【この記事で解決できるお悩み】
・世界一臭いチーズ、エピキュアーチーズってどんな味?
・amazon・通販で購入できる?



この記事では、こんなお悩みを解決します!
ニュージーランド生まれの世界一臭いチーズ、エピキュアーチーズ。
チーズの中では世界一、そしてすべての食べ物の中でも世界第三位の臭さを誇る人気の発酵食品です。
でも、世界中で臭い食べ物だと認識されているにも関わらず、簡単には手に入れることができず、その正体は幻のまま…。
そこで今回は、「エピキュアーチーズ」を大解説!
「エピキュアーチーズ」のどんなチーズなのか味や作り方を整理しながら、日本にいる私たちでもamazon・通販で購入できるのか整理してみました。
この記事を書いた人:
腸活研究家 長谷川ろみ
発酵食品にハマり、ダイエットなしで12㎏減。痩せたことをきっかけに腸を愛でる生活に目覚める。重度の便秘から解放され、腸活研究家として活動開始。今では発酵ライフ推進協会通信校校長を務め、昔の自分と同じ悩みを持つ方に向けて腸や菌のおもしろさを発信中。詳しくはこちら
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エピキュアーチーズとは?


「エピキュアーチーズ」は、世界で3番目に臭いと言われる食べ物です。
発酵食品であるチーズは、発酵の過程でクセの強い刺激的な香りがすることも多く、一般的に「臭い食べ物」と考えられがちですが、その中でも「エピキュアーチーズ」はチーズとしては1番臭いと言われています。



他にもフランスで作られるウォッシュタイプの「エポワス」とか、イタリア産のうじ虫が入っているチーズ「カース・マルツゥ」とかは衝撃的!でもそんな衝撃的なチーズよりも、臭さではもっと上を行くのが、今回のテーマの「エピキュアーチーズ」なんです。
エピキュアーチーズとは、どんな特徴があるチーズなのでしょうか?
特徴➀ 世界の臭い食べもの3位!
特徴➁ 約3年間の長期間熟成
特徴➂ 原料は牛乳!乳酸菌を使った缶詰チーズ
一つずつ特徴を見ていきましょう。
特徴➀ 世界の臭い食べもの3位!
エピキュアーチーズの最大の特徴は、「世界のくさくておいしい食べ物」の3位にランキングされるほど「臭い」ということ。
このランキングの順位は、アラバスターという臭さを測る機械で数値化した「Au」という臭さの単位が高い順に並べられています。
【世界のくさくておいしい食べ物ランキング】
1位:シュール・ストレンミング(にしんの塩漬け 8070Au)
2位:ホンオフェ(発酵させたガンギエイの切り身 6230Au)
3位:エピキュアーチーズ (熟成されたハードチーズ 1870Au)
4位:キビヤック(アザラシのお腹に海鳥をいれた漬物 1370Au)
5位:くさや(焼きたての魚の干物 1267Au)



「Au」がどのくらい臭いのかはよくわからないけど、少なくともくさやの1267Auよりはかなり臭いと思ってよさそう…。ちなみに納豆は452Au程度だと言われています


特徴➁ 約3年間の長期間熟成
エピキュアーチーズの特徴の2つ目は、長期間熟成させたチーズであるということです。
チーズは大きく分けると「非熟成」と「熟成」の2つのタイプがあります。
非熟成
=熟成させないチーズの総称
=水分が多くて柔らかく、軽い酸味がある
=モッツァレラチーズ、カッテージチーズなど
熟成
=熟成させたチーズの総称
=柔らかいものから硬いものまでさまざま。コクや深みのあるうま味がある
=白カビタイプ、青カビタイプ、ウォッシュタイプ、ハードタイプなど
エピキュアーチーズは熟成チーズの中でも熟成期間が長く、長期保存が可能なハードタイプのチーズで、深い旨味とコクが特徴です。
旨味とコクだけなのであればいいのですが、エピキュアーチーズの最大の特徴であるクセのある臭いに耐えられないと、美味しいとは感じることができないかもしれません。
特徴➂ 原料は牛乳!乳酸菌を使った缶詰チーズ
エピキュアーチーズの特徴の3つ目は、牛乳と乳酸菌を使った缶詰で作るチーズであるということです。
エピキュアーチーズは、ニュージーランド生まれ。もともとの伝統的な作り方は、牛乳を原料に作ったチーズを缶詰に入れ、缶の中で3年寝かせていました。
缶の中では乳酸菌が発酵を繰り返し、炭酸ガスや硫化水素を発生させるので缶がパンパンに膨張し、異臭を放つと恐れられていました。



怖くて部屋の中では開けられないですよね…誰もいない自然の中まで持っていって開けないと。笑
エピキュアーチーズはamazon・通販で購入できる?


