪玉菌の力を弱める「乳酸菌シロタ株」ですね。ヤクルトに使われている乳酸菌です。
乳酸菌シロタ株
=学術名:ラクトバチルス カゼイ シロタ株
=乳酸菌飲料「ヤクルト」に使われている菌
長谷川ろみ
ヤクルトでは、乳酸菌シロタ株に注目されているけど、他社でもそれぞれ腸内環境のバランスを整えてくれる菌に注目して研究がすすめられています。

腸内環境のバランスを整えてくれる菌たち(=)と一緒に生きていくこと(=共生)が、ヒトの病気予防の観点から重要視されはじめているのです。

(療法)とは?

プロバイオティクスとは、1989年にイギリスの微生物学者Fullerによってつくられた言葉です。


=腸内フローラ(腸内細菌叢)のバランスを改善することにより人に有益な作用をもたらす生きた微生物
、ビフィズス菌など
プレバイオティクス
=プロバイオティクスのエサになり、働きを助ける物質のこと
=オリゴ糖、食物繊維など
長谷川ろみ
つまり、腸内環境を整えてくれる微生物…乳酸菌とかビフィズス菌のことです。ヤクルトでいうと乳酸菌シロタ株もプロバイオティクスです。

最近では、プロバイオティクスとプレバイオティクスの両方を同時に摂取すること、もしくはその食品・サプリメントなどを「シンバイオティクス」と呼んでいて、その病気予防効果や老化予防効果が注目されています。

シンバイオティクスの効果

最近では、プロバイオティクスとプレバイオティクスの両方を同時に摂取すること、もしくはその食品・サプリメントなどを「シンバイオティクス」と呼んでいます。

その病気予防効果や老化予防効果が注目されています。

➀がんになりにくくなる
➁抗がん薬・治療の副作用が弱くなる
➂がんの免疫療法薬の効果が高まる
➃感染症の予防効果が高まる
➄老化予防効果が高まる

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ヤクルトが癌に効くと言われる理由

ヤクルトが癌に効くと言われる理由は、ヤクルトに含まれる乳酸菌シロタ株が、癌になりにくくしたり、抗がん薬・治療の副作用を弱くすることがわかってきたためです。

理由➀ 乳酸菌シロタ株の大腸がん予防効果
理由➁ 乳酸菌シロタ株の乳がん予防効果
理由➂ 乳酸菌シロタ株の食道がん感染症予防効果

一つずつ見ていきましょう。

理由➀ 乳酸菌シロタ株の大腸がん予防効果

乳酸菌シロタ株には、大腸がん予防効果が認められたという研究結果(※1)があります。

大腸がんのリスクが高い398人の患者さんを4つのグループに分け、長期的に臨床試験を行いました。

A:食事指導+小麦ふすまビスケット(3.1g含有)
B:食事指導+乳酸菌シロタ株
C:食事指導+小麦ふすまビスケット+乳酸菌シロタ株
D:食事指導のみ

そこで分かったことは、以下のとおりです。


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➀小麦ふすま投与グループ(A・Cグループ)の腺腫発生率が、非投与グループ(B・Dグループ)に比べ1.3倍高くなった
➁乳酸菌シロタ株投与グループ(B・Cグループ)の腺腫発生率が非投与グループ(A・Dグループ)に比べて若干少なくなった
➂乳酸菌シロタ株投与グループの腺腫異型度(軽度、中等、高度)の進行は抑えられ、2年目で0.80(20%のリスク低減)、4年目では0.65(35%のリスク低減)が確認できた
乳酸菌シロタ株の異形進行抑制効果
長谷川ろみ
この結果を見ると腺腫発生率はそんなに変わらないものの、乳酸菌シロタ株はがんになるリスクが高い「高度異形」になるスピードを遅らせることがわかりました。

理由➁ 乳酸菌シロタ株の乳がん予防効果

乳酸菌シロタ株には、乳がん予防効果が認められたという研究結果(※1)があります。

乳がん患者とそうでない人の過去の生活習慣を調査し、大豆イソフラボンと乳酸菌シロタ株が乳がんの発症にどのくらい関係しているか調べたものです。

そこで分かったことは、以下のとおりです。

➀大豆イソフラボンの摂取頻度が多ければ多いほど、発症リスクは低下する
➁乳酸菌シロタ株の摂取頻度が多い人(週4回以上)と少ない人(週4回未満)の発症リスクを比較すると、摂取頻度が多い人1に対し、少ない人は0.65である
➂大豆イソフラボンも乳酸菌シロタ株も摂取が多い人(週4回以上)と少ない人(週4回未満)の発症リスクを比較すると、摂取頻度が多い人1に対し、少ない人は0.35である