世界一臭いチーズとして名高いエピキュアーチーズ、死ぬまでに1度は食べてみたいと思った方も多いでしょう。
エピキュアーチーズは、日本からamazonやその他の通販で購入できるのでしょうか?
日本からamazon・通販で購入するのは難しい
しかし、日本のamazon・通販で購入するのは至難の業です。わたしも何度もamazonで検索したことがありますが、見つけたことはありません。



もしエピキュアーチーズをみつけたら、かなりラッキーです!買っちゃえ、買っちゃえ。
エピキュアーチーズはニュージーランド・オーストラリアで購入できる?
日本ではなかなか手に入らないエピキュアーチーズですが、ニュージーランドやオーストラリアなどの豪州では手に入れることも可能です。
ニュージーランド・オーストラリアで販売されているエピキュアーチーズには、大きく分けると以下の2種類のタイプがあります。
➀缶詰タイプ=従来のエピキュアーチーズ。臭い
➁パックタイプ=最近のエピキュアーチーズ。それほど臭くない



世界一臭いチーズとして有名な昔ながらのエピキュアーチーズは、缶詰タイプです。最近はあまり臭くないパックタイプのものが主流とのこと。日本の納豆もにおいを抑えた「におわなっとう」がありますが、同じような感じかもしれません?臭すぎるとあまり買ってもらえないのかな。
エピキュアチーズ➀ 缶詰めタイプは販売終了
なんと従来のエピキュアチーズ(缶詰めタイプ)は、すでに一般流通はストップしているとのこと。
よって、手に入れるのは日本にいるときと同様、かなり難しいようです。
実際にニュージーランドとオーストラリアで調査されている方もいらっしゃいました。無念…。
エピキュアチーズ➁ パックタイプはスーパー等で購入可能
パックタイプであれば、オーストラリアやニュージーランドで展開しているスーパー「Woolworths(ウールワース)」で購入可能とのこと。



パックタイプだとあまりにおわないんだろうなぁ…食べてみたいけど、感動はなさそうでちょっと残念…。
番外編:世界で一番臭い食べ物ランキング上位を紹介!


エピキュアチーズの他にも世界にはいろんな臭くておいしい(?)食べものがあります。
ランキング上位に入っている世界の食べ物もチェックしてみましょう。
臭い1位:シュールストレミング(スウェーデン)
シュールストレミングは、スウェーデンで食べられている塩漬けにした「ニシン」の缶詰のことです。
スウェーデン語で「シュール(sur)」は「すっぱい」を指し、「ストレンミング (strömming)」は「バルト海産のニシン」を意味しています。
さすが1位だけあって、シュールストレミングの缶を開けただけで失神する人が出ることも多く、普通の家庭では缶をあけるのは難しいとまで言われています。(屋外の環境必須)
また、気圧低下によってシュールストレミングの缶が破裂することを懸念して、飛行機の機内持ち込みも多くの大手航空会社では禁止されています。



飛行機でダメだとなかなか出会えないですよね~。でもシュールストレミングの輸入を行っている貿易会社さんは危険物扱いで厳重な梱包をして航空輸送をしてくれているので、日本でもネット販売で購入することができます。Amazonなどでも見つけることができますよ。気になる方はぜひ!
臭い2位:ホンオフェ(韓国)
ホンオフェは、韓国で食べられている「ガンギエイ」というエイの仲間の切り身を発酵させたもののことです。
韓国語で「ホンオ」は「ガンギエイ」のことを指し、「フェ」は「お刺身」を意味しています。
韓国では高級食材で、マッコリと一緒におつまみとして食べたり、ホンオフェと豚肉、キムチを一緒に包んで食べるのも人気です。
臭い4位:キビヤック(グリーンランドなど)
キビヤックは、海鳥(ウミスズメ類)をアザラシの中に詰めこみ、地中に長期間埋めて作ったものです。
人気漫画「もやしもん」で紹介されたことから知名度がぐんと上がりましたが、なかなかグロテスクな見た目なので、実際に「食べたい」と思う人は少ないかもしれません。
まとめ:エピキュアーチーズとは?世界一臭いチーズを解説!


エピキュアーチーズの最大の特徴は、「世界のくさくておいしい食べ物」の3位にランキングされるほど「臭い」食べ物です。
このランキングの順位は、アラバスターという臭さを測る機械で数値化した「Au」という臭さの単位が高い順に並べられています。
【世界のくさくておいしい食べ物ランキング】
1位:シュール・ストレンミング(にしんの塩漬け 8070Au)
2位:ホンオフェ(発酵させたガンギエイの切り身 6230Au)
3位:エピキュアーチーズ (熟成されたハードチーズ 1870Au)
4位:キビヤック(アザラシのお腹に海鳥をいれた漬物 1370Au)
5位:くさや(焼きたての魚の干物 1267Au)
そんな恐ろしいけどおもしろいエピキュアーチーズ、購入してみたいと思った方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、日本のネットショップではなかなか見つけることができません…。
日本ではなかなか手に入れにくいエピキュアーチーズですが、ニュージーランドでは手に入れることも可能です。
ニュージーランドで販売されているエピキュアーチーズには、大きく分けると以下の2種類のタイプがあります。
➀缶詰タイプ=従来のエピキュアーチーズ。臭い
➁パックタイプ=最近のエピキュアーチーズ。それほど臭くない
近年はニュージーランドでも臭いが強烈なエピキュアーチーズの缶詰は流通しておらず、パックタイプが主流となっているため、パックタイプであれば購入可能です。
参考にしてみてね。
参考:発酵資格比較早わかりマップ





「発酵資格比較早わかりマップ」の見方・説明などの詳細は、この記事を見てね!


参考:おすすめ発酵系民間資格8選 比較一覧表