乳酸菌シロタ株と大豆摂取頻度と乳がん発症リスク

長谷川ろみ
大豆イソフラボンと乳酸菌シロタ株の両方を多く採ると、なんと乳がんの発症リスクが約3.5割に!これは採りたくなっちゃう…

理由➂ 乳酸菌シロタ株の食道がん感染症予防効果

乳酸菌シロタ株には、食道がん感染症予防効果が認められたという研究結果(※2)があります。

食道がんの手術を行うと、その後にバクテリアルトランスロケーション(BT)と呼ばれる腸内細菌の異常が起こりやすくなることが知られています。

バクテリアルトランスロケーション(BT)
=腸内に生息する生菌が腸管上皮を通過して腸管以外の臓器に移動すること
原因➀ 抗生物質投与などによって腸内細菌のバランスが崩れた場合
原因➁ 粘膜上皮細胞や粘液層が損傷した場合
原因➂ 粘液層の減少、粘膜上皮の虚血による損傷、放射線照射による粘膜上皮細胞のターンオーバー異常などが起こった場合
原因➃ 、癌、熱傷、外傷などの全身性の消耗性疾患の場合

しかし、この研究では乳酸菌+ビフィズス菌+オリゴ糖を摂取しただけで、通常約36%の人に起こる重度の胃腸障害が約5%にしか起こらなかったことがわかりました。

➀乳酸菌ラクチカゼイバチルスパラカゼイシロタ株を400億個含む発酵乳飲料1本(80ml)
➁ビフィズス菌ビフィドバクテリウム ブレーベ ヤクルト株を100億個含む発酵乳飲料 1 本(100ml)
➂ガラクトオリゴ糖液糖15g
シンバイオティクス摂取による重度の胃腸障害の割合
長谷川ろみ
これぞシンバイオティクスですね!普段から食べておきたくなりました…!

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まとめ~ヤクルトは癌のエサはウソ!むしろ癌に効くと言われる理由3選~

「ヤクルトは癌のエサ」説については、特に根拠となりそうなエビデンスは見つけられませんでした。

その代わりに気になったのが、ヤクルトと癌予防との関係です。

ヤクルトに含まれる乳酸菌シロタ株はもちろん、乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクスと腸内細菌のエサであるオリゴ糖や食物繊維などのプレバイオティクスを両方同時に摂取することによる、病気予防効果や老化予防効果が注目されています。

➀がんになりにくくなる
➁抗がん薬・治療の副作用が弱くなる
➂がんの免疫療法薬の効果が高まる
➃感染症の予防効果が高まる
➄老化予防効果が高まる

また、ヤクルトに限って研究データを探してみると、ヤクルトが癌に効くと言われる理由もわかりました。

ヤクルトに含まれる乳酸菌シロタ株が、癌になりにくくしたり、抗がん薬・治療の副作用を弱くするというエビデンスは多く存在します。

エビデンス➀ 乳酸菌シロタ株の大腸がん予防効果
エビデンス➁ 乳酸菌シロタ株の乳がん予防効果
エビデンス➂ 乳酸菌シロタ株の食道がん感染症予防効果

腸内環境を整えておくことは、病気予防や老化予防の観点から、今後ますます大事になることが予想されます。

乳酸菌などのプロバイオティクスはもちろん、発酵食品などのプレバイオティクスも意識してとりたいですね。

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参考文献~ヤクルトは癌のエサはウソ!むしろ癌に効くと言われる理由3選~

(※1)「がん」や「感染症」の予防とプロバイオティクス(株式会社ヤクルト本社 中央研究所)
https://www.nyusankin.or.jp/wp/wp-content/uploads/2019/12/Nyusankin_483_a.pdf
(※2)日本経済新聞「ヤクルトと名大、術前化学療法を受ける食道癌患者におけるシンバイオティクス摂取の有効性を確認」
https://release.nikkei.co.jp/attach/624324/01_202112211345.pdf
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